鳩山政権が発足してから半年がたった。スタート時、70%の支持率でオバマさえ上回った鳩山政権だが、その後は「小鳩資金」問題もありガタガタ、支持率は半減し、参院選まで持つかどうかという惨状だ。
政権半年を期して各紙が世論調査を行った。かなりばらつきがあるものの、長期低落傾向では一致している。最も高く出たのが「毎日」である。
《毎日新聞は13、14日、鳩山政権発足から16日で半年となるのに合わせて全国世論調査を実施した。鳩山内閣の支持率は43%で前回調査(2月5、6日)から6ポイント下落。不支持率は8ポイント増の45%となり、初めて支持と不支持が逆転した。鳩山由紀夫首相の半年間の政権運営を「評価する」との回答は31%で、「評価しない」の66%を大きく下回った。発足当初77%の高支持率を誇った鳩山内閣への期待は急速にしぼみ、今夏の参院選へ向け政権を取り巻く環境は厳しさを増している》=毎日jp=。
43%なら立派な数字だ。不支持と逆転したといっても、危機ラインにはほど遠い。朝日の32%、時事の30%などに比べると相当に高い。「鳩山降し」へのバイアスの掛かり具合がこうさせているのだろう。
民主党政権、鳩山首相への批判を強め、足を引っ張ることに余念がない読売新聞が「政権半年」のタイミングで世調を実施しなかったのは理解に苦しむ。社説では他紙より一日遅れて「鳩山政権半年」をテーマに掲げたが、そこで引用している数字は月初めの定時調査のもの。「支持率41%」などと書きたくなかったのだろうが…。
半年たってあらためて分かったのは、鳩山が首相の器ではないという当たり前のことだ。
金も人脈も自力ではつくれない。力がないのだ。だから決断などできるはずもない。目を海外に転じれば、タクシンやベルルスコーニのような成り上がりの“大衆”政治家かいる。連中は自分の才覚でのし上がってきたから打たれ強い。「向こう傷は男の勲章」だと思っているのだろう。
かつては日本の政界もそうだった。いまは濁流がせき止められ、魚のすまない清流だけ。この中でのし上がってくるタマがいるのかどうか、甚だ心許ない。
政権半年を期して各紙が世論調査を行った。かなりばらつきがあるものの、長期低落傾向では一致している。最も高く出たのが「毎日」である。
《毎日新聞は13、14日、鳩山政権発足から16日で半年となるのに合わせて全国世論調査を実施した。鳩山内閣の支持率は43%で前回調査(2月5、6日)から6ポイント下落。不支持率は8ポイント増の45%となり、初めて支持と不支持が逆転した。鳩山由紀夫首相の半年間の政権運営を「評価する」との回答は31%で、「評価しない」の66%を大きく下回った。発足当初77%の高支持率を誇った鳩山内閣への期待は急速にしぼみ、今夏の参院選へ向け政権を取り巻く環境は厳しさを増している》=毎日jp=。
43%なら立派な数字だ。不支持と逆転したといっても、危機ラインにはほど遠い。朝日の32%、時事の30%などに比べると相当に高い。「鳩山降し」へのバイアスの掛かり具合がこうさせているのだろう。
民主党政権、鳩山首相への批判を強め、足を引っ張ることに余念がない読売新聞が「政権半年」のタイミングで世調を実施しなかったのは理解に苦しむ。社説では他紙より一日遅れて「鳩山政権半年」をテーマに掲げたが、そこで引用している数字は月初めの定時調査のもの。「支持率41%」などと書きたくなかったのだろうが…。
半年たってあらためて分かったのは、鳩山が首相の器ではないという当たり前のことだ。
金も人脈も自力ではつくれない。力がないのだ。だから決断などできるはずもない。目を海外に転じれば、タクシンやベルルスコーニのような成り上がりの“大衆”政治家かいる。連中は自分の才覚でのし上がってきたから打たれ強い。「向こう傷は男の勲章」だと思っているのだろう。
かつては日本の政界もそうだった。いまは濁流がせき止められ、魚のすまない清流だけ。この中でのし上がってくるタマがいるのかどうか、甚だ心許ない。