AN現代針灸治療

ANとは「にただあつし(似田敦)」のイニシャルです。現代医学的知見に基づいた私流の針灸治療の方法を解説しています。

鍼灸院における設備・備品の改良アイデア(その4)ver.1.3

2018-04-11 | 雑件

1.以前、赤外線スタンドの根元に「二つ折りした鉄製の格子」(百均で購入)を取り付け、そこを診療中のカルテ置き場とした。しかし使いづらく、壁に移したことで、必要に応じて簡単にカルテを手にとれるようになった。この場所はカルテ置場と小マクラ置場の兼用である。患者を側臥位にさせた時、通常の角マクラだけでは頭が低くなるので、角マクラの上に小マクラをのせることで丁度良い高さになる。

 

 ↓ 変更

 

 

 2.以前はワゴンの下にティッシュケースを取り付けたが、手が届かないことがあるので、赤外線スタンドに縦に設置することにした。Ω型の取り付け金具は、ホームセンターで購入した。ティッシュケースはダイソー百均で購入した。非常に使い勝手がよいが、本来は台などに置いて使用するものだろう。直立した状態で取り付けたので、ティッシュ箱が空になると、フタを開けて交換してその都度セロテープで開かないよう固定しなければならない。

 

 

.ベッド脇には小さなワゴンを置き、モグサや線香、灰皿等を置いているが。しかし使用中の鍼皿を置くには、遠すぎて手が届かない。といって、臥位になっている患者の傍らの脇に鍼皿を置くと、急に患者が手などを動かすことがあり、この時鍼皿が触れて鍼シャーレーが床にころがり落ちることが多々あった。

この対策としてベッド脚を利用した鍼皿の設置台を考えた。当院治療室には電動ベッドと普通の診療ベッドが各1台あるが、電動ベッドの方は、脚の上面部分が平らになっているので、ステンレストレーを両面テープで取り付けるだけで完成。

 

普通の診療台は、脚に角材を当てて、結束バンドで固定。上の方はL字金具2個使って、ステンレストレーの置き台を作った。両面テープでステンレストレーを取り付けた。
角材上部が光っているのは、アルミテープを巻いたためだが、かえって素人工作っぽくなってしまった。このステンレストレーはダイソー百均で購入したものだが、縦180㎜×横85㎜で鍼シャーレーを載せるにはジャストサイズだった。

 

 

 

 

 

 4.普通診療ベッドの脚に作り付けたステンレストレーだが、格好悪くて気になるので、早速改良した。見栄えの悪い脚は取り外した。ベッドの脚は円柱形なので、ステンレスシャーレーの土台となる台座も、断面が直角三角形の木材をつけ、重量負荷に耐えられるようにした。

 

 

 

5.普通診療ベッド下には、一時的にカルテを置くスペースをつくった。このバスケットは、横幅20㎝、奥行22㎝でスチールでできている。これもダイソーで購入。B5カルテが縦向きに入れることができる。一見すると術者の膝にぶつかりそうだが、ベッド端にあることと、ベッド外端からは9㎝内側にあることで、 ぶつかることはない。

 

 

6.モグサ入れ
これまで茶色万能ツボ(中)をモグサ入れとして使っていたが、必要以上にモグサは入る一方で、線香点火用ライターは入らなかった。しかし百均で「ワンプッシュフラップ」という小物入れを発見し、これをモグサ入れとして使ってみることにした。非常に使いやすい形状で、中にライターも併せて入れることができる。ただし完全密封にはならないので、アルコールカット綿を入れるには不適だろう。本商品は、セリエまたはCan do で購入できる。

当院の灸療セット

下の線香入れは、透明プラ性ペンケースを流用したもの。