詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

哀しいから、

2008年05月26日 | うたかた 2008
雨は心より哀しくない
哀しいのは人の
心だけ

哀しい心に陽射しは要らない
身も
心も
倒れてしまうから

哀しい心が安堵するのは
暗闇
遮光カーテンでこの世を隔てて
また寝よう

いつものように
いつまでも
できるだけ
長く
目覚めないことを夢見て。

08 5 26 am1:34


寝る前の一人思い

2008年05月25日 | うたかた 2008

わたしの友達は煙草と水
隣人は猫
暗闇がベッド

箱から出ない生活は
あと何年続くのだろう
カクッと死ねないものだろうか

今から寝て
そのまま目が覚めなければいいのに
寝てる間に死ねたら
それは
この上もなくしあわせなことだ

たまに降る雨は
慰めだろうか
遮光カーテンで心をガードして
眠ろう
人に触れれば触れるほど
神経裸な心は閉じ込めないとけないから
わたしは
黙って
寝る
寝てしまおう
神経裸な心は
押さえないと
心を
感染させてはいけないから
自分からだって
逃げなきゃ

いつまでも
寝ていよう

無理を押しても
寝ていよう。

2008 5 25 am5:20


悠久の人

2008年05月06日 | うたかた 2008

君は
たったひとりの人

君は
最初で最後の人

君は
時を越える空

流れる
雲の旋律

無き道も君の面影を辿って
僕はゆく

君のぬくもりを慕って
僕は生きる

君は
時を越える悠久

僕は
一生をかけて

君に
ありがとうを届けたい。

08.5.5 am8:54




あの雲、

2008年05月05日 | うたかた 2008
あの歌を唄ってと君が言う
覚えているだろうかと僕は言う

あの歌を唄う僕
優しく聞いている君

「哀しい歌詞だね」
「うん」

二人の間に流れる時は悠久

僕の肩に寄り添う君
僕は君の頭をそっと撫でて…

僕達は
時を越えてゆこう

あの雲は
永久(とわ)の旋律だね…

08.5.5 am4:49


ジレンマ幾重

2008年05月04日 | うたかた 2008
幾重にも重なった人生のジレンマ
お互い絡み合い重く複雑になるばかり
どれも究極の選択ばかりで地に立てず空中の楼閣に無駄に漂うこと意外生きようのないわたしは
マトモに考えることも判断することも動くことも出来なくなって久しい

極と極のジレンマの連なりの中
どんどん沈んでゆくどんどん壊れてゆくどんどん乖離する

何がどうなっていたんだっけ
わたしはどうしたかったのか
どこへ行きたかったのか
何がしたかったのか
何がどうなっていたんだっけ

どんどん離れてゆく
どんどん剥がれてゆく

わたしはどうすればいいですか
何がどうなっていたのか

わたしはわたしを
忘れそうです。

08.5.4 am6:06




17年2ヶ月と何日か

2008年05月03日 | うたかた 2008
最初の1日を除いて2日目から
毎日我慢しているよ

死にたいほど
殺したいほど

家畜とは違うね
何の食料の生産にも寄与してないから
ペットとも違うね
愛玩な存在とは間反対の位置だろ

ただ
飼われている存在
それだけだ

そうしないと生きていけない自分
それがわたしの生きる道
という現実だ

真実なんてものは喜んだ後に出るセリフだ
どんな真実があろうと現実は真実なんて関係ない

生き死にに係わりのない真実なんて遊びのようなものだ
楽しくやってればいいさ幸せ謳歌結構結構

わたしには関係ない。

08.5.3 pm6:59