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高神覚昇の本

2021年04月15日 | 読書

今年ひとつだけレポートを書くとしたらどれにしようかと鉛筆をころがし?「般若心経秘鍵」はいかがかと。

昨年一度申請してあるのでテキスト(電子コピー)はすでに手元にあるため、すぐに着手できる。

しかし学者というのはどこまで難しく文章を練り固めるかに執着しておられるようで、凡人たる私にはまったく歯が立たない。

この解説を読むより、漢文の原文を読んだほうがまだましだ。

つぎに入門書の高木 訷元『空海ー生涯とその周辺』はまだ手に入っていないのでわからないが、主要参考文献の高神覚昇『般若心經講義』と立川武蔵『空の思想史』はアマゾンで今日届いた。

どうせ似たような難解なものだろうとまったく期待せずに頁を開いたところ、高神覚昇のほうは本当に読みやすくて私にも十分わかりそうな感じなのだ。

シルレル「蔽われたザイスの像」のところまで読んだ。

文庫本でおよそ600円程度と安いのも信じられないが、この本が書かれたのは昭和22年春だそうで、つまり私が生まれるより前に書かれていたのだ。

著作権がきれているのかもしれない。

一冊でも読める本があったというのはさいわいなことで、いつもこのように土壇場で救われているようだ。

著者が気に入ったので、外に著作はあるだろうかと調べたが、電子版(キンドル)で「続般若心經講義」というのが無料で配信されていたのでダウンロードしてみた。

こちらはページ数が少なくて、それこそ立ったままタブレットで読み切ってしまった(これがほんとの立ち読み)。

 

※後日談   高神覚昇『般若心經講義』。これだいたい目を通しましたが、語り口調でわかりやすいのはいいんだけれど、わかり易すぎてこれで果たしてレポートが書けるのかどうか? ちょっと無理なような気がする。ほんとどれも「帯に短し襷に長し」でございます。

 

きのうまで垣根のところにりんとして開花間近だったクレマチスだったけれど、この日期待して見に行ったらつるの根本のところで折れて垂れ下がっていた。

それほど突風が吹いたわけでもないからおそらく通行する人がなにげなく引っ張ってうまく取れないので諦めたものか。

あと少しで咲くところまで来ているので、剪定バサミでカットして水に生けておいた。

クレマチス本体は無事なので、一枝折れても全然だいじょうぶ。

株は30年ものです。

 

 

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