海男、日本百名山に挑戦! Vol.2

百名山に限らず、四季毎の登山、山スキー、沢登り、子連れ登山、キャンプなど。最近は、ファミリーアウトドア。

7月末)立山-五色ヶ原【登山記録】Vol.1 天国への道

2010年07月30日 | 登山
2010年7月24日~25日 扇沢~室堂~獅子岳~五色ヶ原(泊)~平ノ小屋~黒部ダム
テーマ:日本百名山 五色ヶ原、高山植物、花、雪渓、テント泊縦走、盛夏
天候: 晴れ時々曇り 
(Written by moko)



昨年9月に初めて訪れた五色ヶ原
あまりの紅葉の美しさに感動し、お花の時期に必ずまた来よう、と
今回再びmimiさんもお誘いし行ってきました。
立山、後立山連峰の名峰に抱かれた五色ヶ原。
やっぱりここは天国でした!!



◆基本情報
 ・ルート一日目:扇沢 ~ 室堂 ~ 獅子岳 ~ 五色ヶ原キャンプ場泊
 ・ルート二日目:五色ヶ原キャンプ場 ~ 平ノ小屋 ~ 黒部ダム
 ・総距離:tbd
 ・標高差:tbd


◆1日目 詳細

金曜日の20時頃に、今回mimiさんも一緒に行けることが決定。
11時半都内の某駅に集合し、扇沢に向けて出発しました。
深夜3時過ぎに扇沢に着いた時には、無料の駐車場はほぼ一杯でした。

6時頃起床。今回はまず室堂を目指します。
支度をして、朝一番のトロリーバスに乗るべく急ぎます!
扇沢大人気です。朝から切符を買う人渋滞!





登山客と一般観光客でごった返すロビー。
朝一番のトロリーバスは7時半でした。
(もう少し早くから運行してくれるといいんですけど。。)





毎度のことですが、関電の職員の皆さんユーモアたっぷりです。
看板も、なかなか意味不明です。





トロリーバスを降りると、




黒部ダム!




良いお天気です!!




お次はケーブルカー。




その後、ロープウェー、トロリーバスを乗り継ぎ
ようやく室堂に到着。既に9時半でした!


思った通りすごい人!




玉殿の湧水を汲んで、出発します。
本当に良いお天気です。




一汗もかかず、歩き出しから高山植物の世界。
文明パワー(乗り物)すごすぎです。。





人も多いので一ノ越へは向かわず、室堂山経由五色ヶ原を目指すことにしました。
今回の目的は「お花の五色ヶ原でゆっくりまったり」だったので、
五色ヶ原を目指す以外、なーんにも決めていないゆるゆるの山旅です。





歩き始めて10分くらいで、早速、ライチョウさんの親子に遭遇!




ピーピー鳴きながらあちこち走り回る雛鳥。





かわいいです。
(邪魔してごめんなさいね。)





またしても10時の法則*。

*夏山で朝10時頃になると雲が出やすくなる状態のことを勝手にそう呼んでいます。
 




だんだん雲が上がってきました。




ガスの切れ間から、五色ヶ原方面がちらちらと見えています。
そんなに遠くなさそうです!




チングルマ、今日もお日様に向かって元気に咲いています。





クロユリも咲いてました。
なんとなく魔女のイメージを抱いてしまうのは私だけでしょうか。。




浄土山を越えて、龍王山付近まで来ると、
一ノ越から雄山の堂々たる姿が。
写真では見にくいですが、すんごくたくさんの人が
雄山を目指して登っています!





対岸の針ノ木岳を見ながら早速休憩。




だんだん晴れてきて、空もすっきり!雄山もくっきり!




龍王岳を巻いて下ります。
示し合わせたかのように、女子二人青いです。。





この辺り、秋の紅葉素晴らしかったです。
昨年の五色ヶ原レポはこちら




こちらの斜面お花が一杯でした!




シナノキンバイ!!




今回は「北アルプス自然図鑑」を持ってきていたので、
お花の名前を復習しながら歩きます!

atsuさんは初級編から、女子二人はなかなか覚えにくい
草系の花の名前を確認しながら歩きます。

=拠って全然前に進みません。。


コバイケイソウの葉っぱ、いつものことながらきれいな色です!




雪渓を一つ越えていきます。




またもう一つ越えていきます。
かなりしっかりした足場がついていました。




今度は木道です。





獅子岳へ向かって150m位登ります。
振り返ると雄山!!





ここまで来ると黒部湖もよく見えます。




こちらのチングルマ、終わりかけですが、皆「しゃん」としています。




いい景色です!




ようやく獅子岳に到着。




槍ヶ岳も、




五竜岳もしっかり見えてました。




お昼を食べてザラ峠へ向かいます。
が、お花の写真を撮りすぎで全然足が進みません。




撮ってる写真はこんな景色。
(同じような写真があるわあるわ、、、です)




トウヤクリンドウ。





針ノ木岳と黒部湖、そしてハクサンイチゲ。



斜面を駆け下りるように、お花畑が広がります。






オタカラコウもたくさん咲いてました!






ザラ峠に向けて下ります。
裏銀座の稜線も見えています。
あれが野口、あれが赤牛、なんだーかんだーと
楽しく下ります。




途中少しだけハシゴありました。




ザラ峠はガスの通り道なのでしょうか。
五色ヶ原は時折見える程度。
獅子岳からは400m近く下りました。




ザラ峠を過ぎると今度は最後の登り。
振り返ると聳え立つ獅子岳。
迫力有ります。




五色ヶ原エリアに到着!!




チングルマのピークは一週間早かったか?!
それでもなお、素晴らしいところです。



晴れたり、ガスったり。
まあそう急がずとも晴れるでしょう!



五色ヶ原の山荘に到着~。
幕営の手続きをします。

山荘のご主人曰く、今年は残雪が多かったため、
テント場周辺のチングルマは少し遅れているようです。




でも小屋周りは今が見頃!
(山荘とキャンプ場は歩いて10分ほどの距離です)




テント場が見えてきました。
いーところです!




テント場到着っっ。




久々に4人用テント登場。広くて良いです!




夕飯は、焼き鳥と




釜揚げうどんと




ホイル焼き。
お腹いっぱい食べました!




夕食後、残念ながら本日18時の法則*はならず、
夕陽はお預けでした。

*夏山で18時頃になるとガスが落ちることをまた勝手にこのように呼んでいます。

ぱらぱら雨が降ってきたので、ちょっと休憩と言ってテントに入ると
3人とも本格的に寝てしまいました。。。





さて、翌朝。


日の出とともに、チングルマさんたちもお目覚め。




テント場と獅子岳、龍王岳。





素晴らしいお花畑が続きます!





続く。


◆過去の立山・

・2009年9月27ー28日 五色ヶ原(ごしきがはら、2,500m)立山・雄山・大汝山


2009年8月6日 立山(雄山) (たてやま・おやま、3,003m)


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海の日三連休)百花繚乱の白馬岳-雪倉岳-朝日岳縦走【登山記録】Vol.2 白馬岳~朝日岳

2010年07月23日 | 登山
2010年7月17日~19日 蓮華温泉~白馬岳~雪倉岳~朝日岳~蓮華温泉周遊
テーマ:日本百名山 白馬~朝日縦走登山、高山植物、雪渓、テント泊縦走
天候: 晴れのち曇り、時々雨
(Written by moko)



3日間の連休が取れたらと、かねてより狙っていた白馬~雪倉~朝日の縦走路、
今回の海の日連休で歩いてきました。
全日程を通し、がっつり歩き応えのあるコースでしたが、お天気にも恵まれ、
華麗に咲き誇る花々の生命力や残雪をたたえた山様の美しさに感動の連続でした。
雪渓あり、花あり、湿原あり、、、と想像以上に変化に富んだ大満足の3日間となりました!


<<1日目:蓮華温泉~白馬大池~白馬<<


◆2日目 基本情報
 ・ルート:白馬岳頂上宿舎テント場 ~ 白馬岳 ~ 雪倉岳 ~ 水平道(朝日岳巻き道)~ 朝日平テント泊
 ・総距離:約11.5km
 ・標高差:+約578m / -約1,283m




◆2日目 詳細

4時過ぎに起床。
すでに他のテントの皆さんは活動開始しております。

ご来光を見るため、テント場の上まで上がります。
よっしゃー、いいお天気です!




劔方面もくっきり。




白馬村方面は雲海が広がっています。




ご来光!出てきました~。
この空の色、何度見てもたまりません。





劔岳にも、




遠く槍ヶ岳にも、陽が当たり始めます。





杓子岳、鑓ヶ岳、かっこいいです!





良い一日の始まりです!!



テントに戻り、朝食を食べて出発。
そういえば、昨年買って以来使ってなかった
全室の広いフライヤー、初登場です!
荷物を外に置けるので中を広々使えます。(雨の日はちょっと心配ですが。。)




頂上宿舎周りも花だらけ!
こちらは、ミヤマオダマキ。




7時頃、いざ出発。
夏山のこの青さ、やっぱり素晴らしいです!




富士山もばっちり見えました。



うーん、美しいぃ。




奥には白山も見えてます!




白馬岳山頂は、本日も混雑中。
雪倉岳へ向けて進みます。




さてと、、、
今日もいたいたツクモちゃん!
光を浴びて輝いてました!!






ミヤマアズマギク。




やっぱり夏山っていいね~。と気分上々。
心も体もリラックスしすぎて、全く緊張感がありません。。




三国境を越えると、一気に人が少なくなります。




大池方面の稜線を振り返ると、、、
このシルエット、これはこれでかっこいいです。




残雪をたたえる旭岳~清水岳の稜線!
やっぱりいつか祖母谷へ下るこのコース歩いてみたいです。
祖母谷温泉の過去レポはこちら。




できることならここにテントを張ってしまいたい衝動に駆られます。




本日も8時間近い行程ですが、急ぐ気が起きません。
ついつい見惚れます。




ミヤマムラサキがたっくさーん咲いてました!かわいいですね。




鉢ヶ岳を巻いて行きます。




雪渓を越えたり



雪解け水で顔を洗ってリフレッシュしたり!




雪解けの大地に広がる花畑に、都度都度足が止まります。




太陽に向かって元気いっぱい、チングルマ!




生命力を感じます。





いやいや、素晴らしいです!


だらだら進み、既に10時半頃、雪倉避難小屋通過。
地図には緊急時のみ利用可と書いてありますね。
数年前に雪崩で流されたと聞きましたが、立派な小屋が建ってました。



雪倉岳への登りは200m程。




クルマユリ。夏だなぁと感じます。




またしても、10時の法則。。。 雲が涌いてきました。




11時過ぎ、雪倉岳山頂到着!



ちょっと早いですが、景色を堪能しつつ、お昼にします。




裏劔。仙人池ヒュッテのおばあちゃん、元気かな?!
仙人池ヒュッテ過去レポはこちら




日本海方面はまだ青空。
朝日小屋も見えました。

(まだまだ遠い~。。)




また一時間も休憩してしまいました。
のんびりしすぎなので、進みます。
雪倉岳から次はかなり下ります。




美しい、黄色と白のコントラスト。




雪渓もいっぱいです。




こちらは、雲と稜線のせめぎ合い。




雪渓から涼しい風が上がってきます。

こうやって腕を広げてみると、、、
脇の下が涼しくて気持ちいい!! 新発見です!





ここからまたマクロレンズ登場。全然足が進みません。


ミネウスユキソウ。




アップ。



内側に毛があるので、チシマギキョウ?(ないものはイワギキョウ?)




イワオウギ。
よく見ると面白いですね。





コバイケイソウ。
こちらもよく見るとおもしろい。




ミヤマシオガマ。こちらはだんだん昆虫みたいに見えてきます。




そしておなじみハクサンイチゲ。




途中水場もいくつかありました。


湿原地帯に入ると、今度は水芭蕉がたくさん!




小桜ヶ原というだけあって、ハクサンコザクラもたくさん咲いてました。
木道がきれいに整備されています。





朝日岳の山頂はガスガス。時間もないので迷うことなく巻き道の「水平道」を進みますが、
地図にもあるとおり、「小さな登降多い」です。





下りては登り、登っては下りる。えー、「水平道」じゃないのぉ?!涙涙




標高2000m近辺を登ったり降りたり。
途中少しだけ岩場もありました。




最後の一踏ん張りが長い!白馬岳を経ってかれこれ8時間。
疲れてきたので、気合い入れに顔を洗って気を紛らわします。




もしかして、そろそろ・・・?




朝日平に到着! 写真撮りとり歩いてきたので、4時を回ってしまいました。
いや~、今日もどっぷり疲れました~。






5時半頃を過ぎると、すっかりお天気も回復。
朝日平、想像以上によいテント場です。




目の前は前朝日。




白馬方面も見えました。
小屋の周りにはチングルマもたくさん。




いーところです!とっても気に入りました!!





空もだんだんピンク色に。




小屋の向こうには日本海が広がります。




日没間際。
山側も、




海側も美しい!!




本日も、おなかいっぱい堪能させていただきました!

続く。




■過去の白馬周辺山行■

2007年7月28日: 白馬岳:猿倉~白馬~鑓温泉~猿倉

2009年8月22~23日 白馬岳:栂池~白馬~天狗岳~不帰キレット~唐松


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海の日三連休)百花繚乱の白馬岳-雪倉岳-朝日岳縦走【登山記録】Vol.1 蓮華温泉~白馬岳

2010年07月20日 | 登山
2010年7月17日~19日 蓮華温泉~白馬岳~雪倉岳~朝日岳~蓮華温泉周遊
テーマ:日本百名山 白馬~朝日縦走登山、高山植物、雪渓、テント泊縦走
天候: 晴れのち曇り、時々雨
(Written by moko)



3日間の連休が取れたらと、かねてより狙っていた白馬~雪倉~朝日の縦走路、
今回の海の日連休で歩いてきました。
全日程を通し、がっつり歩き応えのあるコースでしたが、お天気にも恵まれ、
華麗に咲き誇る花々の生命力や残雪をたたえた山様の美しさに感動の連続でした。
雪渓あり、花あり、湿原あり、、、と想像以上に変化に富んだ大満足の3日間となりました!


>>>2日目:白馬岳~雪倉岳~朝日小屋>>>


◆1日目 基本情報
 ・ルート:蓮華温泉 ~ 白馬大池 ~ 白馬岳 ~ 白馬岳頂上宿舎テント泊
 ・総距離:約9.2km
 ・標高差:約1,582m


*クリック拡大


◆1日目 詳細

16日夜、早めに帰宅し、22時半頃都内を出発。
蓮華温泉に到着したのは17日の3時半頃でした。
駐車場で仮眠し、7時半頃登山開始です!


こちらが、噂の蓮華温泉。
帰りに立ち寄るのが楽しみです。




お天気良好。




木々の合間から、朝日岳が見えてきました!
テンションあがります。




天狗の庭に到着。
明日の縦走路、美しいです!





だんだんお花が多くなってきます。




シラネアオイもたくさん咲いていました。




夏山10時の法則(*)により、雲が出てきてしまいました。

 *夏山では朝10時頃から雲が出やすくなる事を勝手にこのように呼んでいます。。




白馬大池に到着。




小屋近辺、ハクサンイチゲが咲き誇っています!




ハクサンコザクラ。こちらのものはずいぶん大ぶりですね。




白馬大池。いつかこのほとりにテントを張ってのんびりしたいです。




池の周りの雪渓はまだずいぶん残っています。
ハクサンイチゲもまだまだ楽しめそうでした。



コザクラ、再び。




白馬岳まであと3時間半もあるそうですが、1時間ものんびり休憩してしまいました。




はてさて、大池を後に、白馬岳に向かって進みます。





あちらこちらにお花が咲き乱れています。




残念ながらすっかりガスに巻かれてしまったので、
お花にフォーカスしながら歩きます!

(年に数回しか出番のないマクロレンズ、今回は活躍してくれました。)


水気を帯びたコマクサ。




ミヤマダイコンソウ、アップ。



タカネヤハズハハコ。




シナノキンバイ。





咲きたてのハクサンイチゲ。







うらやましいほど、ピチピチしています!




チングルマも!




ああ、この縦走路、周りが見えれば本当に美しいのに。。 残念!






小蓮華岳手前で、突然雨が降ってきました。





遠くからごろごろと雷鳴も。
近づいてきたら怖いので、気持ちだけ急ぎます!(体はついて行けない・・)




降ったり、やんだり。




ときたま迫力ある天狗菱が見えました。




途中パトロール隊の方たちに追い越されました。
こんな不安定なお天気の日にはとても心強いです。




三国境。明日はこちらから雪倉岳方面へ向かいます!




晴れたらどんなに美しいことでしょう!明日に乞うご期待です!




山頂まであと少し。





雨もあがったので、また写真撮影始まります。




山頂直下に、ありましたー!




ツクモグサ!
八ヶ岳のものより少し小ぶりでしょうか。
もう終わりかけのようでしたが、会えてよかったです!
また明日、青空の下で会いましょう!




15時半頃、ようやく山頂到着!
眺望はありませんでしたが、すごい人でした。
なので、さっさと退散。

頂上宿舎のテント場に向かって下ります。




白馬山荘では、登頂の喜びを称え合う皆さん。お疲れ様です!!




テント場は予想通り、テントの花盛り!
なんとか場所を確保することができました。




夕方にはすっかり晴れました!





そして翌朝は。。




気持ちの良い快晴!!




白馬~朝日の稜線、本当に素敵でした!




続く。


■過去の白馬周辺山行■

2007年7月28日: 白馬岳:猿倉~白馬~鑓温泉~猿倉

2009年8月22~23日 白馬岳:栂池~白馬~天狗岳~不帰キレット~唐松


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梅雨の合間のプチハイク、草津白根山 ~ コマクサ群生

2010年07月12日 | 登山
2010年7月11日 草津白根山 (くさつしらね) 
テーマ: 梅雨時期、コマクサ、プチハイク 
天候: 曇りのち雨
(Written by Moko)

<全体>

 天気予報はあくまで "梅雨空" でしたが、朝一だけはなんとかもつんじゃないか?
 という勝手な予測の下、さくっと歩けて且つお花を堪能できる草津白根山で
 コマクサ群生を愛でて来ました!
 
 結果的には作戦大成功でした。
 


<基本情報>
 ・ルート: 白根山レストハウス ~ 最高地点 ~ 白根山レストハウス (ピストン)
 ・総距離: 7km 程度
 ・標高差: 40m!!!
 ・総時間: 3時間半(休憩、写真タイム含む)


<詳細>

前夜、深夜1時に白根山レストハウス到着。
トイレも完備の大きな駐車場です。
この時点で空は満点の星空。天の川も見えてました。
予想通り明日の朝一はなんとか期待できそうです。



朝4時半に起きると、ちょうど日の出時刻。




朝日を浴びるレストハウス。




車の数もぼちぼち。きっとコマクサ狙いのカメラマンも多いのでしょう。




なんだかんだと準備が遅く、5時半頃出発。




駐車場横の弓池。




湖沼が美しいです。




あの向こうが名所の湯釜ですね。




本白根ゲレンデ横の登山道を歩きます。
木道、整備されてます。




マイヅルソウ。




非常に歩きやすいです。




美しい緑。




上州の山々でしょうか?




なんとぁ、あっという間に、コマクサ群生エリアへ!




この山のコマクサは色がずいぶん濃いですね!




普通の色もありました。




が、少々大ぶりでしょうか?




穴あき?! タコ、みたいですね。なんとなく。




なだらかな道が続きます。




普段ほとんど使われることのないマクロレンズ。
今日こそ出番!!だったのに、、、 家に忘れ普段通りのズームレンズで。涙




鏡池方面分岐を過ぎ、再び木道が続きます。




ハイマツ新芽もみずみずしく。




相変わらずあちらこちらに女王が。






四阿山を望む南西の斜面!
こちらもコマクサたくさん!!




色の濃淡がよいですね。










大きめの株。たくさん花をつけてます。







見れば見るほど面白い形です。








最高地点まで、ずっとこの調子。




眼下には先程歩いていた道が見えています。




コマクサは美しいですが、




熱中して撮影する姿は、お見苦しく。。。





その他、しゃくなげや




ゴゼンタチバナなどたくさんのお花が咲いていました!!





こちら、最高地点。




だんだんガスもあがってきたので、コマクサにさよならして
下山しました。





下山途中、20代前半にアナログ一眼を持ち始めた頃に所属していた写真サークル
(厳密に言うとピンポイントに"カラープリント"を行うややマニアックなサークル)の
代表に数年ぶりにばったりお会いしました。

今もって全く成長していませんが、
「感動のままにシャッターを押すな!(= 撮る前に考えろ)」など
若かりし自分にカメラのいろはを教えてくださった恩師でした。


季節も人も、巡り巡ってまたどこかでつながっている。
山と関わっているとそんなことを実感することがよくあるような気がします。





コマクサ堪能、梅雨の合間のプチ山行でした。


*08年7月にも、同山お邪魔しました。その時のレポ:草津白根山はこちら。


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立山ー剱ー五竜ー鹿島槍縦走【登山記録】~Vol.6(5日目)黒部渓谷鉄道~白馬村へ

2010年07月09日 | 登山
2009年8月10日 電車(黒部渓谷鉄道)でエスケープ、八方まで
天候: 雨のちくもり時々晴れ

(約一年前の山行記事の続きです!! Written by moko)

6泊7日のロングコース。 その5日目。
扇沢から入り、立山、剱を登頂し、仙人・阿曽原・祖母谷温泉を経由し、
後立山:唐松、五竜、鹿島槍を縦走し、扇沢に出る周遊縦走をしてきました。


<<<本山行目次記事はこちら<<<

◆5日目 基本情報
 ・ルート:祖母谷温泉~欅平~トロッコ+JR~白馬駅~黒菱~八方池ビバーク
 ・総距離:
 ・標高差:


◆5日目 詳細

本日は祖母谷温泉から唐松頂上山荘まで一気に2000mの標高を上げる予定。
この7日間山行のある意味、核心となる一日です。

昨日宿に着いた時のこと。
祖母谷温泉ご主人とのやりとり。

「今朝阿曽原から来ました。」
「おー、よかっただろ~。おつかれさま」
「明日は、天気次第ですけど、唐松に行く予定です。」
「・・・ ばかだなー」
「わ、私もそう思います。」
「俺だったら絶対やらない」
「ですよねぇ。。」


温泉を堪能し、軽い緊張感とともに眠りにつきました。


しかし、、、

朝、目を覚ますと、、、
台風9号の接近により、外はやはり土砂降り。 





とりあえずテントを撤収し、作戦会議。




まー、この雨じゃテンション下がるし、
危ないし。止めか。。。 

と思っているところへ、宿のご主人登場。

顔を見るなり、
「行かないだろ??
 危ないから、やめとけ」

ということで、あっさり決定。

唐松岳への直登コースは取りやめ。
本日は富山側から長野県白馬村までぐるっと電車を乗り継ぎ、
八方尾根から唐松岳を登頂するエスケーププランへ変更となりました!!
2000mを登れず、残念なような、正直嬉しいような、、、 複雑な気分です。


欅平からの朝一の電車を調べると、9時16分。
まだ7時前だったので、ゆっくりコーヒーを飲んで、
のんびり駅へ。




祖母谷温泉、本当に良い所でした。またいつか来たいです。





まだ誰もいない欅平駅。
出発まで1時間以上ありました。




駅員さんを捕まえ、今から電車で白馬村まで行きたいのですが、と相談すると、
優しい駅員さんは、JR時刻表を持ち出して、乗り継ぎ経路を教えてくれました。


接続が悪いので結局1日電車の旅です。 
(時刻表はこんな感じだったかと。。。)

 黒部渓谷電鉄:欅平(9:16)~ 宇奈月 (10:38)
 電鉄富山:宇奈月温泉 (11:03) ~ 新魚津 (11:44)
 JR北陸本線:魚津 (12:38) ~ 糸魚川 (13:26)
 JR大糸線:糸魚川 (14:49) ~ 南小谷 (15:50)
 JR大糸線 信濃大町行き:南小谷 (16:10) ~ 白馬(16:28)
 

まあ、いいじゃないですか、のんびり行きましょう!





定刻通り、本日始発の電車が入線してきます。
電車の旅、わくわくします。




こちらが噂のトロッコ列車です。
思わずとある電車番組のメロディーを口ずさみたくなります。




黒部渓谷の流れに沿って走ります。すっかり観光気分です。




この時間、登り列車はがらがらですが、すれ違う欅平行きは満席です!




おっと、、、 関電専用列車に乗って通勤中の皆さんは、朝からお疲れの模様です。





宇奈月駅到着。




次は電鉄富山です!
宇奈月温泉駅までちょいと歩きます。




かわいい電車が来ました。




電鉄富山に乗って、新魚津へ向かって出発。




途中駅。駅舎、趣があります。




黒部の車窓から。なにやら晴れそうな、、予感?




新魚津駅~魚津駅、また少しだけ地下道を歩きました。
今度はJRです!!




乗りたい電車はなかなか来ません。
女子高生、素朴でよいです。




暇なので、昼間っから駅で缶ビール。




JR北陸本線で糸魚川駅へ向かって出発!日本海に沿って走ります。
親不知駅も通過しました。
皆さん(??)ここから、アルプスを目指すんですね~。




やっぱりこれは晴れの予感か?!
山を見ながら、あれが、朝日か?!白馬はどれだ?など勝手なことを言って盛り上がります。
(たぶん今見えているのは手前の低山。。)




糸魚川駅。
また乗り継ぎ時間が充分あるので、いったん外に出て、スーパーで食料の買い出しもできました。
駅前の本屋さんにも行きました。買った物は、昭文社 日本アルプス全図。。

お次は大糸線です。




荷物も大人なみの座高あり。




白馬村に向けて南下。
川は濁流、しかし空は青空!




南小谷駅で最後の乗り継ぎ。




車内はなんとなくバスみたいでした。





16時半、ようやく白馬駅到着!
ここから黒菱駐車場までタクシーで移動し、
今夜の宿泊予定地、八方池山荘を目指します。


タクシーに乗り込むと、タクシーの親父さん
「今から行くの?遅いねぇ」
「いや-、それには訳がありまして、、、今朝は唐松裏側の祖母谷にいたんです」
「おー、そりゃーすげーなー」
山好きの運ちゃんだったようで、話が盛り上がります。
そして、
「テントもってんだろ?俺だったら気にせず勝手にビバークするぜ」


ということで、最終目的地、八方池(ビバーク)へ変更!
最終リフトも終了していましたので、
17時半頃、黒菱駐車場からようやく本日の登山再開です。




ちょうどまたガスってきたので、八方池山荘の横をそそくさと通過。




第二ケルン付近。




八方ケルン。池ももうすこしです。



19時過ぎ、八方池に到着。こっそり緊急?ビバークさせていただきました。
ご飯を食べて、明日に備えて、即寝ます。
再び山に戻ってこれて、本当に良かった~です!!



*************


さて、翌日。

台風9号は既に東京方面に去った模様。
期待、できるんじゃないっすか??


暗いうちから出発。




日が昇ると、青空!
テンションあがりまくります!




そして雲海!!




丸山ケルン。


 

待ってました、この眺望~!
今までの鬱憤が消えていきました!




続く。



<<<本山行目次記事はこちら<<<



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つっこみコメント、山行記録トラックバック大歓迎です。

6月末 残雪の飯豊連峰 ~ 頼母木小屋

2010年07月03日 | 登山
2010年 6月26日-27日 飯豊連峰 (いいでれんぽう) 
テーマ: 梅雨時期 飯豊連峰 頼母木小屋 ハクサンイチゲ終盤 足の松尾根
天候: 晴れのち曇りのち雨
(Written by Moko)

<全体>

 GW以来諸々下界での用事あり、山から遠ざかっていました。
 毎年行きたいと思っていた残雪とハクサンイチゲの飯豊山。
 最盛期は外していましたが、それでも久々に山に行けて、心身ともにデトックスできました!
 
 ルート:足の松尾根 ~ 大石山分岐 ~ 頼母木小屋

 なお、今週は重度の筋肉痛に苦しめられました。
 やはり山は定期的に行かないとだめですね!


<基本情報>
 ・ルート: 胎内ヒュッテ~足の松尾尾根~頼母木小屋 ピストン
 ・総距離: 片道 13km
 ・標高差: 約 1,500m
 ・総時間: 登り 約6時間くらい? 下り約3時間くらい?

 

 ・アプローチ: 約370km ・・・遠くまできたもんです。



<詳細>

金曜の夜飲み会あり、11時過ぎ頃都内を出発。
途中、道の駅で仮眠をとり、奥胎内ヒュッテに8時過ぎ頃到着。

駐車場は、ほぼ満車、9割方は地元の方たちの新潟ナンバーでした。

後で知りましたが、本日山開き登山の日だったんですね。混んでいるわけです。





足の松登山口まで、CT50分の林道を歩きます。
よく晴れています。





時々、大きなレンズのついたカメラマンさんたちとすれ違いました。
鳥の写真を撮っているようです。





40分ほどで登山口。
自転車が何台か停められてました。いいアイディアですね。





・・・
実は本日から夏期のバス運行が始まっていたようです。
いずれにしても、出発が遅すぎて間に合いませんでしたが。






美しい緑の中を、歩き出します。





葉っぱもきらきら輝いています。





早速、急登始まりました。





30-40分登ると、シャチ(残雪と緑の山のこと勝手にこう呼んでいます)が
見えてきました。俄然やる気が出ます。





出発が遅かったので、誰にも会いません!
登山口から1時間程度で、姫子の峰に到着。





今はきれいに晴れていますが、空には筋状の雲が。
やはり、半日後くらいには天気が崩れそう(な予感)です。





緑のまぶしさに子供の頃の「夏休み」の風景を思い浮かべます。
実際は、梅雨時期なので、湿度も温度も高くひたすら汗が流れます。





滝見場に到着。





美しい滝が見えています。

 *ちなみに、昭文社2008年の飯豊連峰地図では
  足の松尾根では、姫子ノ峰、英三ノ峰、岩場、滝見場 となっていましたが、
  実際は、姫子ノ峰、岩場、滝見場、英三ノ峰、の順番でした。最新版は修正されているのでしょうか?






美しい森の急登をひたすら進みます。






昼食休憩。 
久々の登山+暑さ故、壊れた人形(ゼンマイ仕掛け)のようになってます。





途中、日帰りで下山してくる人たちにたくさんお会いし、
お花や水場の貴重な情報をみなさん親切に教えて下さいました。

・ハクサンイチゲはほとんど終わってしまっているけれど、
 頼母木小屋から30分くらい行ったところにきれいなところがまだ少し残っている

・えぶり差、頼母木小屋ともに水まだ出ていないけれど、
 頼母木小屋は歩いて10分くらいの雪渓から水を汲むことができる


よって途中の水場(100mほど下る)はパスさせて頂きました。

しかし、この足の松尾根を日帰りする方たちが多いことにとても驚きました!
皆さん健脚です!!



まもなくえぶり差方面との分岐です。
流れる汗が目にしみます。





2時頃、ようやく大石山に到着!やったー!
景色がこれまでの疲れを癒してくれました。




ハクサンイチゲも若干残ってました。






いつか、一面に咲く満開のハクサンイチゲを見てみたいものです。
必見です!!三脚マンさんのブログ記事:6/13飯豊山行記録はこちら





ハクサンチドリ。




ひめさゆりの蕾でしょうか。





えぶり差の残雪、美しいです。




ぱらぱら小雨が降り出しましたが、視界はまだきいてくれてます。






緩やかなアップダウンが続きます。




小屋ももうすぐです。




振り返るとえぶり差。





3時過ぎようやく小屋に到着!!
いや~、疲れました。

一階はほぼ満員だったので、2階を利用させてもらいました。
もっと混んでいるかと思いましたが、明日は雨の予報なので日帰りで下山した方が
多かったようです。



さて、水を汲みにいきますか。




水源の雪渓まで10分ほど歩き、おいしい水を充分補給できました。




ちゃんと道標もついてました。




足下は悪いですが、絶景です。








頼母木小屋は地元(新潟県)の常連さんたちでいっぱいでした。
前回も感じましたが、飯豊連峰は地元の方にとても愛されている山ですね。



まだまだ外も明るいですが、お腹もすいたので、夕ご飯!
今日はカレー鍋とおにぎり(の残り)です。




疲労と眠気に負けて、6時半頃には眠りにつきました。


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翌朝、目覚めると予報通りの雨と風。

お天気がもってくれれば、地神山往復したかったのですが、
これから前線が東北方面に向けて伸び、さらに雨が強くなるとのことだったので、
朝食をとって、さくっと下山しました。


足がよろよろになりながら、ひたすら下ること3時間。
なんとか登山口に到着する頃には、
雨はますますひどくなっていました。




少し待つと、奥胎内ヒュッテまでのシャトルが来てくました。
奥胎内ヒュッテの温泉につかり、よれよれの体を癒して
家路につきました。






久しぶりの山、最後は雨に見舞われましたが、
それでもやっぱり来て良かったです!
飯豊連峰はもっともっと通いたいと思う山域の一つです。




**2009年10月10ー12日 飯豊連峰** 錦の飯豊も美しかったです!


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*2010年山行記録一覧はこちら

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