御嶽山の噴火から一カ月が過ぎますが、噴石で残念ながら一人の少女が亡くなった、その姿に一枚の緑のジャケットが羽織われていた。
ニュースでは偶然同じ岩陰に逃げ込んだ小学五年生の少女が「寒い。寒い」と呟いていたのを見て26歳の青年は所持していた緑のジャケットを与えた。 お互いに死を目前の絶望の淵にいながらも相手を気遣う優しさに私も心が震えた。 ジャケットを与えた青年の遺体は薄着で発見されたそうだ。
小五の少女の父親は「娘は怖がり屋でしたが、親切な青年が最後に寄り添ってくれたことが心強かったと思います」
噴石で穴の開いた緑のジャケットは遺族の元に帰ってきた。
合掌
本日は中越地震から10年、感謝と祈りに包まれます。
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