詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

天国の花

2009年03月04日 | 空の森 2010
天国の花は白いので
誰でも好きな色をつけられます
もちろん白いままでもよいのです
透き通って透明になってもよいのです

天国の花は形も大きさも好きに思い描いて
なんとなくでももちろんよいです
桜のような美しいピンク色の
大きな花に

乗せてあげます
そこにはわたしの知り合いの可愛い猫達がいます
きっと仲良くなれます
わたしの友達もいます

きっと仲良しになれます
だから
寂しいことはないのです
わたしもいずれそこへ行きます

きっと仲良くなりましょう
おしゃべりしたり
遊んだり
お菓子を食べたり

お昼寝しましょう
美しい花がいっぱい
やさしく
抱いてくれます

心おだやかに温かく
なりましょう
一緒に
お休みしましょう

いつでも
いつまでも
苦しむことはないので
安心して

暮しましょう
家族のように。

世の事患いも煩いも全て
無いのですから。

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