おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

目に鮮やか 青の稲束

2016年09月20日 00時00分00秒 | 農業




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 初秋、目に青束
 自脱コンバイン出す青束、鮮やか(上の写真)
 青束集め立てる女性(上の写真)
 青束立ち並ぶ初秋(上の写真)

 さて、水稲の<刈取り⇒脱穀⇒わら処理>を行う自脱コンバイン(上の写真)
 脱穀後のわら処理には次の三つのタイプがある
   1.短く切り刻む
   2.短く切り刻まず、稲わらを結束
   3.短く切り刻まず、稲わらを結束せず、そのまま散らす

 短く切り刻まれるのは、敷き料や飼料などに使わない稲わら
 たとえば水稲単作の兼業農家(弊ブログ2016年08月22日08月30日09月01日

 結束されるのは敷き料や飼料となる稲わら
 たとえば、カボチャやユウガオのナカシキ・中敷き(弊ブログ2016年05月19日06月01日
 
 結束せず散らされるのは、たとえば乳牛や和牛の飼料となる稲わら
 具体的には、散らしたまま干されて飼料となる(弊ブログ2015年10月27日

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2016年09月16日 撮影地:栃木県下野市

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スズメバチ飛来 逃げる蝶

2016年09月19日 01時11分30秒 | 昆虫








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 イチゴ(とちおとめ・スカイベリー)、干瓢、ニラの産地、栃木県下野市
 自治医科大学の東側、サシバ飛ぶ平地林(弊ブログ2016年09月18日
 初秋、農道に白花並ぶ、ニラの花

 花に集まる蝶、蜂、蟻
 蜜吸うツマグロヒョウモン♂(上の写真)
 隣りの花にコガタスズメバチ(仮同定)着く
 慌てたように逃げ飛ぶツマグロヒョウモン♂
 悠然と飛ぶコガタスズメバチ、小世界の王
 王を知ってか知らずか、アリ1匹

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2016年09月16日 撮影地:上記

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サシバ獲餌に飛び発つ しかし・・・・

2016年09月18日 05時18分46秒 | 野鳥












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 昨2015年にサシバを見撮した平地林(弊ブログ2015年04月24日09月09日
 今年は04月に見撮できず、09月にできる
 
 キャベツ苗移植(注1) 、タマネギ共同播種などを見聞撮した帰途、夕方
 200mほど前方、平地林脇の電柱にサシバ飛着(上の写真)
 サシバは辺りをキョロキョロ、餌探しと警戒

 3分ほど後、構えるファインダーの中にサシバ飛び込む
 懸命に追撮(上の写真)
 筆者の70mほど前方、トーモロコシ刈跡を目指したサシバ
 餌獲りは失敗、隣りの電柱へ

 注1 弊ブログ2016年09月17日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2016年09月16日 撮影地:栃木県下野市

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初秋の畑作業 キャベツ苗の移植

2016年09月17日 04時22分26秒 | 農業

写真1 キャベツ苗を移植中のSさんと分家のかた。苗は育苗専門農家から購入


写真2 Sさんのキャベツ・ブロッコリー畑、第2圃場


写真3 Sさんのキャベツ・ブロッコリー畑、第3圃場


写真4 ウネヒキ(畝引き)。これを前後左右に引き、交点に苗を植える。Sさんのウネヒキの爪間隔は50㎝
     すなわち、1辺50㎝の正方形の4点に苗を植える。写真のウネヒキは、Sさんキャベツ移植中の畑に近い畑のもの

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 2ヵ月ぶりに歩いた薬師寺の台地、畑作地
 07月17日の祇園祭以来(弊ブログ2016年09月02日
 ユウガオや干瓢干しはない
 見えるのは関東ロームの黒茶色、整然と並ぶ苗、低地の黄金色や深緑の水稲

 祇園祭の神輿を担いでいたSさん、神輿を先導していた後継者
 本日09月16日はキャベツ苗の移植、分家のかたといっしょに(写真1)
 Sさん父子がキャベツやブロッコリを移植した畑は写真1、写真2、写真3の3ヵ所
 歳末、12月に入ると収穫出荷が始まる

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2016年09月16日 撮影地:栃木県下野市

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野州麻の加工第1段階 表皮発酵

2016年09月16日 03時30分28秒 | 農業

写真1 アゲソ(乾燥保存のアサ・麻;写真5・写真6)を、オブネの水に浸す。写真の浸しは表皮を剥く直前の8回目


写真2 U字溝を利用したオブネ。長さ300㎝、幅(内法40~41㎝)。昔は木製。水は嵯峨堀からひく。入水量は蛇口で自動調整できる


写真3 オドコバ・麻床場で表皮・繊維を発酵中のアゲソ。オブネの水に浸され、毛布を被せられ発酵中
     オブネとの出し入れは朝夕各1回、計7回行なわれる


写真4 オドコバ・麻床場は間口220㎝、奥行き133㎝、高さ130㎝


写真5 蔵から運び出されたアゲソ(上げ麻)の束


写真6 蔵の1階に保存されるアゲソ(上げ麻)。2階にも保存されている

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 ユカケ(湯かけ)を終えビニールハウスで乾燥されたアサ・麻の茎(注1)はアゲソと呼ばれる(注2)
 アゲソは蔵や天井裏など乾燥した所に保存される(注3)
 鹿沼市上永野の酒巻幸一様も蔵の2階と1階に保存(写真6)
 お盆過ぎになると、茎から表皮・繊維を剥ぐ精麻・加工作業が始まる
 この作業を酒巻夫妻はアサヒキと呼ぶ
 
 アサヒキの第1段階、トコマワシ(注4)を酒巻様宅にみる、次のよう(注5)
   蔵のアゲソはオブネの隣りに搬出される(写真5)
   そのアゲソを水入りオブネ・麻舟に浸す(写真1・写真2)
   アゲソの束を“クル、クル、クルー”と浸す

   浸した束をオドコバ・麻床場に運び、毛布をかぶせて寝せる、発酵させる(写真3・写真4)
   その後6回、朝と夕にオドコバから出し、オブネに浸し、オドコバに寝せる
   各回、35束を出して浸し寝せる

   表皮・繊維を剥けるまで“7回水くれる、クルクルーをやる”
   すなわち、3日3晩、72時間かける
   その結果、表皮・繊維は薄茶色に変わり柔らかくなり、茎から剥ける
  
   写真1・写真2のオブネはU字溝、40年余使っている
   U字溝の前は木のオブネ、板を張り合わせたオブネ
 
   オブネ周りの木材には“昔しっからの発酵菌が付いてる”(写真2)
   “オアカって鞣したかす、あれをとっておいて、冷凍しておいて、またやるときオブネに”入れる
   “これ(オブネの水)は山から来てる、(蛇口は)何リッターと決めとくと自動で止まる、自分で考えて”買ってきた
   “山、500メーター奥から来てる水、自分でひいた”
   “山から自然に流れて来る川から水ひいて、サガボリ・嵯峨堀からひいてる”

 注1 弊ブログ2016年08月25日
 注2 『粟野町誌 粟野の民俗』175頁(昭和57年12月27日 粟野町編集発行)
 注3 上掲書175頁
 注4 上掲書176頁
 注5 “ ”のなかは酒巻様、あるいは奥様の発言。( )は筆者の補足
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2016年09月14日 撮影地:栃木県鹿沼市上永野
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