ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

「自分を変える教室」著者・マクゴニガルさんに聞く

2013-02-11 19:37:07 | 新聞を読んで
こういう記事があるとつい紹介したくなる。

今朝の毎日新聞の『くらしナビ 生活 lifestyle』欄、

大きな見出しが「5分のお預け 意志力鍛え」

でも何でコレを大きな見出しにしたんだろう?とも思ったよ。

アメリカのスタンフォード大の心理学者ケリー・マクゴニカルさんが

大学で行なった公開講座をもとにした単行本「スタンフォードの自分を変える教室」の

日本での売り上げがいいらしい。

その人と経済評論家の勝間和代さんとの対談が載っていた。

科学者のように自分を観察すべきと云ってるがどういうことかという質問に

ケリーさんはこう云っている。

「・・自分の失敗や愚行を、道徳や倫理の基準で判断しないことです。

ダイエット中に食べ過ぎて「私ったらこんな失敗をして!」と取り乱すのではなく、

好奇の目で自分を眺めた方がいい。

善悪の判断から離れて、行動そのものを観察する。

それは科学者の態度です。

そうすれば自分を変えるのはスキル(技術)であって、道徳の問題でないことがわかってきます。」

なかに、意識しないようにすると逆に意識してしまう・・・といった、

逆説を論じている章もあるらしい。

「人は自分の心を変えようと努力しがち。

けれど、考えや欲求はコントロールできない。それをまず認めるべき。

それを受け入れて初めて、考えや欲求に従わない行動も取れる。

不安を止めようと思っても止まらない。

不安だけどやってみる。そうすることで不安になる必要は無かったということを

脳や体が学習する。経験する前に不安をコントロールしようとするのが間違い。

脳の変化は死ぬまで続く。

この本の内容を信じ込む必要はない。ただ、試してはどうか、ということ。」


・・・こういった本が特に日本でよく売れているということが興味深いなぁ。
コメント
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