異教徒たちの踊り

まるでリズムの悪い絵と日記のブログ。それでも____
楽しい出来事があればいいなぁ、と、言う、ブログ。

恵方寿司

2006年02月03日 | Weblog


恵方寿司食べました。沢山食べました。方位磁石も手にしました。15個。
サンクスでアルバイトをしています。
副店長さんが言いました。
副店長「恵方寿司売って」
この人、アルバイトに個人で恵方寿司を売れとか言ってます。

どういう訳かといいますと、アルバイトの人が恵方寿司を周りの人に宣伝&売って来いという指令です。
恵方寿司を知人に売り歩き、サンクスの恵方寿司のの売り上げを伸ばそうという魂胆ですね。
副店長「お友達に売ればいいじゃない」
ありさん「友達いません」
と冗談なのか本気なのか自分でも判断できない台詞で対抗したのですが通用しませんでした。
副店長「最低十個」
との事でしたので、カメラから見切れてしまうほどの量になってしまいました。

方位磁石が15個って・・・。十個しかたのんでないんですけど。
災害が起きても方角だけは判る。でも1個で足ります。
とりあえず14個捨ててから寿司を頬張りました。

その後も色々ありまして、最終的に5個追加されてしまいました。
合計、恵方寿司15本に方位磁石20個です。
という訳で、ここ2日間は朝昼晩と恵方寿司食べてます。方位磁石を14個捨てました。
二日で方位磁石を14個も捨てるのは初体験でドキドキしちゃいました。
節分の初体験です。凄いエッチですね。

ムシャムシャと食べているんですけれど、恵方寿司って一体何なの?
ふと疑問に思いました。
嫌がらせのように方位磁石を付けやがって何様なんでしょうと思ったのです。
そこへラジオのパーソナリティが申し合わせたように解説を始めました。
たまちゃん「南南西を向いて黙って食べ切るとか辛そうですよね」
・・・と、驚愕の事実。
あたかも常識のように話すたまちゃん。
たぶん常識。
テレビを見ない生活で、気付けば常識から置いていかれていました。
調べてみたところ、大阪(だっけ?)から生まれた物らしいです。
南南西には何かの神様がいまして、どういう訳か太巻きを黙々と食べると福がやってくるという不可解極まりない行事が今では常識のようです。

とは言うもののこれも営業戦略の一つですからね。
知っていたところで財布が傷むだけです。
まあ、僕の場合は知らないのに痛みましたけども。

それで、結局何の話かといいますと。
正しい食べ方をしないと不幸になるって話です。

※正しい食べ方。
南南西を向いている。
恵方寿司を食べている最中に、声を出さない&他の物を口にしない。

・・・僕は果たして一体どんな食べ方をしていただろう?
そこで自分の食べた時の状態を思い出して見ます。

僕は常にパソコンのディスプレイを向いています。
それでは一度、上にある写真を見てみましょう。
恐ろしい事に、標準を合わせ今か今かとその引き金を引くように、15個の方位磁石の赤い部分が僕を指しています。
僕はその逆側に向かって食べていたのです。つまりは南。
南南西じゃないとしてもだいぶ近い。僕なら許す。
セーフだと思う。

次に、声を出さない。

・・・主に「うまい」とか連呼していたような気がします。

不幸決定です。

最後に、他の物を口にしないです。
・・・コーヒー飲んでました。
和食にコーヒーとかありえないと思います。

それを10個以上続けましたからね。
どうも今年は不幸になりそうです。

恵方寿司って最低な行事だなと思います。
どうして僕は寿司ごときに不幸を確定されなければならないのだろうかと思いながらも、正しい食べ方で15本食べたら不幸な節分だなとも思ってたりしまして、つまるところ美味しかったので良しとすることにしたいと思いたいのですが、どうして15本も買わなければならないのだと理不尽に思い、不思議な節分の日を送りました。

とりあえず方位磁石はもういらない。