Rain or Shine~メイおばさんの宝箱

雨が降れば虹が出る、晴れた空には光が躍る。
雨でも晴れでも歩きましょう!
世界のどこかから、あなたへ贈るメッセージ

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2016-07-09 09:55:21 | 言葉

日本語を使わない生活になって1週間。

とはいえ、メールやLINEのやり取りや
フェイスブックやツイッターを見たり
日本語の本を読んだりしている上に
ひとりでいる時は完全に日本語で呟いたり考えたりしていますから

「日本語を使わない生活」というのも実は
「音としての日本語を使わない」というだけのことで
頭の中は隅から隅まで日本語モードです。

「英語だけの生活の中にいると英語で考えるようになるのですか?」
などとよく聞かれますが、全然そんなことはありません。

メイおばさんの思考の根本は日本語です。
日本語の方が英語の何倍も楽ですし
英語の何倍も深く考えられます。

そして、そんな形で日本語に接していると
ふだんの日本の生活では気にならなかった日本語の使い方が
突然気になり始めたりするのですから面白いものです。

たとえば、日本語独特の謙譲の美徳について。

拙宅、拙著、拙文、愚妻、愚弟、愚息のたぐいです。
謙譲は美徳だとは思いますが
行き過ぎた謙譲は鼻につきます。

たとえば実際、こんな言葉や会話を目にしたり、耳にしたことがあります。
いったい何のことかわからなかったですよ。
字で見るならわかったでしょうが(笑)。

せっそく、せつえん、せっしゃ
どうも文脈の中から判断するに

息子さんや(拙息)、パーティーや(拙宴)や、車(拙車)のことのようでしたが
「せっしゃがお迎えに参ります。」などと言われた日には
「拙者がお迎えに、、、、」などと思って
お侍さんがおいでになるのかと思いましたよ(笑)。

加えて言えば、このつつましき謙譲語の「拙」ですが
この後にカタカナが続いているのを見た時、聞いた時には
なんとも居心地の悪さを感じたのは
片仮名との相性の悪さからでしょうか。

「拙ブログにも書いたことですが、、、、、、、」
「拙コメントでございますが、、、、、、」
「拙カメラで撮ったものですが、、、、、」

こうした謙譲語&謙譲文化は英語にはあまり見られませんから

「拙宅で愚妻ともどもお待ち申し上げております。」

をそのまま
「I will wait for you with my stupid wife in our shabby house.」
などと英語に直訳でもしたならば

きっとアメリカ人のメンタリティーならこう思うのではないかしらねえ。

「どうしてそんな所にわざわざ行かなければ行けないの?」

ダウンタウンまではこの公園を抜けていきます。


春の花々がすっかり初夏に変わりました。

明日はまたもうひとつ、どうも気になる日本語についてお話ししますね。

どうぞ良い一日をお過ごしくださいね。
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7月7日:大きなお皿に何のせよう?
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