2009年8月8日 仙人温泉(せんにんおんせん)、阿曽原温泉(あぞはらおんせん)
テーマ:日本百名山 夏期 裏剱 秘湯
天候: 雨のち晴れ
6泊7日のロングコース。 その3日目。
扇沢から入り、立山、剱を登頂し、仙人・阿曽原・祖母谷温泉を経由し、
後立山:唐松、五竜、鹿島槍を縦走し、扇沢に出る周遊縦走をしてきました。
3日目、昨日仙人池泊まりでしたので、一気に祖母谷まで足を伸ばす予定でしたが・・・。
<<<本山行目次記事はこちら<<<
◆3日目 基本情報
・ルート:仙人池ヒュッテ~仙人温泉(立ち寄り)~阿曽原温泉小屋
・総距離: 約5.8km
・標高差: ー約1,200m
*手書きルートはこちら。
◆3日目 詳細
・・・昨夕、ガスが落ちたので期待していたのですが、
3日目も、、、雨。
仙人おばあちゃん、祖母谷まで行こうとする我々に
「祖母谷まではいい足で10時間。無理だと思ったら無理せんと」
と、危ない箇所など、色々とアドバイスをくれました。
最後はおばあちゃんの笑顔で見送られ、出発。また遊びにきます。
あら、雪渓崩れて?道が崩壊してますね。
雪渓、崩れてますね。
・・・と、かなり悪路です。
途中、ほとんど人に会いませんでしたが、
お一人、単独の年配の男性にお会いしました。
今朝は仙人温泉から来たとのことですが、
もともとは親不知から出発し、今日で5日目とのこと。
朝日岳、白馬岳を越え、祖母谷を通過し、劔、立山へ。
頭が下がります。
悪路1時間ほど降ると、仙人温泉到着。
これ見たら、、入りますわね。
たいして歩いていませんが、つかります。
最高の秘湯です。
ちょっと曇っていたので、
秋に、また来たいです。
すっかり緊張感がゆるみました。
ま、「行けたら、祖母谷」と、ミッションへの責任感が早速薄まります。
仙人温泉対岸から見ると、、、とんでもない所に温泉ありますね。
少し雨がおさまりました。
仙人温泉~阿曽原へ向かう道は、2006年から雲切新道という新しい道が
使われています。以前使っていた仙人谷コースより2時間ほど長くなったようで、
山行3日目のほどよく疲れた体に応えます。
途中、宗教木。
こういうの、とっても気になります。
仏教?密教?
一気に降っていきます。
少し、晴れてきました。
黙々と進みます。
新道、かなりしんどい降りでした。
逆の登りコースではあまり使いたくないです。。
最後? すごい高度感のあるハシゴです。
ダムに出ました。
人造物、すごいです。
ダム内部のこんなトンネルを歩かされます。
これはこれで、気味悪いです。
ここも関電専用のトロッコが通るのですね。
*追記)高熱隧道(こうねつずいどう):
何やら有名なのですね。
「・・・本坑工事を開始した1937年(昭和12年)頃から岩盤温度が上昇し始め、当初は65度程度であったが、翌年の7月には100度の大台を突破した。それに伴い、坑内の気温も急激に上昇していったため、作業員に黒部川の冷水をホースでかけたり、坑内を冷却する散水装置を設置して作業を続けたが、文字通り「焼け石に水」状態で、熱中症で次々と作業員が倒れた・・・」(wiki「仙人谷ダム」より)
バイオハザードの世界?
*追記)なんて言ったら、怒られますね。
やっと出口。 緊張しました。
外から見ると、こんな感じです。
おそらく関電社員用の寮もありました。
こんなところに暮らし、ダムの整備をしているのですね。
「ホワイトアウト」(真保裕一)の世界です。
阿曽原は目と鼻の先、と思いきや、、
えーーーーー、登るの!?
と登山道を造った方を少し恨みつつ、、、
100m程高度を上げると、やっと水平になりました。
(よかった)
12時半、阿曽原温泉到着!
祖母谷まで、、と本日のゴールを考えていましたが、
「洗い終わったら、入っていいよ」と言われ・・・。
温泉入っちゃいました。
こちらのトンネルの中に? 源泉があるのでしょう。 湯気がすごいです。
当然?
緩んだ体で祖母谷(約5時間の行程)に行けるわけもなく。
昨日までのびしょびしょの服を乾かしたいし、ここでテント張ることにしました。
またまたdelay。
ですが、温泉入って、汚れ物洗って、ビール飲んでのんびり過ごす午後。
サイコーです。
なんか、乞食みたいですけど。。
ユニクロの綿パンツ、なかなか乾きません。
日没後、ガスであぶります。
・・・焦げました。(涙)
この日は、夜ご飯を小屋でいただきました。
小屋の奥様手作りのボリュームたっぷりのご飯。写真がないのが残念ですが、
とってもおいしかったです。
その時わかったことですが、2006年以前に使われていた仙人温泉からの
仙人谷コースは道の崩壊がはげしく、遭難事故多発だったため、
こちらのご主人が中心となり、新しい道、雲切新道を作ってくれたそうです。
2時間も長くなって~!と思ってましたが、ご主人たちのご苦労を思うと、
安全な道があるだけでも感謝しなければいけないと、深く反省しました。
さて。
翌日こそ、頑張って(delayリカバーして)、
祖母谷超えて、餓鬼山避難小屋まであがるぞーー。
>>>翌日につづきます。
<<<本山行目次記事はこちら<<<
◆関連リンク
・阿曽原温泉小屋 公式ページ
*日帰り可
*入浴料500円
*男女時間交代制、湯船1つ
同小屋、豪快で気持ちよい親父さんがオーナーです。
同小屋は、毎期シーズン前後に増築・解体を繰り返しているそうです。
・仙人温泉小屋 公式ページ
*日帰り可
*入浴料500円
*男女混浴、湯船1つ
---
*2009年山行記録一覧はこちら
↓清き一票を。 ↓清き一票を。
つっこみコメント、山行記録トラックバック大歓迎です。
テーマ:日本百名山 夏期 裏剱 秘湯
天候: 雨のち晴れ
6泊7日のロングコース。 その3日目。
扇沢から入り、立山、剱を登頂し、仙人・阿曽原・祖母谷温泉を経由し、
後立山:唐松、五竜、鹿島槍を縦走し、扇沢に出る周遊縦走をしてきました。
3日目、昨日仙人池泊まりでしたので、一気に祖母谷まで足を伸ばす予定でしたが・・・。
<<<本山行目次記事はこちら<<<
◆3日目 基本情報
・ルート:仙人池ヒュッテ~仙人温泉(立ち寄り)~阿曽原温泉小屋
・総距離: 約5.8km
・標高差: ー約1,200m
*手書きルートはこちら。
◆3日目 詳細
・・・昨夕、ガスが落ちたので期待していたのですが、
3日目も、、、雨。
仙人おばあちゃん、祖母谷まで行こうとする我々に
「祖母谷まではいい足で10時間。無理だと思ったら無理せんと」
と、危ない箇所など、色々とアドバイスをくれました。
最後はおばあちゃんの笑顔で見送られ、出発。また遊びにきます。
あら、雪渓崩れて?道が崩壊してますね。
雪渓、崩れてますね。
・・・と、かなり悪路です。
途中、ほとんど人に会いませんでしたが、
お一人、単独の年配の男性にお会いしました。
今朝は仙人温泉から来たとのことですが、
もともとは親不知から出発し、今日で5日目とのこと。
朝日岳、白馬岳を越え、祖母谷を通過し、劔、立山へ。
頭が下がります。
悪路1時間ほど降ると、仙人温泉到着。
これ見たら、、入りますわね。
たいして歩いていませんが、つかります。
最高の秘湯です。
ちょっと曇っていたので、
秋に、また来たいです。
すっかり緊張感がゆるみました。
ま、「行けたら、祖母谷」と、ミッションへの責任感が早速薄まります。
仙人温泉対岸から見ると、、、とんでもない所に温泉ありますね。
少し雨がおさまりました。
仙人温泉~阿曽原へ向かう道は、2006年から雲切新道という新しい道が
使われています。以前使っていた仙人谷コースより2時間ほど長くなったようで、
山行3日目のほどよく疲れた体に応えます。
途中、宗教木。
こういうの、とっても気になります。
仏教?密教?
一気に降っていきます。
少し、晴れてきました。
黙々と進みます。
新道、かなりしんどい降りでした。
逆の登りコースではあまり使いたくないです。。
最後? すごい高度感のあるハシゴです。
ダムに出ました。
人造物、すごいです。
ダム内部のこんなトンネルを歩かされます。
これはこれで、気味悪いです。
ここも関電専用のトロッコが通るのですね。
*追記)高熱隧道(こうねつずいどう):
何やら有名なのですね。
「・・・本坑工事を開始した1937年(昭和12年)頃から岩盤温度が上昇し始め、当初は65度程度であったが、翌年の7月には100度の大台を突破した。それに伴い、坑内の気温も急激に上昇していったため、作業員に黒部川の冷水をホースでかけたり、坑内を冷却する散水装置を設置して作業を続けたが、文字通り「焼け石に水」状態で、熱中症で次々と作業員が倒れた・・・」(wiki「仙人谷ダム」より)
バイオハザードの世界?
*追記)なんて言ったら、怒られますね。
やっと出口。 緊張しました。
外から見ると、こんな感じです。
おそらく関電社員用の寮もありました。
こんなところに暮らし、ダムの整備をしているのですね。
「ホワイトアウト」(真保裕一)の世界です。
阿曽原は目と鼻の先、と思いきや、、
えーーーーー、登るの!?
と登山道を造った方を少し恨みつつ、、、
100m程高度を上げると、やっと水平になりました。
(よかった)
12時半、阿曽原温泉到着!
祖母谷まで、、と本日のゴールを考えていましたが、
「洗い終わったら、入っていいよ」と言われ・・・。
温泉入っちゃいました。
こちらのトンネルの中に? 源泉があるのでしょう。 湯気がすごいです。
当然?
緩んだ体で祖母谷(約5時間の行程)に行けるわけもなく。
昨日までのびしょびしょの服を乾かしたいし、ここでテント張ることにしました。
またまたdelay。
ですが、温泉入って、汚れ物洗って、ビール飲んでのんびり過ごす午後。
サイコーです。
なんか、乞食みたいですけど。。
ユニクロの綿パンツ、なかなか乾きません。
日没後、ガスであぶります。
・・・焦げました。(涙)
この日は、夜ご飯を小屋でいただきました。
小屋の奥様手作りのボリュームたっぷりのご飯。写真がないのが残念ですが、
とってもおいしかったです。
その時わかったことですが、2006年以前に使われていた仙人温泉からの
仙人谷コースは道の崩壊がはげしく、遭難事故多発だったため、
こちらのご主人が中心となり、新しい道、雲切新道を作ってくれたそうです。
2時間も長くなって~!と思ってましたが、ご主人たちのご苦労を思うと、
安全な道があるだけでも感謝しなければいけないと、深く反省しました。
さて。
翌日こそ、頑張って(delayリカバーして)、
祖母谷超えて、餓鬼山避難小屋まであがるぞーー。
>>>翌日につづきます。
<<<本山行目次記事はこちら<<<
◆関連リンク
・阿曽原温泉小屋 公式ページ
*日帰り可
*入浴料500円
*男女時間交代制、湯船1つ
同小屋、豪快で気持ちよい親父さんがオーナーです。
同小屋は、毎期シーズン前後に増築・解体を繰り返しているそうです。
・仙人温泉小屋 公式ページ
*日帰り可
*入浴料500円
*男女混浴、湯船1つ
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*2009年山行記録一覧はこちら
↓清き一票を。 ↓清き一票を。
つっこみコメント、山行記録トラックバック大歓迎です。
このルート、是非是非。天気が悪くても、秘湯感、あふれているので楽しめます。
ここも候補に入れてあげてください。
&仙人池のばあちゃん所にも顔出してあげてください。
高天原もよかったですが、こちらも本当によかったです。
生きている内に、また訪れたいです。
仙人温泉、泊まってみたいです。
行きましょうー。
>テントで服 乾かしてるところが・・・
このメローさ、たまりませんねー。
そのルート面白そうです!
まだ確定ではないが、
9月26日から、やっと夏休みが取れそうなので、只今行き先検討中!^^;
簡単には行けない場所だけに
温泉で疲れをとって気持ちいいんだろうなぁー。
テントで服 乾かしてるところが
なんともいえず 笑みがこぼれました。