詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

2008年02月27日 | うたかた 2008

太陽じゃなくて

太陽はね
とっても疲れてしまうの明る過ぎて眩し過ぎて
テラテラに晒された銀色の海なの

世間の生なる思念に押し潰されてわたしはあっさりと
向かえないうちから魂がぐしゃって
潰れてしまう

でもあなたの言葉は真夜中の青い吐息みたいに
わたしをふわってくるめてくれる

自身を絶望した魂のわたしでも
あなたは絶望ではなく希望

すぐに死にたくなる癖のわたしは
あなたという星を夢見て
あなたを想って
それだけは
わたしは生きているのね

あなたの一瞬の
架空な夜

わたしの一瞬の
架空な夢。

2月27日 am0:33


波紋の無い湖

2008年02月25日 | 白い小石-M君の。

死んだ君に何を話しても
一つの波も立たない
一つの波紋も広がらない

どんな大きな石も
どんな激しい風も
音も無く
影も無く
揺れること無く
ただただ光りの無い真っ暗な底に
落ちてゆくだけ

わたしから生じるどんな小さな影響も
発することが皆無な安堵

安心して言えるね
今はもう
死んだ君なら。

2.24 21:37


冷たい

2008年02月25日 | うたかた 2008

冷たい
なんてこの脳の冷たいこと
急激に固くなって
やっぱり石だ
最後わたしは石になる


ガラガラ崩れ落ちてゆく情動を感じれば感じるほどに
わたしは
固く 冷たい 石になってゆく

魂の冷たい脳は
どうやって温めたらいいのか知らない

涙は実際
何の役にも立たない

最愛なものはわたしに傷付けられるために存在しているわけじゃない
最愛なものをわたしは守りたい

ならば
石になるよりないと思う

石の寿命は
あと何年。

2008-02-24 14:54


疲れた

2008年02月25日 | うたかた 2008

そこへ行きたいなんてもう言わない
やっぱりK市を目指すよ

わたしは誰ともやっていけないみたいだから
誰にも相対することのない
死を選びたい

この世を生き続けるには
心が軟弱過ぎる

よく今まで踏ん張って生きてきたと思う
それ自体凄いことなのに
誰か一人でもいいから真実認めて欲しいよ

でももういい
疲れた。

2.24 13:7


2008年02月25日 | 白い小石-M君の。
一緒に逝けばよかったね
あの時は事実自分も君と一緒に死ぬって言いだしそうで
それと戦おうとしていたの


あの時一緒に逝けばよかったってつくづく思うよ

わたし今とっても死にたい
死にたい
死にたい

2.24 12:53


K

2008年02月25日 | 白い小石-M君の。

Kに行きたい
君が行ったKの駅
君が逝ったKの山

駅前のホテルに部屋をとって
一日中駅前の人の流れる景色をただじっと
眺めて過ごしたい

君が恋しいよ時間が経つほど
君に逢いたい

君と同じ山に行って
わたしも逝きたい。

2008-02-17 12:53


無為無意味

2008年02月25日 | 白い小石-M君の。

一緒に住みたかった
強引にでもここに連れてきたかった
独りを感じさせないように
気のおもむくままここに来て
気の済むまでここに居て
その繰り返しでいい
行くところがある
帰るところがある
その実感を
感じさせてあげたかった

気持ちでいくら思っていたって
伝わらなければ意味がない
動きが伴わなければ伝わらないのなら
そうしなければ

すべてはただの思いつき
実体のないただの
お噺。

2008-01-10 14:02