詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

ジェラシー

2004年11月14日 | 哀系
今日わたしは
仕事中と思われる一組の男女が
スーパーの駐車上で一休みしているのを見て

あなたにかかわる全ての女性に嫉妬した

胸がさわぐ
キリキリともまれるようにやるせない
わたしには何ひとつ手の届かない
入り込む余地のない
あなたの日常
いろいろな人への接点があちこちに点在する
にぎやかな日常
ノーマルなお仕事
プライベートな人間関係
あなたしか知り得ない
ちょっとした間仕切りの向こうの
あなたの内意

わたしはただ想像する
わたしがいつもあこがれるあなたの健やかな眼差しが
恋愛的な一途な熱さをたたえる瞬間を
誰にも見せないその胸の奥からこみ上げる
熱い想いの寄せられるしあわせな女性を

密かに
わたしは ''ふっ'' とうろたえる

あなたが誰かを愛するなんて

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