aquamarine lab

アートネタなど日々のあれこれ

笑っているのは誰

2017-01-18 23:53:54 | 美術
ワタリウム美術館で「ナム・ジュン・パイク展 2020年 笑っているのは誰?+?=??」を見てきました。

とはいえ見に行ってからかなり日数が経ってしまったため、すっかり記憶が曖昧に・・・というわけで、思い出せる範囲で書いてみます。

例によって、鑑賞前に甘いもの・・・ということで、まずはオン・サンデーズでお茶を。チャイとバナナケーキのセットを頼みました。このケーキ、素朴なお味でおいしい。ふと見やると、テレビで何やらライブ映像が。時間がなかったので、何となく見流してしまったのですが、これ、とっぷり眺めておくんだった、と後悔することに・・・。

2階は「パイク地球論」。入ってすぐのところに「フレンチクロック」が、ここでパイク時間に引き込まれます。そして奥には「ケージの森」。なつかしい。ワタリウムの吹き抜け空間で見ると、やはり感動してしまいます。サンクチュアリのよう。バックには教授の「てぃんさぐの花」が流れています。むかしむかし教授の“Beauty”は何度も何度も聴きました。ついついあの頃にタイムスリップして・・・。3階には「ユーラシアのみちと永平寺」が。そういえばユーラシアという言葉って最近あまり聞かなくなりましたね。独特の雄大な響き。ユーラシアといえば、ボイスとパイクは生涯を通じて、ヨーロッパとアジアを一つの大陸文化としてつなげる共同制作「ユーラシア」を行っていたそうです。また、この階には「ニュー・キャンドル」も。揺らめく光についつい見入ってしまいます。4階は、「ヨーゼフ・ボイスとナムジュンパイク」。二人の結びつきの強さをあらためて知ることができました。ボイスの死後もバイクによるコラボレーションは続いていたのだそうです。二人のパフォーマンス“Coyote Ⅲ”も視聴できました。ボイスの鳴き声とパイクのピアノ。パイクはピアノもうまかったんですね・・・。

展覧会のチラシにパイクの詳細の年表が載っていました。めちゃめちゃ華麗な経歴です。どうして音楽の道に行かなかったのかは、気になるところですが・・・。この時代って“巨人”みたいなアーティストが登場しますが、パイクもその一人だったのでしょう・・・。すごい時代だったんだと思います。

ところで、パイクというと思い出す曲が。教授の“A tribute to N.J.P”。今となっては死者への手向けとなってしまいました。没後10年、ですね・・・。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« グレート・ミュージアム | トップ | 魅惑の神殿 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

美術」カテゴリの最新記事