おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

自然堤防に名残り棕櫚

2015年02月18日 00時00分00秒 | 農村

写真1 自然堤防の土手に棕櫚 整枝の男性


写真2 自然堤防の土手に棕櫚

写真3 写真4

写真3 自然堤防上に神明神社と棕櫚 平方新田(手前)と深井新田(前方)の境
 1本道は神明神社横で平方新田から下り、深井新田へ上がる

写真4 一輪車ひく男性 自然堤防上の1本道 男性に棕櫚利用等を伺う

写真5 写真6

写真5 自然堤防上の1本道に棕櫚
写真6 棕櫚の皮は細く長く、絡まりフワフワ

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 JR武蔵野線吉川駅から江戸川右岸堤防へ歩く(弊ブログ2015年02月04日
 目的地は旧太日川の自然堤防上にある集落、平方新田と深井新田

 道すがら、シュロ・棕櫚を植栽する屋敷が多い
 両新田でも目に入る

 平方新田で遇った男性(1950年生まれ・写真4)にシュロの利用を伺う
 次のよう
   シュロの使いみちは二つだった
   一つはヨシズを造るためのシュロ縄
   二つは浅井戸水の濾過材

   当地では農家がヨシズを造り販売していた
   旧太日川の河道跡や江戸川にヨシ・葦が繁茂
   そのヨシと自家産シュロ縄を使ってヨシズを編んでいた
   江戸川ではヨシ原を焼いていた

   当地の飲料水は井戸から汲みあげていた
   浅井戸の水は濾過を要するほど濁っていた
   シュロ皮、砂利、砂を重ねた濾過セットを拵えた
   それを2~3セット重ねて通水
   澄んだ水になり、飲めた

 なるほど、シュロ・棕櫚は有効利用されていた
 今見るのは名残り棕櫚

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日・撮影地:写真1~写真5;2015年02月02日・埼玉県吉川市
 写真6;2015年02月15日・埼玉県久喜市


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