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詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

サタンに会う夜

2004年11月05日 | panic系
赤い月。
大きな月。
5倍の。
黒い月。
黒い空の。
わたしは○をシャボンの中に入れて。
それが部屋いっぱいの大きさになって。
それは部屋になった。
いつも違うルート。
そう。
頭の中が揺れていた。
プリトーはやわらかすぎた。
イスがふたつ。
くねくね。
そう2。
2。
2。
あこがれの2。
エイエンの2。
終りのない4月。
3月は終り。
エイエンの4月。
ベッドに張り付いた。
天井の穴。
10㎝。
雪。
頭の上の。
電話。
カマキリが。
カッパの。
電話した。
ああ。
コオリ。
コオリ。
コオリ。
ああ。
ここでもう終り。
そう。
そして今日も終わった。
そう終り。
今日終わった。
今終わった。
つづきは。
ありませんよ。
フィーネ。
フィーネ。
フィーネ。
ああ。
底を走る。
走る。
走って。
走って。
走って。
エイエンに終わらない。
イナ。
無い。
もう。
消えてしまったのだから。
イヤ。
イヤ。
イヤ。
イヤ。
イヤ。
イヤ。
聞こえるわけないですよ。
そうですね。
そうです。
オマエはもう消えているんだよ。
オマエはもうイナインダ。
オマエのことなんか。
見えないのサ。
オマエなんか知らないよ。
目障りだ。
耳障りだ。
星へ帰ろう。
そうですね。
星へ帰れ。
そうですね。
ひずみだ。
ひずみだ。
ひずみだ。
オルガン・ポイントですか。
いいえ。
エイエンの。
パラノイア。
ああ。
やっと。
出ましたね。
ええ。
やっと。
時間。
ええ。
そう。
頭が廻っていたものですから。
あっ。
そう。
ええ。
そうです。
それは。
それは。
区別がつきません。
呼べばすぐに会えるんですもの。
あなたは。
知っているの。
バーカ。
ザケンナ。
知るわきゃないだろうが。
ええ。
え。
え。
そうでした。
ゴメンナサイ。
忘れていました。
すぐに。
忘れてしまうの。
このタコが。
エエ。
ホントに。
ネコを殺しましたか。
ネコを殺しましたか。
ネコを殺しましたか。
どしても。
殺したいんです。
そうせずにはいられないの。
アイツらも殺しましょうか。
エエ。
エエ。
できるものなら。
全メツですね。
無くなりますね。
ナッシング。
イエイエ。
ミッシング。
体は正直ね。
イナ。
正直は頭。
そうそう。
ゆれていた。
廻っていた。
打っていた。
殴られていた。
かき回されていた。
ぐるぐる。
ぐるぐる。
ぐるぐる。
ぐる。
シェイクしたんです。

19XX X月17日



血は冷えて青になりました

2004年11月05日 | panic系
血の色は青。
血は石。
あの時のような。
赤さはない。
あたたかさはない。
もう切れたんだから。
言葉はむなしいだけ。
言葉はむなしいだけ。
言葉は信用できない。
言葉はムダだ。
言葉はムイミ。
言葉はむなしいだけ。
言葉はカラ。
カラ。
カラ。
ガイコツだ。
ガイコツだ。
言葉は荒涼とした砂漠だ。
その真ん中の一本道をわたしは歩く。
死ぬ。
その時までただ砂漠を見るだけ。
こころはいつもイエナキコ。
こころはいつも砂の固まった石。
言葉はムイミだ。
血は冷たい氷の石。
すべてはつぶれる。
それでオシマイ。

19XX X月17日


流浪の陳腐の微笑み

2004年11月05日 | panic系
笑うしかない。
笑うしかない。
他にない。
どうしょもない。
他には何ひとつ。
出せやしない。
笑うしかない。
笑うしかない。
笑うしかない。
昔。
M島駅で。
笑いました。
ああ。
夜。
行ってしまうのね。
ヨル。
るろうのちんぷ。
るろうのちんぷ。
るろうのちんぷ。
ちんぷでしょう。
白日です。
何もかも。
銀色にひかります。
白日です。
細い細いハリガネのようなミミズクの足跡。
それだけが笑いあい。
言葉をかわし。
輪になって。
和になって。
ああわたしから。
夜がゆく。
ネェ。
サンタモニカよ。
あっ。
また忘れていた。
すぐに忘れるんです。
もう。
終りです。
終りです。
終りです。
ええ。
全てが。
ここで。
これで。
プッツンです。
これからは。
ダセイですか。
絶望って言うんですって。
ずいぶんとなまやさしい。
ネェ。
そんなもんじゃありませんよね。
ええ。
ええ。
ええ。
ええ。
絶望って。
やさしい言葉ね。
ネェ。
ずいぶん。
やさしいのね。
エエ。
やさしすぎるわね。
エエ。
エエ。

19XX X月17日


頭は記憶して泣く

2004年11月05日 | panic系
彼女は同情する。
あなたに。
あなたは。
同情する。
彼に。
わたしは。
うんこ。
 どうしてそんなに。
 悲しい目なの。
 別れたパパのことを。
 思っているの。
 泣かないで。
 僕がそばに。
 泣かないで。
 いるから。
     ールネ・シマールー
女は空を見つめていた。
女は空ばかりを見つめていた。
あの日。
雨の中を。
そして。
終りになった。
ぼくは。
君の肩を。
そして。
彼女は去った。
メロディ。
トインビーをかしてくれました。
電車の中で揺れていた。
バスの中でヘビにかまれた。
イナ
かんだ。
おはか。
おはか。
防音ボックス。
その。
中。
そう。
キンコにカギ。
そう。
開けた。
そう。
すてた。
そう。
焼いた。
そう。
青い文字が。
消えた。
そう。
青い文字が。
煙になった。
そう。
灰になって。
そう。
消えた。
おべんとうを。
焼いた。
そう。
冬の日。
そう。
青いブーツ。
彼女が。
みがいた。
ストーブ。
そう。
コート。
そう。
雪。
そう。
山。
そう。
青い文字が。
消えた。
そう。
すてた。
そう。
焼かれた。
そう。
灰になって。
そう。
消えた。
何もかも。
もはや冬。
冬だけの冬。
冬ばかりの冬。
イャーたいへんでしたよ。
てがかかって。
まあまあ。
それは。
それは。
お気の毒なことです。
ええ。
まいりました。

19XX X月18日



亡き闇夜の中のデュオへ

2004年11月05日 | panic系
せっかく14と話ができたというのに。
その内容を全部消してしまったのでもう二度と再生はできない。
何故ナイアガラなのか。
今となってはどうでもいいこと。
わたしはあの坂の上で電話した。
今はもう亡きクリームソーダになってしまって。
もう二度と体をその空間に存在させることはできない。
二度と。
不可能。
完璧に。
あなたはコーヒー。
わたしはクリームソーダ。
赤いビロードのカーテンのような生地でドレスをつくったらいいのに。
ね。
そうよね。
駅。
駅。
駅。
あんな山のあんな寂びれたところでそれを1本。
わたしは寝ていた。
そういえば頭の中でモーツァルトが鳴っていた。
ジュピターじゃないよ。
ジュピターは嫌いだ。
40番よ。
40番。
OH!なつかしい。
40番。
なつかしいなつかしいなつかしい。
山の峠。
わたしは我が母の教えたまいしうたがどうしても欲しかったの。
アアなつかしい。
オンブラマイフ。
庭の千草。
菩提樹。
BYRERO
沈む夕日を見て同じことを感じ入るのはあなただけよ。
ブレンドの・・・。
あの街でわたしは何を食べたのか覚えていない。
緑と・・・。
歩いたわね。
ええ。
そうね。
走ったわね。
ええ。
そうね。
山。
海。
草。
まち。
雪。
サクラ。
夕日。
ビラ・ロボスはサイコウね。
ええ、覚えています。
19XX年X月。
そうね。
あなたはホールでわたしを待っていたのでしたね。
ああ何故、何故、わたしはここにいるのでしょうか。
Yはコケタ。
Yはコケタ。
Yはコケタ。
あの花カゴはどうしましたか。
あの花の絵はまだありますよ。
あの喜びの花。
デュオ。
デュオ。
デュオ。
亡き闇夜の中のデュオ。
笑って!
笑って!
もう一度笑ってください。
もう一度わたしに笑って。
どうしたらいいというの。
わたしのからだは全身、黒い油にまみれて目が開かない。
何もつかめない。
雲の中。
雲の中。
雲の中。
そこからもう一度降りてきて。
そしてまた。
ひと気のないそこで・・・ふたりで・・・
Yハコケタ。
Yハコケタ。
Yハコケタ。
モウ、オワリダ。
ナニモカモ、オワッテシマッタ。
モウ、オワリダ。
ナニモカモ、ナクシテシマッタ。
モウ、オワリダ。
ナニモカモ、キエテシマッタ。
Yハコケタ。
Yハコケタ。
Yハコケタ。
エイエンノツボ。
クラインノエイエンノツボ、ソノナカニ、マミレテシマッタ。
Yハコケタ。
Yハコケタ。
Yハコケタ。
スベテハイジゲンノゴースト。
ミエナイイジゲンノワク。
Yハコケタ。
Yハコケタ。
ナニモカモキエテシマッタ。
ナニモカモキエテシマッタ。
ネコガネテイル。
ワタシハダレ。

19XX X月23日



アンダンテ・カンタービレになってしまうのです

2004年11月03日 | panic系
盲目でしょうか。
従順でしょうか。
バカなのです。
きっと笑って死ぬでしょう。
血を流しても。
アンダンテ・カンタービレに。
なってしまうんです。
殺されても。
アンダンテ・カンタービレに。
なってしまうんです。
けられても。
なぐられても。
突き落とされても。
アンダンテ・カンタービレに。
なってしまうんです。
アンドロイドに。
なってしまいました。
丸。
丸。
丸。
丸。
泣かされても。
えぐられても。
ぐじゃぐじゃに。
かき回されても。
アンダンテ・カンタービレに。
なってしまうんです。
ふるえても。
みじめでみじめでどんなにみじめでも。
アンダンテ・カンタービレに。
なってしまうんです。
愛情でしょうか。
信頼でしょうか。
無条件の。
心酔でしょうか。
バカなのです。
正常ですか。
正常です。

ぬるぬると。
血の海は。
横たわり。
ぬめぬめと。
心は。
身もだえて。
うつうつと。
ニンゲンは。
落下。
おお。
なんという。
キョウイの。
アンダンテ。
たおやかな。
バイオリンの。
流れ。
足が泣く。
足が無い。
足が無くって。
歩けなくっても。
それで。
身もだえしても。
激しく。
たたかれて。
激痛が。
全身を。
貫いて。
脳てんを。
おうだしても。
たとえそれが一日中続いても。
だからそれで。
どんなに眠れなくても。
アンダンテ・カンタービレに。
なってしまうのですよ。

ああ貴方。
貴方はいったい。
何ですか。
どうしてそんなところを。
とんでいるのですか。
何故そんなとこに。
来たのですか。
何をしに。
来たのですか。
イナ。
イナ。
イナ。
そうじゃありませんでした。
失礼。
イナ。
イナ。
イナ。
そうじゃありませんでした。
アンダンテ・カンタービレは。
それは雲だから。
貴方の。
あずかりしらぬところで。
勝手に。
わくのですから。
貴方には。
関係ない。
と。
いえるのですね。

心は。
もはや。
眠りに。
入ってしまいました。
ざんこくな。
キョウキのもとが。
それなのに。
何度も。
何度も。
おうだされた。
そのキョウキ。
そのものなのに。
ああココロって。
何を。
考えて。
いるのでしょうね。
脳みそは。
どうしたと。
いうのでしょうね。
ムイシキは。
どうしろと。
言っているのか。
アンダンテ・カンタービレです。
でも。
そんなこと。
わたしには。
タイショ。
しきれません。
どうして。
いいのやら。
わかりません。
キョウキと。
シーツが。
同一です。
キョウキと。
シーツは。
同じです。
おそるべき。
ココロ。
ナルシスですか。
いいえ。
セガキです。
セガキは。
やがて。
目覚めて。
セガキは。
乗り移る。
セガキ。
はリピドーですか。
いいえ。
セガキはタイジの盲目な肉塊です。
わたしには。
どしても。
そう。
思えて。
なりません。
セガキは。
リピドーでは。
ありませんよ。
わたしには。
そう。
思えます。
そう。
思います。
そう。
思います。
にくしみは。
愛情の。
うらがえし。
といいますから。
やはり。
セガキは。
タイジの盲目な。
肉の。
かたまり。

95.8.19 am9:30






バカは死ななきゃなおらないんです

2004年11月03日 | panic系
殺されても。
殺されているって。
わからないで。
手をのばして。
笑って。
死ぬでしょう。
きっと。

わたしなんか。
いっそのこと。
殺してしまった方が。
いいのかもしれませんよ。
わたしは。
死ななきゃ。
わからない。
死んではじめて。
落ち着く。
んです。
そんなこと。
するわけ。
ないじゃありませんか。
て。
言うんなら。
やっぱり。
自分でやるしか。
ないんです。
ピストルでもあったら。
ホントに。
気が楽なのに。
まどろみは。
かいつまんで。
わたしは。
今日も。
ブタになる。
ブタになる。
わたしは。
自ら。
行ったのだから。
自ら。
決着つけるしか。
ないじゃ。
ありませんか。

もう。
何もかも。
終りだなんて。
言わないわよだって。
何にも。
無いんだから。
そんな。
セリフ。
思いつきもしやしない。
バカはしななきゃなおらない。
ブタはヒトには戻れない。

95.8.19 am10:55


ゆうれいのざけんな

2004年11月01日 | panic系
チャンネル回したらお皿も回った。
うすいもやが出てそこにはレロイみたいな金の糸
そのカゴの上にはポトスが燃えて生首は一瞬にして溶けてしまった
ああ止めて、止めて、もう止めて ギギギギ ジジジジ
うるさいよこの大男の小男の大ばかもむしのささの葉
大場川の土手にすわってケーキを食べたらおしりは緑にそまって
駅のそばのきっさてんで孤独は大口開けてコーヒーをいっぱい飲んだらイカと大根とにんじんの煮物はおいしいってくさったとうふが言った。
いつか鉄骨のその空間で真ん中にぶら下がってカードで遊んでいたね。こたつがあった。
鉄骨は草の向こうでガイコツだから新幹線なんかみかたにつけて ざけんなよ
80のバアサンとシンジュしろ 
もちゅうのダイビング。

95.8.14 pm4:00


かこ

2004年11月01日 | panic系
過去はKコナールKコナールは総とっかえ
ベッドの上のひかるほね
直径10センチのレンズで見たらアリは義足をつけていた  
セミの羽根が一まいだけ空中に降りてきてそしたら天使が逃げた
茶色いバスタオルは今でもモーテルのかたち
そういえばすずやかなラピュタもモーテルのにおいがした一回だけ
気付かないのはウィローだから。
そういえばジョン・ローンの目は食後に写真を撮られた時の目だった。
ティスはきれいだったとってもあの長い足
ミルクを飲んで長いドレスに」キスをして
鏡の中で眠るのよ。
ベッドは沈んで天井は血の海で穴が開いたね
ポタポタ ポタポタ ポタポタ血が落ちてきて思わず助けてやりたい手を伸ばしてすくってやりたい
あの大きな紙のかっこうをしたふくろうは
その中にわたしを入れてフタをして押入れには円筒形の箱
フタをとったらやせこけた男のガイコツみたいな男の生首がある

95.8.14 pm3:30



教えてあげたいこと

2004年11月01日 | panic系
教えてあげるよ。
トロイメライは丸じゃなくて
トロイメライはトロイメライで丸は丸。
そこにはぬーぼーのどでんは含まれない
ぬーぼーのどでんはでんでろでんでろでんじゃないよ
ぬーぼーのどでんはぬーぼーのどでんで
でんでろでんでろでんはでんでろでんでろでん
浜松は浜松でもうひとつのはままつとはわけがちがうの。
いっしょにしないでただ名前がぐうぜん同じだっただけ
浜松は浜松で浜松なの
ゴッホの寒い冬の日7Fは実は暑くて極度の寝不足とひろうと緊張と不安と淋しさで本当は倒れてしまいたかったけどがまんした。
ピーンもキーンもジーもTさんは面白いって言ってくれた。
わけがわかってないんだろうけどそれでいい。
鳥が鳴くと人間界はまばたきするしそうじきだから
わたしは眠るの。

95.8.14 am5:30


なくしたもの

2004年11月01日 | panic系
なくしたものは手のひらと100円とおはなしとアユのたまご
つぶつぶの小さい無数のアユのたまご
リンゴかもしれない
スミレと
ポテトと
けいこうとうと
しき石
レーズンバターを食べてもバターは無くならないけど
ヨットレースじゃないのよね
なくしたものはこがね虫のうたと
いちごのショートケーキと
ゲリで流れた2羽とり
なくしたものは腕時計とめがねとリング
なくしたものは緑と青とグレーと白と
かみの毛と丸。
長四角と四角と2本と2本と丸。
なくしたものは丸。丸と立方とメートル。
たいせきと表面積と空間
長い長い何千メートルのリボン
なくしたものは犬とデンデロデンデロデンと入り口と出口
なくしたものは丸。
丸と四角と2本と2本ともっと大きな四角
ゆうれいが出たまど
なくしたものは冷たい風
なくしたものは丸。丸。丸。
だから○さんは泣くの。
丸。丸。丸。
さようなら。さようなら。さようなら。いとしい丸。

戻ってきたのはSいろがんとBラギノールAとF二ッシュコーワ
Bファリンプラス
サイコロは家賃2万円の借家
そう、ちょうどあんな感じ
40年前の古い家
線路の横の古い家
風の音さえ恐怖する家葉の一枚の恐怖心。
茶色い天井も怖い
窓の桟も怖い
ろうかもたたみもかべもトイレもげんかんも何も可もこわい
外と同じ、外と同じ 闇 きてき ジャリ 足音 人 月
だいだい色のうすい光りその下の部屋 こわい こわい こわい

なくしたものは 丸。
手のひら
わたしは
黒い
ひとつの
ゴマ。
なくしたもの
は、丸。
てのひら。
丸。

丸。
てのひら。
丸。
てのひら。
てのひら。
全体の
丸。

95.8.14 am5:00


たましいのこころのトロイメライ

2004年11月01日 | panic系
たましいって知ってる?たましいって人間のことなんだよ知らなかったでしょうでもこれは事実であり真実なの
動物はたましいじゃないけどこころはあるのよ
アジアンタムは猫のクスリ
マンダラは誇大妄想職人が書いたカルトのうんこ
寺の鐘が鳴るもっと鳴れ心臓の中で鳴れ
心ぞうは魚の切り身でできているからお湯をかけるとサッと縮むの
こんなに冷えちゃって足が寒いよ
ああそうさって○○ちゃんが言ってたね
とっても可愛かったよ
アビスはもう死にかけているから死なせてあげようほととぎす
そしてオリヅルランも時間の問題
コーフクノキもベンジャミンもポトスもゴムノキもグリーンネックレスもカポックもカミーラもツデーもプテリスもアイビーもココヤシもサボテンも
トロイメライ
トロイメライ
どこにいるのトロイメライ
わたしを置いて行くのねトロイメライ
トロイメライわたしをひとりにさせるのねトロイメライ
お願い行かないでって言うに言えない○○○さん
たんてい社の女の人が言ってたよどうしようもないって
トロイメライに望郷のジムノペティえ?
ジムノぺティわたしからとらないでつれてかないで
いとしいいとしいトロイメライ
夢の中にはいないのに道路は続かない
電車は乗れない
電話は全国統一ひばりの子
トロイメライ
わたしはシワシワのおばあさんになってしまうよ
トロイメライは事実
でも現実じゃない
その差数千キロ
トロイメライ
わたしをひとりにしないで
わたしはとっくに売り渡したんだから
それでいいでしょう
トロイメライ
つれてきて
お願い お願い お願い

95.8.14 am4:30



こころ

2004年11月01日 | panic系
心はこころでココロになってそのうちに四角になるのは事実って知ってるのかしら?
知らなくたって別にかまいはしないし何も期待しないから大丈夫だよ
ゴツゴツした石じゃなくて何年も海の精液で押しあいへしあいした丸くなって海岸に打ち上げられたスベスベした手触りのいいきれいな石こそ実は死んでたって知ってた?そういう石こそ本当は割れたガラスみたいに痛くて血が出るんだよ
血が出るんだよ血はどこにだってあるんだよどこにでも出るんだよ
内ぞーを引きずって歩くっていうのは面白いね
腸を引きずって歩くなんて最高で笑える
天才だね
どうして血を見ると怖いって言うのか不思ギ
あんなもんそこらにいくらだってあるのにめずらしくもない
内ぞーだってそこらにいくらだってあるのに
ブタも人間もブタには変わりない
心はそうこうしているうちにひらたい紙になるんだよ
そしてシュレッターでそうめんになって
誰かが食っちまうのさ
味付けはうまいのよだからおいしいよネギ入れて。

95.8.14 am3:00


何も可も忘れてしまった

2004年11月01日 | panic系
何も可も
忘れてしまった
そのもとになる
もともとの
もと
置いてきたのか
無くしてきたのか
捨てたのか
どれだろう
意識じゃない
少なくとも
意識のなしたものじゃない
忘れてしまった
嵐も
草原も
風も
花も
その中の土も
その時の少女は
はたしてわたしだだろうか
忘れてしまったものは
思い出そうとしても
思い出せない
忘れてしまった
しずくも
茶色も
あの緑のブレザーも
横浜の風景も
一瞬にして
忘れたから
もう二度と
無い
何も可も
忘れてしまった
地下の
その下の
その下の
その下の
その下の
もっと下の
黒くてきたない
何も見えない黒い空間の
色の無いそこに
ねずみが一ぴき
いる
涙を
あらゆる涙を
そこへ持っていこう
そこの
目を開けても何も見えない
全ての光線の届かない
そこの
そこの
黒いどぶの中へ
同化させよう
そのうちに
つりあがった目の
悪魔に
そのフォークに刺されて
食われるだろう
それまで
そこで
そうしていよう
他にはもう
一センチの穴さえ
人のうんこでふさがれた

人々は笑いあう

95.8.13 am3:00