写真1 ミトリ(ササゲ・大角豆)の畑 よっこらしょ 前に進む女性
写真2 再び腰を曲げ ミトリ(ササゲ・大角豆)を切る
写真3 赤茶に色づくミトリ(ササゲ・大角豆)の莢 収穫を待つ
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宅地前の畑で作業中の女性(写真1・2)に、なに、なさってんですか。
次のように教えるてくださる。
ミトリ(ササゲの当地での呼称。)をとっている。
ミトリの莢は今頃赤らむので1本ずつ切りとる。
1週間ほど天日に干し、莢を破り、実を1個ずつとり出す。手がかかる。
しかし、「この豆じゃなくちゃ、赤くなんない、赤飯が。ほかの豆じゃ駄目」。
だから、ミトリを作る。
ちなみに、江戸期の武家では赤飯を炊く際、ミトリ(ササゲ)は煮ても皮が破れないので、皮が破れやすいアズキ(小豆)に替わり使われるようになった。皮破れは切腹に通じる。
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2009年08月01日 撮影地:埼玉県幸手市千塚