酔眼独語 

時事問題を中心に、政治、経済、文化、スポーツ、環境問題など今日的なテーマについて語る。
 

北島は、やっぱりすごい

2012-04-07 06:16:56 | Weblog
 ロンドン五輪代表の座を懸けた競泳の日本選手権が面白い。夜の7時からBS1、8時からはNHK総合で放映しているから、ニュースは夕方のラジオ。絵がない分だけ説明が丁寧で分かりやすい。

 で、水泳。やはり北島は強い。6日の200は立石にラストで抜かれると見ていたが粘り切った。よほどのトレーニングをしているのだろう。

 今大会に限ったことではないが、近年、アスリートの「高齢化」が目につく。男女を問わず、30歳過ぎまで第一線で活躍するケースが多い。

 今回の選考会で言えば伊藤華英、寺川綾、萩原智子ら、かつて背泳ぎで覇を競った「長身美人スイマー」が種目を変えるなどして見事な復活を果たしている。特に子宮内膜症の手術を克服して、100フリーで決勝進出を果たしたハギトモは、あっぱれの一言だ。

 その昔、競泳は10代後半が力のピークと言われた。女性は高校2、3年生が最も強かった。当時のもっともらしい解説に「若いと体の線が滑らかで、水との親和性が高い」などというのがあったが、隔世の感である。

 トレーニング法やスポーツ医学の進化、栄養などいくつかの要素が絡んでいるのだろう。ベテランアスリートの活躍は、「技、力を制す」といった側面があり、日本人好みだ。

 立石諒を「努力しない天才」と言い放つ北島は、実は繊細な神経の持ち主かもしれない。100の予選ではひげをはやしていたのに、決勝には剃ってきた。ひげの一本まで気にしていると見たが、考えすぎか。

 男子100バタには、どういうわけか五輪に縁のない31歳の河本耕平が出る。どんな泳ぎを見せてくれるか、楽しみだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする