東京さまよい記

東京をあちこち彷徨う日々を、読書によるこころの彷徨いとともにつづります

夕やけ坂

2016年11月24日 | 坂道

夕やけ坂下 夕やけ坂下 夕やけ坂下 夕やけ坂中腹 夕やけ坂中腹




内記坂の坂上側の四差路を坂上から右折し東南へ進む(現代地図)。こちら側は先ほどの人通りの多い坂上と違った雰囲気で、静かな住宅街が続く。

やがて坂の上にいたる。ここが夕やけ坂で、長谷戸小学校のわきをまっすぐに下る。

写真を坂下から並べる。

渋谷区恵比寿西一丁目18番と19番の間を西へ上る(現代地図)。恵比寿公園前の信号のあるT字路の交差点のところで、左側が公園になっている。

夕やけ坂中腹 夕やけ坂中腹 夕やけ坂上 夕やけ坂上 夕やけ坂上




この坂は、標識が立っていないが、冨田「東京坂道散歩」やHP「東京23区の坂道」に紹介されていたので、以前から訪れたいと思っていたところである。調べたら内記坂に近いことがわかったので、今回の予定に入れた。

坂名は、童謡「夕やけこやけ」に由来する。小学校のわきに立っている石碑の説明にあるように、この歌は、中村雨紅が作詞、草川信が作曲で、草川は音楽学校を卒業してすぐ大正六年(1917)4月に長谷戸小学校の音楽教師となって、昭和二年(1927)4月まで勤務したが、その間に多くの歌を作曲した。そのうちの一つが「夕やけこやけ」。

上りはじめはかなり緩やかであるが、右に大きく曲がってから、小学校のわきでかなりの勾配となる。ちょうどそのあたりに上記の石碑が立っている。

坂上から夕陽が見えるのだろうか、それを確かめられなかったのが少々残念であった。

坂下から恵比寿駅へ。

参考文献
「東京人 特集 東京は坂の町」④april 2007 no.238(都市出版)
冨田均「東京坂道散歩」(東京新聞出版局)

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