詩のノォト fossil in blue

生涯にわたる詩のブログ、生と死に揺らぐ詩、精神の暗く重い音のない叫びの詩

悪化

2019年09月21日 | 認知症になった母の、

母をいろいろなカタチいろいろな人に人質に取られてる思いのわたしは
どんなに憤慨しても
怒りで一杯になっても
一日中イライラしても
言えない
言うわけにはいかない

母にはただ
申し訳ない

その、
感情
一日続くイライラ
忍耐
怒り
そして、絶望

無いとでも
お思いか???

何の役にもたたない儲けもないボケ老人は
どうせ死へのカウントダウン
そんなことより私共の体裁が
名誉が
ルールが
予定が
何より大事でございます

異口同音
どれだけ母のメンタルを
感情を
心を
押し潰し
踏みにじれば
皆さんはご都合がよろしいのでしょうか

これじゃ不必要に
理不尽に
ボケも進むね

その方が
やりやすくて良いのでしょ?



わたしの経験による個人的感慨

2019年09月18日 | 認知症になった母の、

死臭漂う一歩手前の
動きも、声も、音も、時間も、陽の光りも最早断ち切られたに等しい
命の喜びのないくぐもった
何十人かの二次元的な曇った人々

空に浮かぶ雲の
ホンのちょっと下に居る
多勢の終わりを待たされる人々
まだ死臭はないけど
あとはそれを待つのみ

個性も
クウォリテイも
ほんのちょっとはじける程度の
喜びも
嬉しさも
人間性を閉じ込められて
すぐそこの次元にはすでに死臭が待っている

笑う
笑い合う
ユーモア
冗談を言う
言い合う
幼子のようなちょっとしたいたずらをしてキャッキャする
悲しいニュースに胸を詰まらせる
涙さえ流して

そんな顕在する人足らしめる能力は一切無視されて
一歩手前の死臭の淀みに閉じ込められる

蠢きさえない
話し声のノイズにさえならない

ただ淀みに
固定されている

墓場の
一歩手前。

ある見学にて。

2019.9.18






愛しい愛しい猫達の

2019年09月17日 | 深い海2019

まだ
ふとした瞬間に猫が
居るような気がしてしまう
残像が
動いたような心象
あっ猫!(の世話)・・・
心が
動く
あぁ居ないんだった・・・景色が閉じる
愛しい愛しい逝った猫達
チャーリーから始まってラム、マーフィー、ミーシャ
30年
一緒に生きて来た
肉親以上に濃密に

まだ
独り
思うだけで


愛しい愛しい猫達
みんな生を全うした
あっぱれに生き
あっぱれに逝った
不埒な飼い主のわたしの手抜きだけが
後悔
全然懺悔しきれてない
全然泣ききれてない
喪の情も、やり切ってない

愛しい愛しい猫達
ごめんなさい
本当に
愛しているよ。

2019.9.17 pm1:45


うちでご飯の五行

2019年09月17日 | 深い海2019

うちでご飯やお菓子
食べる時
気も抜けてホッとして角取ってゆるぅい丸になってスイッチ切って力抜いて緊張せず神経ほどけてほわぁんと素になってだから
独りで
呑む時は尚の事

2019.9.16 pm11:55