嗚呼 上野駅

今朝の朝刊に「１５才のころ寂しくなると上野駅に足が向いた、買ったのは入場券。帰る金もないし、帰っても来るなと言われるから」　ホームにたたずみ故郷へ向かう列車をただ見つめていた。

以前太鼓仲間の先輩が「集団就職で上野から人生がスタートしたけれど、仕事が辛いときは上野駅に行き、雪を抱いた急行が入ると「かっかのとこから来た汽車だ、かっかに会いたいなーー」と涙を流してしばらく泣いた。しばらく泣いたらトボトボと帰った事が忘れられない。

私も「明日は東京に出ていくからは何が何でも勝たねばならぬ村田英雄の王将を歌ってたな、上野の地下街の階段靴磨きの前のカレー屋さんから俺の人生がスタトーした」

東京駅ではなくやっぱり嗚呼上野駅だよね。

山村に生きる

「そんな不便なところで生活していないで中心部に出てこないか？　政治で上を目指すなら絶対有利だから」
こんな趣旨の話を過去色々頂きました。
「俺は山が似合っているし、誰かが山間地で生活しながら雪のしゃっこさや、山の悲哀を発信したい　それが俺の天命だ」
こんな趣旨の事を酒の席で力説していたことを時々思い出す。

有り難いことに、今地元の農業と大白川のブナ林に関わることが出来た。
山村に生きる　若い人に次のバトンを渡すまで頑張って行く。