雪虫

春が近くなると雪の上に「雪虫」（私たちはそのように呼んでいたがその生態は解らない）が出始める。「雪虫が出たんが春が来たのんし」　長く苦しい雪との格闘から春の光が感じられ、子供心にその会話から心が弾んだ。

雪国で来る日も来る日も雪と格闘した生活を送った雪国の人々にしか解らない感覚であろう。

だから春が愛おしい。

春の小川はサラサラ行くよ　♪　小学生の時に唯一雪の無い橋の上で石蹴りをしながら皆で歌った事を思い出す。

魚沼市にも名実とも春の光、希望の光が射し込んで貰いたいものだ。