詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

ジェラシー

2004年11月14日 | 哀系
今日わたしは
仕事中と思われる一組の男女が
スーパーの駐車上で一休みしているのを見て

あなたにかかわる全ての女性に嫉妬した

胸がさわぐ
キリキリともまれるようにやるせない
わたしには何ひとつ手の届かない
入り込む余地のない
あなたの日常
いろいろな人への接点があちこちに点在する
にぎやかな日常
ノーマルなお仕事
プライベートな人間関係
あなたしか知り得ない
ちょっとした間仕切りの向こうの
あなたの内意

わたしはただ想像する
わたしがいつもあこがれるあなたの健やかな眼差しが
恋愛的な一途な熱さをたたえる瞬間を
誰にも見せないその胸の奥からこみ上げる
熱い想いの寄せられるしあわせな女性を

密かに
わたしは ''ふっ'' とうろたえる

あなたが誰かを愛するなんて

198X.2.9 am2:48


悲しい告白

2004年11月13日 | 哀系
先程電話でお話しした時に
電話をたびたびかけるのは
どうですかと
聞きたくて 聞きたくて
何回も頭の中で反芻していたのだけれど
あなたには最近益々遠慮しがちになってしまって
いつものことだけど
とうとう
言えずに終えました。

あなたの眼差しがとらえる相手が
どんなにあなたにふさわしい
清純で愛らしい良質のお嬢さんで
わたしなんかは遠く離れた存在であっても
やはり
あなたには嫌われたくはありません
疎ましいと
思われたくないのです
図々しい女と
軽蔑されたくないのです
せめて
友として
知り合いの一女性として
あなたの目には好ましく映りたい

清らかなあなたの眼差し
その眼差しに
どれほど焦がれようとも
人知れず一日中
その眼差しを
思い描いていようとも

わたしはもう
そこへは
入って行けませんね
汚れて疲れて
身も心も
ボロボロなんです。

198X.2.3 am2:40


些細なことで

2004年11月01日 | 哀系
耐えられない    
泣きたい      
うろたえる     
          
消えたい      
あなたに      
嫌われるなら    

死ぬまで
想い出に
生きるもの

いやなの
あなたが
怖い

お願い
わたし
見て?

お願い
あっち
向かないで

あなた
向こうへ
行かないで

壊れる
わたし
すぐに

ダメになる
わたし
すぐに

ホントは
わたし
脅えてるから


耐える女

2004年08月20日 | 哀系
初めてあなたを見たとき息を飲んだ
そしてfreeze
次の瞬間心の奥が溶けてゆくのを感じた
でもすぐにそんな現象は閉じ込めてフタをして押し殺さなければならなかった
大変なことになるって直感したから

その頃のわたしは最悪の状態だった
生活と生存と心の闇と全ての人間に対する病的違和と嫌悪をひとりでかかえて
密かに心は死にそうで
そんな中あなたを見たの

ショックだった
あなたを見て
あなたの存在を知ってしまったことが
何もこんな時にこんな最悪の状態の時にって
成就され得ない思いの
苦しさ辛さ知っていたから
その先に必ず来る迷宮の闇も
散散見てきたから
そしてボロボロになって壊れてゆく自分の後ろ姿も
予見できたから

一年以上にわたり
自分の数々の問題に加えて
あなたへの心的反応を押し殺す苦悩の日々を味わった
でもダメだった
あの夏の日わたしから発してしまったささいな問いをきっかけに
それまで押さえに押さえ耐えに耐えてきた苦労が
一瞬にして徒労と化し
満水に溜まったダムがあっという間に決壊し
水が
激流となって一気に流れ落ちるように
あなたへと流れるわたしの想いは
止めようがなくなってしまった
それでも止めようとはした
自分を叱責して叱責して自虐的なまでに叩いて叩いて
止めようとした
それもムダだった

あなたに会える喜びや
あなたと話せる幸せは
わたしの心を一変させた
あなたに感じる喜び
あなたに感じる幸せ
あなたから受ける癒し
あなたから受ける凪
わたしの心が全て
あなたに飲み込まれてしまった

あなたはわたしの初めての人
初めて、人と話すことの喜びを教えてくれた人
初めて、また話したいって思うことができる人
初めて、閉め切っていた心の窓が全開になっちゃう人
初めて、野放しの自分に自然になってしまう人
初めて、ぜーんぶ好き!て言っちゃいたくなる人
初めて、自分の心が少女の頃にタイムスリップしてしまう人
初めて、自分は女だったのだと自覚させてくれる人
初めて、思ってるだけで幸せ!て思える人
初めて、その全てを守ってあげたい気にさせられてしまう人
初めて、この人の為なら何でもしてあげたいって思えてくる人
初めて、いっそあなたの母になって癒してあげたいなんて思えてしまう人
初めて、会えない辛さに耐えかねて何日も何回もわたしを泣かせる人
初めて、二度と会うことができないとしたらその時点でわたしの心は死んでしまうだろう、て分かる人
そして初めて、死ぬまであなたが好きって言いたい人

他にもある
初めて、超個人的な秘密の話しを
数え切れないくらいしてしまった人

他にもある、いっぱいある。思い出せばいっぱい出てくる
全てが初めて て言ってもいいくらいの、あなたはわたしの初めての人なわけで
あなたがわたしから消えたら
それはやっぱり恐ろしい出来事なわけで
わたしはやっぱりボロボロになって壊れることは自明の理
わたしの心が逝ってしまうのは自明の理
それでもわたしには何も出来る術はない
ただ黙って
耐えることの他は。
                   19XX.4.4 am5:05


カイゾーコンパク

2004年08月20日 | 哀系
いっそカイゾーコンパクになりたい
カイゾーコンパクになって
なったまま二度と復活できなくていいから
あなたの背広のポケットに入って
そこでずうっと暮らしたい
恐ろしくバカな話しだけど
マジッスよ!
         XX4.3 am4:10
        「改造魂魄-BLEACHより-」


泣く女

2004年08月20日 | 哀系
自分の悲しみのことでこんなに泣けるなんて知らなかった
このわたしが
在りもしない幻想の想いの中であるにせよ
こんなに らしい 反応するなんて知らなかった

生まれて初めて悲しくて泣いた
生まれて初めて寂しくて泣いた
生まれて初めて会えない辛さに耐えかねて泣いた

面影をいとおしんでは泣き
今までの一こま一こまを思い出しては泣き
今まであったことがもう無いことへの身を切られる心の痛さに
体を振るわせて泣いた

あなたに会えないなんて
あんな風にあの場所でお話しできないなんて
あなたとタバコ吸って
コーヒー飲んで
ただ、お話しするだけだったのに

全て 持ってかれてしまった
全て 切断されてしまった
誰に?
神様に?
どうして?
許されない?
そんなことさえ

あなたがいないなんて
あなたがもう二度と、来ないなんて
もう二度と、今までの様にできないなんて
ただ ひとりの 人なのに

わたしにはただひとりの人なのに
大切な 一番大切な 心の人なのに
石のようなわたしの心があんなに自由になれるただひとりの人なのに
会話の楽しさ教えてくれた、ただひとりの人
人と話すのがこんなに楽しくて嬉しくて喜びに感じる
ただ、ひとりの人
また話したいと思える、ただひとりの人、なのに
わたしにとってのたったひとりの人
唯一無二の、存在だったのに

持ってかれてしまった
一番大事なものを
奪われてしまった

もう誰とも話しなんかしたくない
楽しい会話なんかできない
あなた以外の人となんか


嫌!!
あなたと話す喜び知ってしまった今
もう元には戻れない
あなたがいないなんて
ここから消えてしまうなんて
もう二度と、ここには来られないなんて
もう二度と、あんな風におしゃべりできないなんて
信じられない
心が受け入れることを拒絶する

あなたのいない日常
あなたのいない生活
あなたとのつながりが限りなくゼロに近い関係
何も言える立場じゃないわたしに
どうしろっていうの

あなたがいないなんて
もう二度とここに来ないなんて
あんな風におしゃべりできないなんて
わたしの胸は
死んでしまうよ。
                 19XX.4.3 am4:00



一番言いたいこと

2004年08月01日 | 哀系
一番言いたいことが
一番言えない

会いたい

お茶したり歩いたり車転がしたり
普通のデート様のものを
したい

ただ自由に
ためぐちで
立場を脱いで

きっと楽しいよ
だって今だって
すっごい楽しい・・・

会いたい

あなたは?
きっと・・・
    X X 1.10 am8:37


言わない告白

2004年08月01日 | 哀系
ひとりの時が一番いい
あなたを自由に思っていられるから

あなたの面影を胸に抱いて
終わりにできたらわたしはしあわせ

でもその前にどうしても言いたい  
わたしは
あなたが
好きだって。
             X X 2:17




おちる

2004年08月01日 | 哀系
その色を追っている 無意識に
その文字を探している 無意識に
その容を準備している 無意識が

見たってしょうがない
そう思いつつ その影を恋うている

探すな!
痛みが増すだけだ

意識が叱責する
一縷の望みも無い

脳は知っている

落ちた其処から出られない
落ちて射抜かれて全身を

ヤラレタ

助かるす術はない
何処までも何時までも落ちる
あなたに
          X X 1.25 pm9:20


白日夢の底で

2004年08月01日 | 哀系
くるはずは無い

くるはずは無い

くるはずは無い

くるはずが無い

頭は知ってる その電話を

飛び散る心が待っている
白日夢の底で
  X X 1.21 pm2:05




崩壊

2004年08月01日 | 哀系
また今日も狂ったわたしの一日が始まっている。
昨日も一日中あなたを思うことに終始して
日付が今日に変わる前からあなたのことを思っていて
日付が変わったあともTVを見たり見なかったりしつつあなたのことを思っていた。
そして一晩中眠ることなくあなたのことを思っていて
朝になってもあなたのことでいっぱいで
この時間まで続いている。
頭痛くて体痛くて薬飲んで
ふらついてアイアン飲んで
気持ち悪くて胃薬飲んで
ほかに数種飲んで
もう、眠りたい。
頭が痺れてふわふわしている。
TV消して部屋閉めて電気消して
薬飲んだし水用意したしもう、眠りたい。
多分眠りに落ちるその瞬間も 
あなたのことを胸に抱いている。
ばかだ 狂ってる 尋常じゃあない
でも
これがわたし。
覚醒している限り脳はあなたをみている。
覚醒している限り心はあなたで溢れ
覚醒している限り胸はあなた一色。
覚醒している限りあなたに会いたいと思い続けている。
覚醒している限りわたしはあなたにふさわしくないと再認し続け
覚醒している限り白日夢の中で溺れ続けて
覚醒している限り現実を乖離して

わたしは
壊れている。
                         X X 1.16 am11:40


あなたを思うことのほかは

2004年08月01日 | 哀系
何も手につかない
家のことも
用事も
自分のことも
だって
あなたのこと想ってる方が
楽しくて 嬉しくて 幸せなんだもん
想うことを止めて
他のことをするなんて
できないよ
手につかない
全てフリーズ 後回し 先送り
何も手につかない
あなたを想うことの他は
           X X 1.15


好き。

2004年07月31日 | 哀系
でも、あなたが好き。
あなたが好きなのを 止められない
いけないことってわかってる
あなたはわたしを好きにはならないってことも
わかってる
でも、あなたが好き。
一日中あなたのことで
頭の中も 心の中も いっぱい
あなたのことしか考えられない
あなたのことしか浮かばない
あなた以外のことを考えるのは嫌
あなた以外のことを思うのも嫌
今わたしの心は
あなただけ居ればいい
わたしの胸は
あなただけ思っていればそれで幸せなの
あなたが好き
それ以外何もないし
何もいらない
一生の片思いって
知ってる
でも あなたが好き
やっぱり あなたが好き
あなたが好き
あなたが好き
           XX 12.13


アンビバレント

2004年07月31日 | 哀系
わたしの生活にあなたはいない
わたしの日常にあなたはいない
わたしの生存にあなたはいない

あなたがこの街に居たって
二つの次元は平行し
どんなに近づいても
わたしの世界とあなたの世界が
重なることはない

一箇所に重複する二つの次元
同じ線上を併存する二つの流れ
一枚の写真に写りこむ二つの像のように

たとえ
同じ場所に居たって
空間の一致をみることはない
空気が溶解し混ざり合うことはない
確固として現存する戒厳の見えない異次元の壁

わたしの心の中にだけ一方的に
絶えることなくあなたが居る
壊れたわたしのアンビバレントな
頭の中にだけ
                     X X 1.18



お手紙 3

2004年07月31日 | 哀系
あなたの数字をメモに留めてしまいました。
      
ホントはずっと以前に。
      
それを見ているだけで
           
切なくて
          
ドキドキで
     
胸が焦げて熱いです。

                  X X 10.12