詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

アリヨウ 2

2004年12月30日 | うたかた 2004 宇宙よりの
頭が
止まらない
常を逸して
止まらない
日常を
停滞してゆく
思考が
倒れてゆく
感情を
分離してゆく
一方は高みに
一方は深みに
心は真ん中で
点に凝縮してゆく
アンビバレントは
広がってゆく
点は圧縮されて
全てを含んで煮る
わたしはわたしになるわけにはいかない
壊すわけにはいかない
他を
心を
わたしは
忍耐し続ける
両価も
葛藤も
混沌も
病的な心は
病的な全てを
抱えることができてしまう
いつまでも
終までも

悔いが
無い

ギターを
弾こう。

04.12.30 pm4:10



許して。

2004年12月29日 | うたかた 2004 宇宙よりの
真っすぐ見つめたい
臆するのはイヤだ

真っすぐ見つめたい
哀しむのはイヤだ

真っすぐ見つめたい
詰まるのはイヤだ

真っすぐに見つめるのを
許したい

自身に
許したい

そうしなければ
壊れそうだ

今壊れるわけにはいかない
ギターに触れなくなる

アストリアスに
行けなくなる

脳みそよ
御平らに

真っすぐ見つめたい
遠く近くの無言の孵化

心を
許して。

04.12.29 am5:05


多感・・

2004年12月28日 | うたかた 2004 宇宙よりの
自分の頭の多感ぶりにはいささか混迷する
わたしは今までああまでして生き延びてきたのに

なのに
なおも

多感は反応の手をゆるめず
バランスという文字が頭の中にはない
感覚のみで生きているような
まるでウチの猫たちと多くをリンクする
だからわたしは猫という生きものを見ていると
感覚の隔たりを感じず
その中に自身を見てしまうのだが
そこにはヒト的な感性という以前の
本能で嗅ぎわけるごとくの
人間以前の嗅覚や触覚
視覚・聴覚でのみ
脳は瞬時に感応し
感覚が心の動向をどこまでも誘導する
心が感じるのはよいことか
感じ過ぎたらどうなる
さらに感応し続けて
現実を侵食されて
それでもさらに感応し続けて
空も闇も関係なく
天も地も無視をして
昼も夜も見境なく
心は吸い続け出し続ける
人間以前の感覚の子供に戻り続ける
サガのみの無限の白い部屋を泳ぎ続ける

どこまで行くのだろう
どこへ降りるのだろう

途方に暮れる

04.12.28 pm9:43



coffee

2004年12月27日 | うたかた 2004 宇宙よりの
珈琲をありがとう
その一杯の珈琲は
超アメリカンだったけど
とっても美味しかったよ

black!
って無遠慮に口をついたわたしに
イヤな顔ひとつ見せず
入れてくれてありがとう

美味しかったよ
あったかくて
珈琲も
心も

ありがとう
驚いたけど

嬉しかった。

04.12.27 pm7:04


白日夢邪魔

2004年12月26日 | うたかた 2004 宇宙よりの
脳が邪魔
白日夢は強烈で
わたしは無意識のうちに
トリップ

止まれない
自分の意識一つ分の力じゃ
止められない

集中力があると褒められたけど
脳が邪魔しなければ
白日夢に侵食されなければ
倍は弾けるのにと思って
哀しい

脳が邪魔
頭が邪魔
心が邪魔
自分が邪魔

わたしがわたしの邪魔をする
わたしがギターの邪魔をする

去れ白日夢
消えろ白日夢
お願いだ
逝ってくれ

04.12.26 am4:03


子供のように信じていた

2004年12月26日 | うたかた 2004 宇宙よりの
子供のように信じていた
何も
疑わなかった

子供のように信じていた
ただ
信じていた

この年齢をして
子供のように信じるなんて
アリエナイのよね実存の世界

けどわたしは信じていた
今は
わからない

哀しいのかもしれない
悔しいのかもしれない
ありがたいのかもしれない

わたしは信じていた
間の抜けた心をして
信じていた

それだけだった。

04.12.26 am2:53


勝ったよ

2004年12月15日 | うたかた 2004 宇宙よりの
わたしはその日勝った
脳と脳のせめぎ合いに勝つことができた
込み上げ続ける圧縮されたパニックを
自我は拒み続けた
心のドアを下から叩き続けるとぐろ巻く暗雲を
弾きたい!
気持ちが払い続け蹴散らし続けた

わたしは勝った
また勝つかどうかは判らない
でもわたしはその日勝った
勝った

勝ったよ
勝ったよ

戦士みたいわたし
男前?

04.12.15 pm5:57




その日

2004年12月15日 | うたかた 2004 宇宙よりの
その一点で動きを維持しているだけのわたしは
他のナンピトも受け付けない
他の何をも受け付けない

人が居るだけでわたしが壊れていく
その在り様は
ありのままと言えばこれほどのありのままもないだろう

人の群れた顔の蠢きとその思念の見えない波は
辛かったよ
駅で待つ30分は泣きたかったよ

電車の中という空間の違和も
知らない街をぐるぐる廻っていたテイタラクも
情けなかったよ

役に立たなくてごめんね
カラダの不調は人には見苦しいだけ
そんなのさらしてごめんね

ごめんなさい
本当に
ごめんなさい。

04.12.15 am11:42







サワラナイデ

2004年12月15日 | うたかた 2004 宇宙よりの
どこへ行くの
わたし
どこへ行くの
どこにいたの?

カラダの座が危ないよ
赤信号点滅だよ
それで
どこへ行くの

人々
何故笑っているの
何故いるの
何故動いてるの

春からどうしよう
時間がないよ
来年の11月で丸2年だよ
間に合わなかったりして

5年生存率?
そんなもんどうだっていいような気がする
じゃあ
10年生存率は?

イヤだよもうこれ以上
カラダをイジラレルのは
ぐちゃぐちゃされるのは
器具突っ込まれるのは

全てのトラウマが
ありったけのフラッシュバックが
声にならない
悲鳴が

お願い・・
触らないで。
身にも
心にも

04.12.15 am0:48


孤独の先

2004年12月15日 | こころ寄り
孤独を恐れる必要は何にもない
完全なるひとりであるという絶望の闇を
どこまでも深く掘り下げて
落ちるだけ落ちて
行くだけ行って
出口も光りも一切無い自己の穴の中で
気も遠くなるほど沈み込んで
そうやって何年も何年も過ごしたら
やがて精神の別の座が見えてくる

自分はただ世界を
円い天体の上を
流れているに過ぎない
あってもなくてもどうということはない
生きても死んでもどうということはない
一個の存在すらしないに等しい小さな泡

だから歩けばいい
山でもスーパーでも
雑踏でも闇でも
歩くことはできる

孤独は恐れるに足りない
自身の突き詰めた孤独こそが
わたしをやさしく包んで寝かせてくれる

どこに行っても
どこに居ても
わたしはいるのだ
わたしは、いる。

04.12.14 am8:53
K氏作の詩に


真昼の脳の夢

2004年12月13日 | うたかた 2004 宇宙よりの
真昼の脳の夢は
しつこくて
いたいけで
狂い咲き

おかしい?わたし
おかしい、わたし
閉口するし
開いた口が塞がらない

時間を
失う
我も
失う

やっとのことで世界が戻った時
自身の闇の深さに
毎度のことながら愕然と空を見て
焦点も合わない

一日中何に遠慮することもなく
ギターのことだけですごせたら
どんなにか
しあわせなことだろうか・・

04.12.13 pm9:20



冬山

2004年12月13日 | こころ寄り
人を跳ね返し
さりとて来る者は拒まず

けれど覚悟して来い
命の保証はしない

そんなきっぱりとした
凛然たるビジュアルに

さわやか
を感じ

大きさ
を感じ

男前
を感じ

甘えたくなる。

04.12.13 am9:52


みゆさんの 「鹿島槍」 に TB。


弾いた。

2004年12月13日 | うたかた 2004 宇宙よりの
弾いた。
うれしい

弾けることが嬉しい
ただ弾いていることが
嬉しい

それが
うれしい

弾けない自分は嫌だ
とりあえずでも何でも
弾くことが
わたしを維持するのかもしれない

パニック出ても発作出ても涙出ても
弾ける方のがいい
それがいい

弾けた。

うれしい

04.12.11 pm6:18




戻ろ。

2004年12月10日 | こころ寄り
そうだわたしはうなされているようなものだ
物心ついてからこっち
そんなようなものだ

なにを今更考えあぐねて
カッコ気にして
くだらない

ヤメチマエそんな小細工小手先は
まんまでいいまんまで
どうせのたうつだけのたうってできるもんなんてしれている

しれてるものを飾って尚更しれてる
悩むほどの技量もないのに
ワザワザそんなものをこさえなくたってはなから悩むゆえんもない

迎合もいらなきゃ体裁もいらない
寝ても覚めてもうなされている頭のまんま
誰が見ても見なくても

もともと関係ないはずだった
自分ひとりのたわごとだった
戻ろ。

04.12.10 pm4:33
K氏作の詩に