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詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

車窓の雪

2005年12月24日 | うたかた 2005 blue in blue

車窓を駆け抜ける一面の白は
わたしに郷愁を運び来る

雪国など知らぬままのわたしの
奥深く琴線を揺さぶる

どうしてこの何もかもを覆い被さる白の濃厚濃圧は
わたしの内奥の深い淵にまで覆い被さって
わたしはただその白に埋まってしまいたいと切に
乞う

冷たいだろう
死ぬだろう

寸でのところで逃げ去って冷たい体を温めたくなるのだろう
それでもこの一面の重厚圧力を目にする度に
埋まってしまいたいと思うのだ

雪はわたしの中には降り積もってはくれないから
自ら降られに行きたいと
思うのだ。

12.23 am10:49 大阪に行く名古屋と京都の間の何処かにて


虚空の -全般性不安障害女のセリフ-

2005年12月18日 | うたかた 2005 blue in blue
どうしてこんなことになるのかって一生ものって覚悟しているのに
覚悟
覚悟

どうしてそんな覚悟しなければならなくなったのかって
今更
遅い

何でそんな風にわたしのことをよりにもよって活動的だなんてギター好きで音楽好きで詩書いてそれしか出来ない大人の成り損ないの情けない脳みその劣化著しい不適格不合格不具合不良品なバカ女だよ

この歳でパニック陥って
独り震えて
泣いて

わたしだって年齢による軽減考えなかったわけでもないさ
先生だって言ってたし
いつなの
いつなの
それ
いつ
いつまで待つの
いつになったらもちょっと楽な頭になれるの

一生もの
だよね
解かってる

だけど
だけど
あまりに情けなくて
あまりに劣悪で
あまりに脳カラになって

気が付いて我に返ることさえ
忘れてしまうんだ

時間が関係ないんだ
時間が頭から無くなっていくんだ加速して

この身の震えは
この手の震えは
脳の空白は

辛いんだ
とっても
遣り切れないんだ

何も手につかないんだ
まともな事なんて何一つ
出来ないんだ

失格なんだ
生業に何一つ乗ることが出来ない

それでも知らない間に過ぎてゆく時間に驚いて
居ることでもう終りなんだ

居ることで
それだけで
終りなんだ

何の役にも立ちゃしない
多くの子供達がいっぱいに頑張っているのに
わたしは
わたしは

未だ
虚空に浮いている


加速

2005年12月14日 | うたかた 2005 blue in blue
ヤバイヤバイと思ってはいたけど
もう認めるしかないとこまで来てしまった摂食異常
今食い止めなきゃ
大変

悪化してゆく睡眠異常
その前段階の
無意識の敗退、廃頽
眠剤増やすなって
眠れないんだもの
どうすりゃいいのよ

脳内飛行はエウロパの凍った海の中
女優は女優でも
独り芝居なんかいくら上手くなったって
意味ないよ

現実が離れる日を追うごとに

馬鹿なおんな。


ひずみ

2005年11月29日 | うたかた 2005 blue in blue
まなざしだけが
空を浮いているのだ
何も無い空に

それは部屋なのか
部屋外なのか

何も見えない黒い空間に
二つのまなざしだけが
漂って
降りてこない

だから決して
触れられない

まなざしは次元の違う異空に居るように
その存在を知らしめすだけで

きっと消えて
元居た異次元の部屋に帰って行くのだろう

想いに出来たひずみが
まなざしを見せた

こうしてわたしはたまに
永遠を一瞬に見ることがある

そのたびに言ってきかせる
わかっているよと


止まる

2005年10月27日 | うたかた 2005 blue in blue
止まってしまいそうだよ
時間

止まってしまうよ
時間

止まっているよ
時間

いつもいつも
止まっているんだ
わたし

生活が
見えなくなっていく

薬飲まなきゃ
4コの猫も
希薄で

わたしは動けず
そこへ座ったままで
時折ギターを弾く。

05.10.27 am5;25


霧々の中

2005年10月27日 | うたかた 2005 blue in blue
その振動をキャッチ出来るのはわたしだけ
不随意の
目にも止まらぬ僅かな揺れ

イヤだから
わたしは体勢を変えて
手を引っ込めて
無視をして
そして
日がな一日脳に浮かぶ白い雲の上で
何一つ景色の無い曇天の霧々の中を
脳内飛行に興じている

時々
あっ
と思って
ギターを弾いている。

05.10.27 am2:40


エナジー

2005年10月27日 | うたかた 2005 blue in blue
ひさーびさーにメロディが浮かんだ
眠りの中で生まれた
目が覚めて一回追憶したりしたけど
忘れてしまった
そんなことが今日二回あった
書き留めとかないとダメだ

目が覚めている間中継続する倦怠の圧力の中
忘却の繰り返しをし
安定させる為にバラバラと弾き
食事の仕度をし
お片付けなんかをちょこっとし
久方振りの洗濯をし
猫4匹の糞尿とリバースの後始末に追われ
わたしは
ぐったりしている

立ち上がる
エナジーが
無い。

05.9月末


あの娘

2005年09月14日 | うたかた 2005 blue in blue
あの娘は親子ほど年下なのに
まるでわたしを包み込む聖なる女性のように
わたしの方がなんだか嬉しくなってはしゃいでしまって
それでもあの娘は笑顔で聞いてくれて
子供みたいに無邪気になっちゃったのはわたしかな
それもどうかと今頃気付いたけど
あの娘がただただ嬉しくて
だって笑顔が見えるんだもの
あなたは本当に素適な
愛しい愛しいお子です
ありがとね
あなたのわたしへのアクセスのタイミングは絶妙で
そろそろ来るかなと
叱られるのを覚悟する頃
来るのです
娘の一言は
鶴の声で
きつーい一発
愛情です
だから
わたしは逃げられない
何をするのも人の何倍も何倍も時間かかるわたしだけど
あなたは何も言わずともわたしを想ってくれてるのが解るから
わたしは
しあわせ者だね
親らしいこと何もしてあげられないのに
しあわせな親です
好きだよ
Aちゃん。


嬉しい

2005年09月14日 | うたかた 2005 blue in blue
嬉しい
話せて嬉しい
とっても嬉しい
初めて声聞いた
初めて声で会話した

数え切れない程のメールのやりとり
なだめられて、引っ張られて、笑顔にさせてもらって、叱られて・・・
嬉しい

声で話すのは
もっと嬉しい

あなたと話すのって
嬉しい
楽しい

一度も会ったこと無くても
心出して
見せて
深奥の底で通じて
信頼も
親和も
嬉しい

笑顔になって
笑顔を感じて

嬉しい

ありがと
話してくれて

嬉しくて。

05.9.12 昼下がり



marble

2005年09月12日 | うたかた 2005 blue in blue
停止していることに気付かないで停止していた
模糊模糊のマーブルの雲の中で鉢合わせしたマーブルの軌跡は
デジャブではなく
クスリの無い日の
歩けない元々の澱んだわたしだった

病院へ行かなくちゃ
薬飲まなきゃ

薬無い日が続く中
澱んで
歩けなくて
動けなくて
病院行けない
薬無い日は更に続いて
わたしがしているのは
かろうじてギターに触ることだけ


何で
わたしギター弾いてるの

でも
弾かなくちゃ
せめて
せめて
少しでも
弾かなくちゃ

シャワー浴びなきゃ
病院行かなきゃ
クスリ

飲まなきゃ。

05.9.7 pm3:10