詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

愛の夢 O lieb

2015年07月28日 | 深い海 2015

                   詩 ao
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O lieb O lieb 死の涙降り 終(つい)え逝くから
O lieb O lieb 遅き思い 嘆きの前に

ひと筋でも 光りあれば
その胸を開けて 悔いなく 愛の中へ

O lieb O lieb 命短く 終え逝くから 
O lieb O lieb 生きてる今

ただ その 愛を生きて

2015.7.27 am11:50


体現

2015年07月22日 | 深い海 2015

ポトポトポトポト落ちる肉
溶けて流れて床に着く
落ちないように上を見る
痺れた感から芽が伸びる

それはやっぱり身の丈15センチにしかならないライムグリーンの二葉
日の出と共に草臥れて頭のテッペンから蒸発した粒子が空に向かって上がっていく

青い青い空ですか
広い広い空ですか
生を無にする空ですよ
人を蒸発させるだけ

休息の無い脳と
休息出来ない心臓と
休息を学習しない内奥と
休息を遺棄した此処

キャパは
一本の縫い針が刺さっただけで弾ける
ビニールテープでペタペタ ペタペタ
剥がれては貼り剥がれては貼り

元の姿は
直径7ミリの角の無いシールになって
地面に溶けて
一体化して

誰にも復元出来ない
それで続けるだけ
石が溶けるのは
焼かれて死ぬ時だけです

見上げる空は永遠でしかなく
歩けない足は心にプレスされ
痛い痛い
ただの肉の塊。

2015.7.22 pm3:00










祈り

2015年07月19日 | 音の前 contrablue

不安定
発作

連続する時間の中で、連続と断続と暫定と停止と百分の一の生活とほんの少しの居眠りと身体のアチコチの不具合と痛さと
空腹は十数時間を跨ぎ満腹は禁忌して此処に居ることにおける内面の食べることへの嫌悪と義務と放棄と惰性

嫌だ
この歳で

不具合が割増し増幅されてアレヨアレヨという間に嵩んでいく
ハッキリしているのは
コンバスの練習をするということ

ただ
一点

一年後も五年後も十年後も二十年後も
何処に居ても何処に居なくても
誰が居ても誰が居なくても
わたしが居る其処で
とにかく

コンバス弾いていられますように

わたしの
唯一。

2015.7.17 am9:17


LOVE。CONTRABASS。

2015年07月03日 | 音の前 contrablue

               進む
               進む
               練習したら進む

               一歩でも半歩でも
               確かに
               先へ

               ちょっとづつちょっとづつコンバスに
               その音に
               同化

               体感
               快感
               実感

               泣きたくなるほどコンバスが好き
               泣きたくなるほどその音が好き
               愛しい

               愛しくて愛し過ぎて
               逝く時はコンバスに心を委ねて逝きたい
               コンバス抱いて逝きたい

               コンバスの夢の中に入って逝けたら最高に幸せ
               きっと笑顔で
               逝く

               わたしの人生の一番の喜び
               今生きている中の一番の喜び
               コンバス

               LOVE
               CONTRABASS

               わたしを幸せにする
               コンバスです。

               2015.5.23 am0:14