異教徒たちの踊り

まるでリズムの悪い絵と日記のブログ。それでも____
楽しい出来事があればいいなぁ、と、言う、ブログ。

いつかの小説

2006年03月27日 | Weblog
派遣のバイトは移動時間が長いです。そのためか小説が良く進みます。
とりあえずここ2週間で2冊読みました。
最初の一冊は赤川次郎著の「ふたり」。開始10分で泣いた。オロオロと泣いてしまいました。その後も電車内で読むたびに泣きそうになりました。移動時間で何度感動させてもらったことか。
次に読んだのは村上春樹著の「風の歌を聴け」です。村上春樹さんのデビュー作らしく、初出版(公開?)は1979年だそうです。僕はまだ産まれてませんww内容はとんでもなくカッコよかった◎ブルブル震える興奮や、オロオロと涙する感動はありませんでしたが、どこまでもクールに続いていき、飽きる事のない良い小説でした。

これら2つの小説は、どちらも廃棄処分みたいな安売りがされてましていました。100円とかそのくらい。で、「有名な作家だし、いつか読むだろう」な軽い感覚で1年前くらいに買ったんです。

そんな感じ。

小説ってあんまし目立たないから・・・僕も含めて沢山の人達が、数ある良作を見逃してしまうんだろうなぁ、なんて思いました。


「あらゆるものは通り過ぎる。誰にもそれを捉えることはできない
僕達はそんな風にして生きている」
:村上春樹著「風の歌を聴け」より


「昼の光に、夜の闇の深さがわかるものか。」
:「風の歌を聴け」の文中、ハートフィールド、ニーチェの引用から


「ギョーザ大好き!!」
:金城一紀著「レボリューションNo.3」より

どれも最高に渋い。

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