詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

生存パラサイト

2008年12月29日 | うたかた 2008
息するだけでパラサイト
飯を食ったらパラサイト
衣して住してパラサイト
動いて停まってパラサイト
電気をつけたらパラサイト
スイッチ入れたらパラサイト
みかん一個もパラサイト
一分一秒パラサイト

生理的に無理だからって別れたアマタの女達
生理的に無理の上にパラサイトして騙して歪んで歪めて歪められてどんどん上塗りして何年何十年上塗りして

生きてるだけでパラサイト
このブログ自体パラサイト

早く死ねばいいのに
存在がパラサイトの
存在。

08.12.29 am7:20


見果てぬ夢

2008年12月28日 | うたかた 2008
見果てぬ夢に完結はなく
叶わぬ夢でも脳の隙間の青空
それも絶たれ

まぼろしは死の淵にしかなく
まぼろしは許しを止め

演技は詐欺詐称嘘の不義
そんなものへの忍耐も限度を越え
破綻の上の構築はお互いを歪め歪め合い

わたしは猫と一緒に穴倉に横たわり
人生を踏みにじり
萎えた足は歩けない。

08.12.28 pm11:27


本音

2008年11月16日 | うたかた 2008
わたしの本心は
何一つこの世の作法に準ずるものではない
ましてや殉ずるつもりもない

生身である以上病もする
生きている限り食べる手段もする
そしてわたしの全ての現実はわたしが一番よく知っている

敢えて尚
わたしの本心は自身の生活にさえ迎合はしない
たとえわたしの全ての年月が現実というこの世の生業から一歩も出られなくても

いつかわたしの内心が明るみに晒されて生業の怒りとともに現実から投げ出されたとしても
わたしの心持ちは変らない
一人で生活する力がないという事実も自分が一番理解し納得している

それでも
わたしの心はその内奥の一番底で心の相容れないこの世の全てのものに迎合はしない
死んだほうがましならば。

08.11.4 am4:39








死にたい

2008年10月04日 | うたかた 2008
ああ死にたい
死にたい詩を書くのももう飽き飽きした感もあるし読む方もああ又かとウンザリもするだろうが
死にたい

スイスってなんていい国なんだと思ってしまうよ自殺幇助が合法だなんてね
スイスに行きたい言葉わかんないし金も無いし飛行機一人で乗れないし向こうで一人で生活なんて出来ないしダメだねコリャ
オワリ

やっぱり山で首吊りか
樹海かメッカだし行くのさえメンドイけど

醜悪が加速する
絶望が肥大する
親のことも子供のことも脳裏から霞んでいく
一度粉々に壊れた核は元には戻らない

いつ終りに出来るのだろう
長過ぎるよこの先
無理に何か映像探して年月つぶして
食って寝て終りだ

箸一本洗うのも嫌だ
もうドロドロだ自身は

終わりたい。

2008.10.3 pm7:30








優しい歌

2008年10月04日 | うたかた 2008
だからその歌を聞いちゃダメだ
脳を塞いで生きているその三次元の虚ろに
身を葬りたくなるから

押し殺していなきゃ
騙して隠して偽って
やがて虚しく哀しくそれも伏せて終わるのだろう

優しい大人なその歌は
未来のない想いへのレクイエム
聞くと哀しすぎて生活を止めたくなるから

聞いちゃダメだ
絶望の何も見えない自身をなだらかになだらかに下って行くのが定めと決めたからには
ココロなんていくらでも握りつぶすよ

自分を一番ないがしろに出来るのは
自分だからね。

2008.9.25 am10:32



緩やかな白い一行

2008年10月04日 | うたかた 2008
君とじゃなきゃ出来ないことがある
それは、
数え切れないくらい沢山沢山あるんだ
数えてる先から
無尽蔵は踊り出す

君とじゃなきゃ行けないところがある
それは、
距離によらず時によらず
空によらず風によらず月によらず海によらず
音楽によらず言葉によらない

君とじゃなきゃ見えないもの
君とじゃなきゃ聞こえないもの
君とじゃなきゃ笑えないこと

君とじゃなきゃ得られない心の自由
君といてしか戻れない元々の僕

君とじゃなきゃ
人生はピリオドの後の空白
終りまでの長い長い
全てに平行する緩やかな白い一行。

2008.9.24 am11:07



公園

2008年08月29日 | うたかた 2008
もう暗いけど
公園にいて
何しよう

誰も夕げに帰って
たった独りでも暗くて怖くても
あのうちへ帰るよりいい

いつかわたしにだって
親しみと慈しみの掛値ない声色が
わたしの名前を遠くからでも届くように呼んでくれるもの

呼んでくれるもの
わたしを
わたしの名前を

呼んでくれるもの
いつか
誰か

そして少女は死にました。

08.8.29 am9:15


アラーム

2008年08月27日 | うたかた 2008
君がアラームを何回も放ったらかして時間もないのに無邪気に寝てるから
僕は君に覆い被さりたくなるよ

おはようと一つ二つ言葉を交わしたあとサッと君はドアを風のように階段を春のようにご飯を食べに行ってしまうから
僕は微笑み貰えるんだ

僕の長い長い待ちぼうけも僕の病める願う祈る慕う山奥の誰も知らない一枚の葉っぱのような思い煩いの胸の焦げ痕も
君の愛しい声が愛しすぎて毎日僕は恋をする

ちょっと空を
ほんのちょっと空を飛んでみただけで

ふたりは子供のように遊んで子供のように笑って子供のようにお昼寝でもして
歌をうたってギターを弾いて

そこいら中の空を飛びまわって風に乗ってドライブして
泳いで疲れてお腹減らしてうちに帰ろう

さあ今日も扉を閉めたら
思念の空が自由に始まる。

08.8.27 am7:22




食事

2008年06月29日 | うたかた 2008
夕飯食べながら泣きそうになった
是や其やも嫌悪を嫌悪し耐えるも絶なる情景も情感もない食事を食べるのだからね
手の震えも戻ってきた
愛はmissingなのだから
フラッシュバックも早々お目見え
ただ一本の枝の力って凄いんだね
不安発作も震えもフラッシュバックも忘れてしまう
去年の今日は嬉しかった
ピエロは居た
早く石に戻らなきゃ
耐えられない

耐えられない

耐えられない。

08.6.29 pm7:21


イラナイ

2008年06月28日 | うたかた 2008
要らないのだから
いないのです

不要なので
消えたいのもやまやまでしょう

嫌なのですから
居られるわけがどこにあろうか

起きているのは
なんとまあ苦痛なことか

死ぬほど暇にも拍車はかかり
ココロもカラダも不善以外に世界が無い。

08.6.28 pm10:06