詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

ギターの弦のキーホルダー

2014年01月28日 | 白い小石-M君の。

わたしが何気なく作った
張替えで余ったギターの弦のキーホルダー

おむすび、
って冗談交じりの名前を付けて、君に見せた

思いがけずに君は、欲しい、って
驚いた、嬉しかった

数ヶ月後に会った時
君はそれを携帯に付けていた

頼りなさげに一つそれだけが
小さく揺れていた

こんなんでいいの?
うん。aoさんが作ったものだから・・・

君は
嬉しそうに、はにかむように

笑って言った

M君わたしは
今も今までもこれからも

君が
大好きだよ

そして
その時の君の無垢な心に間断なく同化するのを躊躇させた

自分に対する過度な過小評価が
君に関わる全てを失う結果に繋がったって

今思い知らされているよ
取り返しのつかない

無の中
虚の中で。

2014.1.27 am4:34