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詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

好き。

2004年07月31日 | 哀系
でも、あなたが好き。
あなたが好きなのを 止められない
いけないことってわかってる
あなたはわたしを好きにはならないってことも
わかってる
でも、あなたが好き。
一日中あなたのことで
頭の中も 心の中も いっぱい
あなたのことしか考えられない
あなたのことしか浮かばない
あなた以外のことを考えるのは嫌
あなた以外のことを思うのも嫌
今わたしの心は
あなただけ居ればいい
わたしの胸は
あなただけ思っていればそれで幸せなの
あなたが好き
それ以外何もないし
何もいらない
一生の片思いって
知ってる
でも あなたが好き
やっぱり あなたが好き
あなたが好き
あなたが好き
           XX 12.13


アンビバレント

2004年07月31日 | 哀系
わたしの生活にあなたはいない
わたしの日常にあなたはいない
わたしの生存にあなたはいない

あなたがこの街に居たって
二つの次元は平行し
どんなに近づいても
わたしの世界とあなたの世界が
重なることはない

一箇所に重複する二つの次元
同じ線上を併存する二つの流れ
一枚の写真に写りこむ二つの像のように

たとえ
同じ場所に居たって
空間の一致をみることはない
空気が溶解し混ざり合うことはない
確固として現存する戒厳の見えない異次元の壁

わたしの心の中にだけ一方的に
絶えることなくあなたが居る
壊れたわたしのアンビバレントな
頭の中にだけ
                     X X 1.18



お手紙 3

2004年07月31日 | 哀系
あなたの数字をメモに留めてしまいました。
      
ホントはずっと以前に。
      
それを見ているだけで
           
切なくて
          
ドキドキで
     
胸が焦げて熱いです。

                  X X 10.12



24時間の亡霊

2004年07月31日 | 哀系
丸一日 その一点に想いを馳せることだけに費やしている
丸一日が ただそれだけで終わってゆく
無理矢理心を引き裂いて我を我に帰すのは
夏の陽が暮れて外も暗く
ちまたは夕飯も入浴も終わろうという頃

わたしは 亡霊になってしまった
心が失われていくのに
念のみが途切れることを知らず流れていく
この肉も最早営みの役にたつ代物ではなく

魂を吸い取られ我を無くしていくというのに
亡霊になった幻想の姿のみが
明るさを僅かながらに増している
その姿を見る近しい人々は喜ぶだろう
亡霊と知らずに

神経と亡霊の共存がいつまで続けられるのか
わたしにはわからない
もう
24時間が
白日夢になってしまった
                       X X 7.15


痛い。

2004年07月31日 | 哀系
最後に君を見てからまだ一ヶ月
君に逢いたくて逢いたくて
頭の中が変になりそうなのを
ギュウギュウ押さえて耐えて今日まで来たけど
逢いたいよ
逢いたいよ
わかってる
全て無意味で
全てふさわしくない
義、理、常、人 全てに離反し
知っているけど
想いが自然に湧いて出る
一度出現したらそれは生き物になって
わたし自身の自我も意志も
想いを自力で押さえることが出来ない
意志の力でどんなにプレスしても
プレスすればするほど
圧縮され凝縮された想いはより膨らんで
フタした心を突き上げる
ひとりで戦ってるよ
かろうじて現実につながっている切れそうな糸を
なんとかつなぎ留めておくように
毎日戦ってる
戦って戦って人知れず
疲労して消耗してストレス溜まってエネルギー削って
つらいよ
こんなことになって
君に逢いたくて
痛くて。
                      X X 6.28


蕩心

2004年07月31日 | 哀系
白日夢も顕在意識も作動中も停止中も
my mind は  ひといろ only you

休むことなくあまりに激しく
自分で呆れて途方に暮れて
疲労困憊

でも
やめられない

自力ではどうにもならない
流れ出ていくだけの自我
自責のあとの呆然自失
自戒して
脳は限界
自爆しては出芽する堂々巡り

いつまで生きても次元が合わない
漂零の小心者の
漂溺、漂没して陥溺した蕩心の姿なんて
目もあてられない

のに
                 X X 5.2


意味なんてないのに

2004年07月31日 | 哀系
どうにかなってしまった
覚醒中途切れることなく持続する
スイッチオンのままのスクリーン

一人の時も誰かと居る時も
食べる時もTVを見ている時も
歩いている時も運転している時も
話している時も用事している時も
具合が悪い時も良い時も
時と場所と状況と体調に全く関係なく
全て目が覚めている時は
あなたがいる
不埒だ
自分に呆れる
ただ事じゃない
おかしいと言える

意味なんて無いのに 意味なんて無い
不毛なのに
               X X.4.30


隠し事

2004年07月31日 | 哀系
目が覚めている時は 絶え間なく君を 思っている
目が覚めている時は 一日中胸の内で君と 話しをしている
全てが在り得ないことを わたしはしている
不毛の白日夢の中で 不埒な焦がれに 耽溺する

身を費やし 心を費やし 時間を費やし 生活を費やし
内奥の全てで君を見て
深淵の奥の穴には底がない
光源がどこにもないのは知っている
現し身の君が存在し得ないのは 知っている

落ちる
落ちる
罪過の海に吸われていく
真っ逆さまに 沈んでいく

掴むものはひとつもない
触るものさえひとつもない
視線は切られ
声は胸の中でだけ点滅し
時が過ぎ季節は巡り。

誰かわたしを止めて!
嫌!
ほっといて!
誰にも言わないから・・・・・・
                         X X 6.25



真昼に生む夜

2004年07月30日 | 重い系
毎日のように
空が
黒から水色に変わってゆくのを窓越しに感じて
そのたびに
体内から
夜を吐き出し
わたしは
蛍光灯の四角い光りにしがみつく

背中で見るだけで昼はすでに充分過ぎる

電気で温まって電気で涼しくなって
電気で明るくして電気で時間を通過して
心の闇にはそれでも苦しい

蛍光灯の下
胸は夜を抱いて眠る
ほかに抱くものがなくて
生産しない心は
真昼に夜を生む
            1997.7.2 am5:05



あなたのためにうたう歌

2004年07月30日 | 哀系
あなたのために うたう 歌
愛と 死の 歌
朝焼けの満月の大き過ぎる光過ぎる死の輝きが
想いの狂いを起こす
覚醒した脳が見る
ウィズ アウト ユー の夢
あなたなしには
生きられない
歌えないって
彼女が叫ぶ
彼女は泣く
ねえ
彼女が
歌いたがってるよ
                  1997.6.21


全ての人へ

2004年07月30日 | 重い系
日常のいっさいに適応しない
わたしの心に
何も言わないでほしい
電話もしないで
触れないで
来ないで
話しかけないで
一人でずっと
いさせて
静かにそっと
しておいて
心に
入ってこないで
全ての人へ
        1997.6.13


ピエ・イエズ

2004年07月30日 | panic系
ほら来た
嫌だ 嫌だ 嫌だ!
ナッシング
ピエ・イエズ わたしは悪の中で死にます
リマが燃える火に身を投げたように
自分の未来なんて自分の心なんて
何にだってくれてやればいい
この肉の消滅と共に
オマエたちにくれてやる
ピエ・イエズ
わたしはあなたに居ない
わたしは、何を、申し開きすることは
ない
何も言わない
更に更に違反を身に付け
日増しにあなたから離れる
この肉は肉により消滅し
心は肉により消滅する
心が今また一歩消滅に向かいました
思うことは
ただそれだけで全ての方向を決めて行きますね
思うことは
ただそれだけで罪にもなりますね
わたしはあなたに何ひとつ願えません
わたしはあなたに何ひとつ祈れません
誤ることすら
自ら離れます
わたしの心なんて億千万の砂粒のひとつにも満たないのに
わたしはそこから離れられない
こんな言葉の羅列じたい
わたしは罪にいて罪を省みない
わたしは生まれたことに報いない
生まれたことを活かさない
罪のうちに死にます
ピエ・イエズ
わたしは歌います
たったひとりで歌います

Pie Jesu, Domine, dona eis requiem;
dona eis sempiternam requiem.
(FAURE REQUIEM OP.48 ⅳPIE JESU)

ピエ・イエズ
ただそれだけ

思いは
途方に暮れてゆきます
             1995.8.27 am7:52
              ( 私はクリスチャンではありません)


点点点

2004年07月30日 | 重い系
心が言葉に向かわない
なんとか言葉を出そうとしては
倦怠が勝つ
あるのは点点点
全てが倦怠に太刀打ち出来ない
全てに対し倦怠は勝つ
日常は動いてゆく
人々は進んでゆく
わたしは横たわり点点点
ああ○○ ・・・
ねえ○○ ・・・
点点点 点点点
   1995.8.29 am6:26