酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

草食系男子の暴走?

2012-09-06 06:25:28 | Weblog
 20代前半の男性によるおぞましい事件が続発している。女児を監禁したり、バッグに詰めたり…。

 ≪同じマンションに住む小学生の女児(7)を自宅の部屋に監禁したとして、愛知県警は3日、監禁の疑いで、名古屋市中川区の職業不詳水島誠容疑者(23)を現行犯逮捕した。自宅から水島容疑者の父親とみられる男性の遺体が見つかり、水島容疑者が「自分が殺した」と認めたことから、殺人の疑いでも事情を聴く。女児にけがはなかった。
 
 県警によると、遺体の首には絞められたようなあとがあり、頭にも傷があったという。
 水島容疑者は「女児を自分の部屋に連れてきた」と容疑を認めているという。
 
 逮捕容疑は3日午前8時ごろ、女児を自宅に連れ込み、午後7時半ごろまで監禁した疑い≫=共同=。


 ≪4日午後9時ごろ、広島市中区三川町の路上で、通行人から「タクシーの客の荷物に死体がある」と110番があった。広島中央署員が現場に駆け付け、タクシーのトランクに積まれた旅行かばんの中から小学6年の女児を発見した。女児は無事で、けがはなかった。車内にいた乗客の男に事情を聴いたところ、女児を連れ去ったことを認めたため、監禁の疑いで現行犯逮捕した。
 広島中央署の調べでは、男はいずれも自称で、東京都世田谷区の大学生小玉智裕容疑者(20)。西区己斐本町1丁目のJR西広島駅近くの路上で、同区の小学6年女児(12)を、持っていた旅行かばんに押し込み、監禁した疑い。女児とは面識はないという≫=中国新聞=。

 名古屋の事件で遺体で見つかったのは容疑者の父親で、調べに対して「監禁をとがめられると思って殺した」などと述べているという。広島の大学生は女児を詰めたバッグをタクシーの運転手に手渡す無神経ぶりだ。どちらも尋常ならざる行動だ。

 韓国では先月次のような事件が起きている。

 ≪全羅南道羅州で眠っている小学1年の女児に性的虐待した男が警察に捕まった。

31日の羅州警察署によると、警察はこの日午後1時20分、コ容疑者(25)を全羅南道順天で逮捕し、羅州に連行している。コ容疑者は犯行を自白したという。

コ容疑者は30日午前1時30分ごろ、女児の家の近くのインターネットカフェで女児の母(37)に会い、「子どもは元気か」と尋ねた後、先にインターネットカフェを出て行ったことが分かった≫=中央日報=。


 異常な性癖を持つ人はどこにでもいる。妄想を抱いたり空想で終わっている分には問題はないが、近年、それが実際の行動となって暴発するケースが増えているのではないかと気になる。妄想や空想を押さえつけすぎている、ないしは罪悪視しすぎていはしないか。いい子で、おとなしい―この種の事件の後、伝えられる容疑者像はほぼ似通っている。いずれも草食系を連想させる。

 しでかした行為は断じて許せないし、厳しく罰すべきだが、彼らもまた被害者に思える。人との付き合い方、異性への接し方などを何一つ学ばないまま、体だけ育ってしまったのだ。

 宮城県警は今年前半、26歳から43歳の母親6人を児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕している。自分の子供の裸画像を売っていた疑いだ。金になるなら何でもするという肉食系母親と、草食系男子。壊れかけた日本を象徴する悲惨な絵柄だ。
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