ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

おとうさん

2013-02-14 15:38:39 | 日々の暮らし・思い出
96才の義父は元気である。

正月に夫と私が風邪をひいた時でも、ひとり元気でいた。

一回ちょっと鼻水が出たけど、翌日にはなんともなかった。

この前読んだ「死ぬにはガンに限る」という本に、

病院を毛嫌いして寄り付かない人の方が元気で死ぬ・・というような記述が確かあった・・と思う。

おとうさんはまさしくそういう感じ。

多分ガンにもならずに老衰で亡くなるんじゃないかと思っている。

ひとのことは心配するけど、自分のことは一切心配しない。

自分が風邪を引くかもしれないなどという言葉は彼の辞書には無いようだ。

昨日の朝、起きて来た時、昨夜は身体が痒くて痒くて、

こんなに痒いんだったら生きているのがイヤになる・・というようなことを言った。

前日に日帰り温泉に行って、背中を洗ったことがキッカケになっているのかもと思った。

昨夜の風呂には又オリーブオイルを垂らした。

前に使ったアスカの入浴剤はオリーブオイルが入っていたようで、

浴槽が油でべたべたになるけど、年寄りの肌にはいいみたい。

それが無くなって、同じものを頼もうとしたんだけど、かなり高価なんで、

半額以下になっている別のをアスカで買ったんだけど、

それにはオリーブオイルが入ってないせいなのか、痒みはそれほど治まらないので、

それに食用のオリーブオイルを入れて使っている。

今朝、昨夜の痒みはどうだったか聞くと、ほとんど痒みがなかったという。

よかった~と思った。

死んだほうがましなくらいの痒みなんてぞっとするものね。

太宰治の「皮膚と心」という小説に、

痛みでは人は気絶することが出来るけど、

痒みでは気絶も出来ず、エンエンと苦しむ、というような文章があったけど、

全くそうだなと思う。

それにしても、皮膚の乾燥が元で身体の痒い人にはオリーブオイル入りの風呂はお勧めです。

痒み止めの薬やクリームを塗るより、義父の場合はいいです。

2,3滴でオッケイです。よく混ぜてください。

入浴剤無しでオイルだけというのはやったことがないけど、

それでも多分いけると思うけどな。


委ね合い

2013-02-14 10:32:24 | ひとの幸福
電車とトラックが衝突した事故が一昨日だかにあった。

電車に乗るとき私たちはその運転を運転士に任せ、

トラックの運転はトラックの運転手に任せている。

その他にも全てのひとの動きをその人たちに委ねている。

前にも書いたけど車で走る時、対向車の運転はその運転手するひとに委ねている。

ちゃんと運転してくれてるか、ぶつかってこないかと不安にも思わず私は車を走らせている。

自分の人生を多くの他人に委ねている。

自分のことをひとに委ねてなんかない、自分の力で生きてる、・・・

なんて思う人もあるかもしれないけど、事実の世界では多くのひとの力で生きている。

ひとだけじゃないけど。

委ねるということはそう思っているとかのレベルじゃなくて、

この世はそう“なっている”。私たちはそうなっている。・・ということだろう。

その委ね合いの調子が狂うとき、事故になったり、紛争が起きたり、

不安になったり、するのかもしれない。

どういうとき、委ね合いが狂うのかというと、自分が自分の為にすることをしなかった場合かと思う。

そして、自分にとって“本当に”よいことは他者にとってもよいことになる。

けど、“その自分”は多くのやりとり・相互作用で出来ている。

福知山線の脱線事故の時、亡くなった運転士は

当時のJR西日本という組織の在りように嵌ってしまったのかと思う。



出すこと ②

2013-02-14 09:45:38 | ひとの幸福
出すと何故変わるのか・・・それは“やりとり”という相互作用がそこに発生するから。

「やりとり」という言葉の通り、やる と とる で、やりとり。

出すと受けるで一つ。

一方が用をなさなかったら、効果はないし、逆効果ということもある。

相互作用によって、出したことによって逆効果も生まれるということか。

グアムで無差別殺人事件が起こったけど、

21歳の若い男が犯人だったようだ。

彼の中で今までどんなやりとりの数々があったんだろうと思う。