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詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

埋もれた石

2008年01月22日 | うたかた 2008

こだわりじゃなくかたくななだけ
広くなく狭いだけ
バランスなくアンバランスなだけ
世に親和なく厭世な引き篭もり

そうだよ
ちっとも凄くなんかない
良いことじゃない

狭めて狭めて自ら
歩く道さえ道の方から遠ざかる

最たると思う即物の
肉体の劣化が魂の狭窄を真綿で押す
寝たきりの心は寝たきりの足を作る

どんなに美しい鉱物だって
手をかけなければただの石
ただの土中の埋もれた石。

08.1.22 am11:29


ごめんね。

2008年01月04日 | 白い小石-M君の。

ごめんね
一番深い絶望の時にそばにいてやらなくて
ごめんね
一番深い声無き絶望の声に答えてやらなくて
ごめんね
夜に話そうなんて逃げてしまって
ごめんね
そのうちにって
そのうちにって
・・・

君は全てが今だったんだよね
今会いたくて
今そばにいてほしくて
今聞いてほしくて
今話したかった

君はづっと今を欲していた
そのサインをわたしは確かに見ていた
聞いていた

君は全ての今と
全ての過去と
全ての未来と
全ての人に絶望を見て
死を行った

わたしにも絶望を見た
だよね

ごめんね
君に死の実行をさせてしまって

ごめんね
君を死に追いやって

ごめんね
君を死なせてしまって

何もできなくて
ごめんなさい

独りで死の駅へ行かせてしまって
独りでその列車に乗せてしまって
独りで彼の地へ行かせてしまって

最後の夜空は綺麗だった?
美しい月は見た?

寒くはなかった?
何か食べたの?

安心して
眠れたの?

寂しく
なかった?

ごめんなさい
全て
ごめんなさい

ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい。

2007/12/31 06:06


まだ

2008年01月04日 | 白い小石-M君の。

まだたまに死を夢見る
将来への希望
建設的思考
自己へ対しては全くない

愛しいものへの慈しみの気持ちだけで
死への具体化を行わずにいる

M君、君と一緒に逝くことも考えたんだよ
いっそのことって
君が逝った地でわたしも逝こうかとも思ったよ
未だこの世で何もする気になれず一日中寝ているけどね

いつか、って思いも残ってるよ
いつか君が逝った地でって

愛しいものの生を願い
自分の消滅を夢見
現状への恒久的絶望を食らい

まだ生きているよ
クオリティという健康的なものは
排除した中で。

2007-12-30 16:06