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アートネタなど日々のあれこれ

寄生するプラモデル

2023-04-02 01:07:25 | 美術
ワタリウム美術館で「寄生するプラモデル 加藤泉」を見てきました(展覧会は既に終了しています)。

加藤氏は画家としてキャリアをスタートし、木彫作品を経て、今はソフトビニール、石、布、プラモデルなど幅広い素材を用いて「人がた」をモチーフに制作をされています。新型コロナで展覧会が延期になったりしたため、ひさびさにスタジオでプラモデルを作っていたら、これは作品に使える…と思い、木彫作品にひっつけてみたのだとか。トーテムポールのような木彫やソフトビニールの人がたにプラモデルがちょこんと…スケルトンの人体や動物のプラモデルもありましたね。不思議な生物たちのような作品を眺めていると、どこか違う星に降り立ったような気すらします。私が行った時にはたまたま、子どもたちの集団が来ていたのですが、彼らも興味津々な様子でしたね…。2階はジオラマシリーズ、3階はビンテージプラモデルとのコラージュ作品。4階は部屋の壁一面にプラスモデルの箱が展示されており…プラモデルの箱もアートといえばアートなのかも…と今さら気づきました。そして、ここにはなんとオリジナルプラモデルが…手作りの箱には“IZUMI KATO”の文字がくっきり。プラモデルの素材は石です。そう、路傍の石だってアートになるのですよね…。いわゆるアートとアート的なものとの間を軽々と越境するのが、いかにもワタリウム的…そう、アートはもっと自由でいい…。地階では加藤氏のバンド“THE TETORAPOTZ”の関連展示も。なんと加藤氏はドラマーでもあったのですね…。

この日は帰りに美術館近くの「LATTEST」に寄ってきました。3月のシーズナルラテだったホワイトリボンラテを頼みましたが、50円分がジョイセフに寄付されるようでした。ホワイトチョコモカにマシュマロが添えられたラテはほわん、とまろやかで、美味しゅうございました…。
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