もう
これ以上は
わたし
消したくなるから
わたし
消えたくなるから
2005.1.14
これ以上は
わたし
消したくなるから
わたし
消えたくなるから
2005.1.14
車窓を駆け抜ける一面の白は
わたしに郷愁を運び来る
雪国など知らぬままのわたしの
奥深く琴線を揺さぶる
どうしてこの何もかもを覆い被さる白の濃厚濃圧は
わたしの内奥の深い淵にまで覆い被さって
わたしはただその白に埋まってしまいたいと切に
乞う
冷たいだろう
死ぬだろう
寸でのところで逃げ去って冷たい体を温めたくなるのだろう
それでもこの一面の重厚圧力を目にする度に
埋まってしまいたいと思うのだ
雪はわたしの中には降り積もってはくれないから
自ら降られに行きたいと
思うのだ。
12.23 am10:49 大阪に行く名古屋と京都の間の何処かにて