おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

「かいのこ汁」 代々継承する鹿児島のお盆料理

2012年08月27日 00時00分00秒 | グルメ

写真1 大豆 野菜 キクラゲ 昆布 アブラアゲ コンニャクの味噌煮込み薩摩汁


写真2 具材は大豆 キクラゲ カボチャ コンニャク ナス ニンジン ゴボウ 昆布 サトイモ アブラアゲ


写真3 8月21日夕食に「かいのこ汁」(23:28) スイカ トマト キュウリ ゴボウは我が家の菜園産


写真4 8月22日朝食に「かいのこ汁」(05:53) オクラ トマトは我が家の菜園産


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 「かいのこ汁」は代々受け継がれる鹿児島のお盆料理
 妻は母に、母は祖母にそれぞれ教えられた
 お盆に大鍋で拵え、家族や客に振舞った、という

 我が家では、調理初日8月21日の夕食に、22日及び23日の朝食と夕食にそれぞれ食卓に並ぶ
 暑い中、食が進みますよ
 皆様、お作りください

 作り方は次のようです
  水漬しの大豆を菜種油で炒め、野菜(カボチャ・ナス・ゴボウ・サトイモ・ニンジン)、キクラゲ、昆布、アブラアゲ、コンニャクを味噌で煮込む
  祖母は野菜も菜種油で炒めていた
 
  おおよその手順を箇条書きに記します
  1.大豆、昆布、キクラゲは水にもどす
  2.ゴボウはささがき、カボチャ、ナス、アブラアゲ、コンニャクはさいの目に切り、キクラゲと昆布は5mm幅・長さ2cmに切る
  3.大豆を菜種油で炒め、水を加え、硬い野菜から順に煮る。柔らかくなったら、味噌と酒で味付け

 さて「かいのこ」の語源は、お盆8月13・14・15日の朝、仏前・お精霊(おせろさあ)に供えられる白粥の添え物、すなわち「粥の子」

 追記(2015/08/12):ミガシキは入ってません。コメントをお読みください。


 執筆:有馬洋太郎・妻 撮影者:写真1・2;妻 写真3・4;有馬洋太郎 撮影年月日:写真1・2;2012年08月21日 撮影地:拙宅
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