詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

悲しい告白

2004年11月13日 | 哀系
先程電話でお話しした時に
電話をたびたびかけるのは
どうですかと
聞きたくて 聞きたくて
何回も頭の中で反芻していたのだけれど
あなたには最近益々遠慮しがちになってしまって
いつものことだけど
とうとう
言えずに終えました。

あなたの眼差しがとらえる相手が
どんなにあなたにふさわしい
清純で愛らしい良質のお嬢さんで
わたしなんかは遠く離れた存在であっても
やはり
あなたには嫌われたくはありません
疎ましいと
思われたくないのです
図々しい女と
軽蔑されたくないのです
せめて
友として
知り合いの一女性として
あなたの目には好ましく映りたい

清らかなあなたの眼差し
その眼差しに
どれほど焦がれようとも
人知れず一日中
その眼差しを
思い描いていようとも

わたしはもう
そこへは
入って行けませんね
汚れて疲れて
身も心も
ボロボロなんです。

198X.2.3 am2:40



コメントを投稿