春夏秋冬

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「TUFSサンスクリット会話」初級悪戦苦闘中

2024年06月25日 | ZOOM

この講座が始まったころはかなり余裕でした。

なにしろサンスクリットは2020年10月末ごろから東大仏青で開始して、ずっとあれこれかじってきましたから。

少しずつなんとなく糸口が掴めて来たように思っていたけれど、目先を変えて会話の方面からもアタックすることになりTUFS(東京外語大)の講座も追加。

こちらは25人の定員で、全員顔出し義務という厳しいルールがあり、最初に全員自己紹介をやったので様子はわかりますが、ちょっと雰囲気についていけない感じ。

それでも我慢してがんばっています。

余裕がなくなってきたのはこの2回ほどです。

名詞と動詞とその他もろもろが性・数・挌の変化を起こし、混在しながらつぎつぎに出てくるともう大変。

そこで、奇策を考えました。

インターネットに翻訳サイトがあります。

翻訳 サンスクリット語 日本語 オンライン 無料 | サンスクリット語から日本語への翻訳単語 (all-translation.com)

これで日本語→サンスクリットに変換すると、とりあえずなんとか訳すことができ、この方法で課題の答えをある程度解くことができます。

inflected form lookup (uni-koeln.de)

こちらは東大仏青のどの先生に教えてもらったのか覚えていませんが、単語を入力すると、格変化表があっというまに出てきます。

「食べ物」はbhojana-ですが、課題が「この美味しい食べ物の名前は何ですか?」であるとき、bhojana-を属格に変化させなければなりません。それを格変化表でみると、属格のところにbhojanasya भोजनस्य とあり、そのようにしてなんとか文章を作って、試しに翻訳サイトのほうで入力してみると、

एतस्य रुचिकरस्य भोजनस्य नाम किम् अस्ति

このおいしい食べ物の名前は何ですか

・・・このようにどんぴしゃり当たっていました。

(なぜかこの逆はうまくいかなかったけど)

ただし、翻訳サイトのほうはキーボードをサンスクリットにしておく必要があり、配置を覚えるのがけっこう大変です。

でも、だんだん慣れてきて、このごろは配置図を見なくても80%くらいはだいじょうぶ。

アルファベット入力のほうが、16進数コードを使うのでめんどくさい。

(うちの新しいパソコンはなぜか10進数が使えなくて16進数のみです)

今日はもう一つ、キーボードの切り替え方法を偶然発見しました。

ふつうはタスクバーの右側にある「入力方式の切り替え」を利用していましたが、キーボードにあるWindowsマークとスペースキーを一度に左手で押すとできることがわかったのです。

なにかと手放すことが多くなってきたこのごろですが、このサンスクリットだけはなんとか続けたいです。

「上村勝彦」

本日の授業の中で先生が上村勝彦という学者を紹介されていましたが、その名前には聞き覚えがあり、私が梵字に興味を持ったころ、京都にサンスクリットを学べる講座があって、そこのテキストで使われているらしいと知ってこの本を購入したのです。

ところがこの本はすべてローマナイズで書かれていて、梵字はまったくありません。

それでがっかりして数年後に古本屋へ送って処分してしまいました。

いまはサンスクリットを勉強しているので、ローマナイズから梵字やデーヴァナーガリー文字に頭の中で変換することも可能となり、あの本には何が書かれていたんだろうかとちょっと気になります。

 

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チベット語初級とサンスクリット中級

2024年06月22日 | ZOOM

午前10時45分から90分間のチベット語初級と、午後1時からのサンスクリット中級。

この2科目の間には正味45分もなくてなかなか忙しい。

チベット語のほうは早々にギブアップしているのでただそこにいるだけ。

まったくついていけません。

このような言語を習得できる人の頭の中はどうなっているのだろうか。

これに比べればサンスクリットはだんぜんわかりやすい。

とかいいつつ、サンスクリット中級にもついていけません。(以上、東大仏青ZOOM)

さて、東京外語大のサンスクリット語会話の先生は、来年あたりに初中級の開講を企画しているのだそうで。

たしかにそういうのは必要だと思う。

初級が徹底的に初心者に向けてわかりやすく指導してくれるのに対して、中級になると一気にレベルが上がってついていけない。

これは困った問題です。

「シュレーディンガーの猫」

退学届をどのタイミングで出そうか検討中。

授業料としてはこの9月まで納めてあるわけだから、ぎりぎりの8月20日までに届けを出せばいいのかとも思うけれど、すでに腹はくくっているのでさっさと片付けたい気もします。

3年後、私はどうなっているだろうか。

① 仏教とは無縁の日常をおくっている

② 空海「十喩詩」を自分流に解釈してまとめて、自分史を作る

③ あらたなテーマを見つけて再入学を試みる

どの世界にいるか、ふたを開けてみなければわからないシュレーディンガーの猫であります。

 

 

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静岡県立図書館に本を寄贈

2024年06月20日 | 日記

この本は私の黒歴史に残る一冊です。

なんの単位だったか忘れてしまったけれど、そのレポートが帰ってきて、添削の先生の言葉の中に、「浄厳和尚のことを知りたかったらこの本を読むこと」みたいなことが書かれていました。

それですでに単位は取れていて用は済んでいたはずなのに、なぜか魔が差してこの本を新刊で取り寄せたのですが、価格が1万1千円もしました。

どんなに高くても内容がよければ惜しくはないのですが、この本はなんというか見てもらえばわかるけれど私にはまったく合わない本です。

それでほとんど手垢もつかない状態で保管してありました。

もしかしてヤフオクにでも出せば費用がある程度回収できるかもしれないけれど、こういう本をうっかり買ってしまって私のように後悔する人があとに出て来たのでは申し訳ない。

それで図書館に寄贈することにしたのです。

まだ審査が残っていて受理されるかどうかわかりませんが、現物を手にした人はすぐにバタッと閉じるだろうけれど、レポートを書くような人には少しは役に立つかもしれない。

 

書棚にある「密教講座」系の全集みたいなのと、かなり最近の竹村先生の本とかは友人のところへ発送しました。

まだあふれています。

印刷物が問題だなあ。

レポートの中でまだしばらくは保管しておきたいのは、記念すべきいちばん最初に出したレポートで乾(元学長)先生が添削してくれた「曼荼羅」と、最後に提出した「チベット仏教」だけ。

あとは処分しようと思う。

屋の中にお気に入りの10冊程度の本と、梵文般若心経を書写する一式と、碁盤と碁石があればいい。

とかなんとか夢を描いているものの実際にはその他の趣味がまだ残っていて自分でもうんざりしています。

がんばろう。

 

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色即是空(自主退学)

2024年06月18日 | 日記

目標を定めてひたすら努力し、結果が得られる人生は見事ですが、さっさと見切りをつけて退く勇気もまた必要かと。

ちかごろ会う人ごとに闘病体験を聞かされることが多くなり、いわゆるがんという病は二人に一人どころか4人中3人というイメージです。

残りの1人である私は要するに検査をしていないので「知らないだけ」。

突然下血して病院へかけこみ手術をするとか、脳梗塞で倒れるとか、そういう重大な症状ではなくても、目がかすんだり、手足がしびれたり、疲労回復に時間がかかったり、年齢との闘いは日々更新中。

それで私自身も身辺整理をすべきだと思い、目下の大目標であった大学院卒業をギブアップすることにしました。

前期で自主退学となると、シラバスを斜め読みしたところによると、タイムリミットが8月20日必着らしい。

万一、復学を希望するとしたら、残りの年数分だけ在籍できる。

そのとき定員枠があればということも書いてあったけど、枠がなくて入れなくなるほど繁盛していればなおけっこう。(とても考えられない)

さっさと退学し、残り2年半の時間を貯金しておいて、数年間瞑想にふけり、もしかして天から啓示がおりてくるかもしれないことを期待し、十分修論のテーマが固まったら再度チャレンジすればいい。

このままずるずると時間が経つにまかせていると、負の遺産を引きづって再生不能になってしまう。

再入学するためには入学金があらたに10万円必要になるらしい。

ぼーっと在籍していても年間10万円かかる。

だとしたらやめてしまって3年くらい様子をみれば採算が取れそうだ。

もっともそのころ健康状態がどうなっているか&モチベーションの有無はわからないけど。

本はそれでも始末する予定です。

私の母が晩年家の中をすっきりさせて、あそこまでしなくてもいいのに、とかちょっと寂しかった。

私もがんばろう。

 

「サンスクリット」

退学するとなると現在勉強中のオンライン講座や読書など、一気にテンションが下がってやる気がなくなりそうで心配ですが、サンスクリットは勉強というよりは数独パズルをやる感覚でなじんでいます。

東大仏青中級サンスクリットを1年休んでから戻ってきたのですが、「カターサリットサーガラ」というテキストをやっていて、さて、いったいどこの部分を読んでいるのか全然わからない。

原文はGoogleドライブにアップされていますが、解析は載っているけど日本語訳がなく、意味不明。

それで岩波から出ている昭和32年発刊の超古い本を購入してこれがどのあたりなのかを探っています。

全部で四巻もあり、ほぼ絶望的だと思っていましたが、インターネットで翻訳サイトを見つけ、サンスクリット⇔日本語で変換できることがわかりました。

もちろんぴったり正確な翻訳ではないけれど、デーヴァナーガリーで文章を打ち込むと、数秒で日本語に変換されてきます。

それをA4で1ページ分くらい入力したら、テキストの文章が(二)p.56にあるのと一致しました。

非常に痛快!

デーヴァナーガリー文字入力は慣れてくると頻度の高い文字はほとんど覚えてしまって、ローマナイズより早く打てます。

この翻訳サイト、じつはもうひとつ便利な使い方があります。

東京外語大のサンスクリット語会話ではじつに懇切丁寧な解説が行われていて、じつにありがたいんだけれど、練習問題があるので焦ってしまう。

そこで翻訳サイトにこの問題を入力するとおおむね正解が得られるのです。

助かります。

 

 

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分岐点

2024年06月17日 | 日記

カスミ草、オキシペタラムブルースター、桔梗、どれもみな我が家の庭で育てているものです。

ごまちゃんは24時間自由に庭を散歩できました。

一度もロープにつないだことはありません。

あれから3か月以上経つけれど、毎日、お花と線香などかかさず思い出にふけっています。

おうちCOOPが今朝この苗を配達してきましたが、何を注文したかも忘れていたくらい。

これはアスターです。

この花はなかなか色鮮やかで菊のようでいいのですが、いつぞや栽培したときに花後に散らなくて、かなりしぶといところが難点だと思いました。

それでもしばらく時が経つとまた育てたくなります。

シロヒメアサザは絶好調。

そのうちもっといい場所に移してあげましょう。

 

問題はこれらの本です。(第一弾公開)

じつはこの数倍はあるのですが、とりあえず書き込みがないか、などチェックしているところ。

私にはもうこれらの本をながめる心のゆとりがないので、処分を予定しています。

ずいぶん自由気ままに道楽させてもらいました。

そろそろ断捨離して跡を濁さないようにするつもりです。

最後に好きな本を10冊くらい残して、欲しい人にはさしあげ、ヤフオクやメルカリで売れるものなら売ってみるし、最後は古紙として処分かも。

古本屋に売却したことも3度くらいありますが、定価の10分の1あればいいほうだし、あまりお金にはこだわりません。

すっきり片付けてからの今後の人生は、やり残したテーマを修論としてではなく、1冊の本にして、いままで協力してくれた家族へ感謝の気持ちをこめて形にしたい。

高野山では数々の出会いと得難い体験をしてきました。

なかでも静**先生に師事して、悉曇十八章を教えていただいたことが最大の収穫です。

これはふつうに頼み込んでも絶対受け入れてもらえるものではなく、縁があればこそ。

私の人生でもっとも充実した体験でした。

 

 

 

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カター・・サリット・サーガラ全四巻

2024年06月14日 | 日記

東大仏青サンスクリット中級でテキストに使われている「カター・・サリット・サーガラ」の日本語訳を入手しました。

全四巻で岩波書店。昭和36年ごろの出版で定価80円~120円という年代物。

これをヤフオクで1830円で購入しました。

さていったいこの本のどこにテキストに使われている部分があるのやら。

あまりにも古くてヤケているので、2時間ほど日光消毒をしてから家の中に取り込みました。

「法隆寺夏期大学」

今年こそ法隆寺夏期大学に参加して10回表彰をしていただこう、と意気込んで、早くから奈良のホテルを4泊分予約してあったのですが、急に帯広へ行くことになったため、奈良をキャンセルしました。

それでも未練がましく法隆寺のホームページを見てみると、日程表が載っていて(毎年直接封書で案内が来るのに今年はなかった)、なんだか講師の諸先生方が遠い存在に思えてなにがなんでも行かなければという思いが乏しくなってしまった。

今思えば建築の鈴木嘉吉先生、若草伽藍の森郁夫先生、大野玄妙管主(全員故人となられた)などが常連だった昔は、ほんとに内容が充実していてはるばる奈良へ足を運び、炎天下4日間通った甲斐があるというものだった。

私が初めて参加したのは18年くらい前で、それから2023年まで、ずっと会費は3000円(現在は5000円らしい)だった。

初日はドレンジャー訓練(放水)の見学があり、西院伽藍だけでなく夢殿の救世観音、絵殿舎利殿、焼けた壁画、再現された玉虫厨子などを特別に見ることができた。

ここのところがコロナ以降圧縮されて見学場所が限定されてきたらしい。

そして何よりショックなのは、5回表彰、10回表彰がプログラムに載っていない!

5回表彰のとき、百万塔のレプリカという素晴らしいものをいただいたので、10回表彰にもおおいに期待をしていたんだけれど、こういうところまで色即是空ですか。

そういうわけで本気で夏期大学は諦めることにします。

 

 

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飛行(HIGYO)増刊号が届いた №159

2024年06月13日 | 日記

いつもは軽くさらっと目を通すだけですませていますが、今回はなにやら複雑な内容のようです。

「名称の変更」

従来  高野山大学大学院 文学研究科 修士課程 密教学専攻 通信教育課程

変更後 高野山大学大学院 文学研究科 修士課程 密教学専攻 通信教育課程 社会人コース

                     (以下、社会人コース、と略す)

このようになっています。

 

「履修形態」

従来  テキスト学習&スクーリング

変更後 遠隔授業&スクーリング

 

学習方法は、下記のように変更する予定

 

PC・タブレット・スマホ等で講義を視聴する←テキスト・参考文献を読む。

半期ごとの科目開講←通年の科目開講。

講義は全15回←講義はなし(従来)。

(半年で15回だとほぼ毎週のようにオンライン授業があることになるが、それは働いている人には不可能ではないだろうか。東京外語大のサンスクリット語会話がその頻度になっていてけっこうきつい。)

講義ごとにリアクションペーパー等を提出する←出席なし(従来)。シラバスのレポート設題に取り組み、合否が判定。

科目最終試験は学期末に1回だけ。再提出不可。←レポート合格後、試験問題に取り組む。期間内なら合格するまで提出可能(従来)。

スクーリング科目はどちらにも存在する。

上記の募集要項は 7月ごろ完成予定。

 

「現在正科生の皆様へ」・・・私も該当する

学費(在籍料)・在籍期間等の在り方については変更なし。

 

「従来の通信教育課程で正科生を目指す方へ」

今年度は旧型のコースも併せて募集するので、旧来型を希望する場合は今年度中に受験すること。

(もしかして、旧型の人はオンライン授業タイプではなく従来型のままなのだろうか。私は単位を必要以上に取得済みなのでどちらでもいいけれど、もし取りたい科目が出て来た場合旧型の人もオンラインで受講できるのだろうか。)

 

「科目履修生の受け入れ終了」

→文学部密教学科の「密教文化コース」

 

 

これとは別の記事

「研究発表会について」

申込締切日 令和6年6月21日(金)消印有効

開催日   令和6年8月5日(火)10:00~ 発表者が多い時のみ予備日が8月6日

1人あたり20分←いままでは30分

不明点あり。ここにはいままでくどいくらい言われていた、「草稿許可の出た者のみ」が抜けている。

もしかして、草稿許可が出ていなくても応募できるということだろうか。

私の場合、5月初めに指導教官に送った資料についてまだ返事がこないので、草稿許可が出ていない状態であるから、この日程では間に合わない。

 

このように変更されたということでどのような影響が生じるのかはまだわからない。

従来のようなテキストを自分で読んでレポートを書くだけというのはあまりにも不親切な感じがしていたので、その点はよくなるのかもしれない。

しかし、私のような年中ひまな高齢者はともかく、指定された授業の時間にオンラインで参加できない人はどうするのだろう。

 

追記

上記の内容に関しての疑問点をいくつかすぐに通信教育事務室にメールを送って確かめました。

返事はかなり素早くありまして、

私のような旧型で入学した人は、令和6年から8年までは現状のままの内容で変化はなし、ということでした。

おそらくまだ新制度に移行中で令和9年から正式にスタートするのでしょう。

そのため、旧型で勉強したい人は受験を急ぐように、というようなことが書かれていたのですね。

高野山大学のオンライン授業は、生のZOOMではなく、録画の可能性があります。

そのあたりも確かめたかったけれど、余計なお世話と言われそうで・・・

中間発表の方法については、20分というのは発表者の時間であって、質疑応答の10分をあわせて30分というのは変わらないそうです。

私としては10分短縮されると突っ込みどころが減るのでチャンスだと思ったのですが。

 

 

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サンスクリット入力(書体)

2024年06月11日 | 日記

गृह्णति 

捕まえる、を意味する gṛhṇati  という語をサンスクリット入力すると、

どうしても先生のテキストと同じ形にならず、授業が始まる直前までこれを質問しようかどうしようか悩んでいました。

原因は書体だったのです。

Mangalという日本語でいうところのゴシック体に似た文字で入力していたのを、Arial Unicode MS (楷書体風)に変更して入力したら偶然正しくあらわされてしまいました。

早とちりして質問などしていたら赤っ恥なんで、ほっとしています。

たいがいのことは時間がたてば解決することが多く、下手に口に出すとぼけてしまったと思われるのでなるべく安易に人にたずねることはしないように心がけていますが、道案内だけは別です。

知らない土地に行って右も左もわからないとき、旅の恥はかき捨て、とばかりいとも簡単にお声がけしてしまうのですが、よほどのことがない限り皆様の親切なことと言ったら・・・・・・

先週の北海道でもたびたびありました。

帯広神社のところでタクシーを探して困っているとき、柴犬を連れた女性に頼んだらすぐにスマホで呼んでくれたし、そのタクシー会社の運転手さんがとてもいい人で気さくにおしゃべりし、降り際に「高齢者割引」にしてくれました。

六花の森近くの中札内道の駅の女性は、急な雨で動けなくなったときに、ビニール傘を持ってきて、返さなくていいですよ、と言って渡してくれました。

JR帯広駅内にある観光案内所の方もじつに懇切丁寧で、びっくりするくらいですよ。

そういえば高野山から帰るとき、往路は難波で乗り換えたところを復路は新今宮にしたことがあり、この新今宮が初めて降り立った場所なので乗り換えにもたつきました。

ホームで困ってしまい、声をかけて新大阪行きの電車を尋ねたのですが、その方はもちろん教えてくれて、さらにその様子を見ていた別の方が電車の車内にまで案内してくれて、表示板を指し示しながら詳しく説明していただきました。

大阪の人って親切なんだなあと感動したものです。

こういうことは仏教的には「布施」に相当するものだと思う。

なにもお金を恵むことだけを布施というのではありませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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田村農園の甘々娘

2024年06月08日 | 日記

遠州森町田村農園の甘々娘をいただきました。

この時期になると森町まで車で行って、早朝買い付けてきてくださる方がいて、毎年のように届けてくださいます。

とにかく甘くてスイーツのようです。

なんでこんなに甘くなるのか不思議。

留守しなくてよかったーーー

うちのきゅうり(フリーダム)第1号はこのような奇形になってしまい失敗作です。

つぎに期待を。

サンチュは一度料理に使った残りの根元部分を植えて、そこから第2弾が育ちました。

カスミ草が咲き始めました。

シロヒメアサザは今回減るどころか増えています。

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六花の森&帯広神社

2024年06月07日 | 日記

六花の森へは帯広市内からバスで1時間ほど。中札内道の駅で下車してレンタサイクルを借り、現地へ。

入場料とバス料金のパックで2100円です。

六花フェというレストランで買い物と食事ができ、その場で買い物をしてカードを作ると5000円で50ポイントついたので、レストランでのコーヒー代400円(30Pt)に使えました。

(コーヒーはセルフサービスでお代わり自由)

できたてマルセイバターサンドが食べられ、食事もおしゃれでヘルシーな品が盛られて1皿をひとりでは食べきれません(高齢者)。

六花の森を出たところで雨に降られましたが、バスで市内へ戻ってきたころにはやみました。

駅からタクシーで帯広神社へ来たのは、ここにシマエナガの御朱印帳があるからで、本体は1500円、御朱印が500円で合わせて2000円。

御朱印はすでに作られていたものに日付を入れただけですが、シマエナガの形をしていて、帯広神社の小さなクリアファイルに入っています。

ホテルへ戻るのにタクシーを呼んで乗りました。

運転手さんが気さくな方でおしゃべりをしながら情報を得て、降りる際、ガチャガチャと料金メーターを操作し、迎車料金を加算することもなく、「失礼ですがお見かけしたところご高齢なので・・・」と高齢者割引を適用してくれ、760円でした。

行きは1000円以上したのに!

静岡は迎車料金がプラス140円かかるけど、帯広はそういうのがないんだって(ホテルの受付さんいわく)。

旅をするとそういう地域性を体験してなにかとカルチャーショックを受けるのが楽しい。

帯広と十勝が同じ場所をさしているなど行くまで全然知りませんでした。

気候は肌寒く、持って行った衣類は全部フル活用してしのぎました。

今回の旅はJALの「どこかにマイル」というもので、たまたま帯広が指定されたのですが、まったく予備知識がなくて困りはて、なんとかこういうところがよさそうだと見当をつけて場所を選ぶことに。

車なしでの移動で何か所も動けず、タクシーに乗るなら2km前後までと決め、バスの本数が少ないのでちょっと不自由でしたが無事にミッション完了。

1日目に空港を出て市内へ向かう時に幸福駅の看板を見、2日目の六花の森へ往復するときにやはり幸福駅の看板があり、3日目にばんえい牧場(空港から徒歩で行ける)を行くときも幸福駅横を通過し、ほとんど行く先は同じ方面だったのについに幸福駅を見学することはなかった・・・

ばんえい牧場見学は将来私が馬券を買うときの参考にするためです。

 

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ばんえい牧場十勝

2024年06月06日 | 日記

 

 

 

 

ばんえい牧場は2泊3日帯広旅行の最終日、帯広空港まで来ていれば不測の事態が起きたときにも確実に飛行機に乗れるだろうと思って、空港から歩いて行ける距離にある場所を選んで見学地としたのです。

ひとつ問題なのは連絡するバスの本数が少なくて、飛行機の離発着にあわせて運航されるため、この日は午前8時ごろの帯広駅前発に乗って午前9時ごろ到着し、午後3時の出発時間までえんえんと時間をつぶさなければならないこと。

広大な農地を左右に見ながら、ゆっくり歩いて往復しました。

ばんえい牧場はレースに出場する馬を育成しているところらしい。

キーホルダー(マンホールのふたのデザイン)500円。券売機でお金を投入すると店の人が箱入りの新しいのを渡してくれます。

ばんえい牧場のログハウス内で十勝名物豚丼を注文。

薄目にスライスした豚肉をかりっと焼き、濃いめのたれをからめたのがご飯の上に5枚のっていて、これが1000円です。

滞在中に豚丼を食べられてよかった・・・

美味しかったので、自宅へ戻ってからスーパーで「十勝豚丼のたれ」を買ってきて、この味を再現してみましたが、ポイントは肉の厚さ加減と、かりっと焼くことかな。

帯広のレストランメニューはこちらと違って、一人前の料理の量が2,3割増しに感じます。

高齢者に一人では無理。

六花フェのランチもすごく素敵でボリュームがありました。

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『枕草子』のおもしろさ

2024年06月01日 | 日記

『枕草子』について。

教科書に載っている「春はあけぼの・・・」とか、「・・・いとをかし」といった章段にはあまり興味がない。

昔見た囲碁雑誌の中に載っていて知ったのだが、

『枕草子』に、囲碁用語が鍵となっている場面があり、筆者(清少納言)と藤原斉信(ただのぶ)、源宣方(のぶかた)との囲碁シーンがあって、「結(けち)さしつ」「おしこぼちのほど」といった囲碁用語を、「既に懇ろになった」「あっけなく親しくなってしまうこと」という男女関係の隠語として使っていて、おもしろい。

このほか、積善寺さくぜんじ供養の条(二百六十段「関白殿、二月二十一日に、法興院の」)も情景が目に浮かぶようで読みごたえがある。

「翁丸」の事件の段は、これはもう絶対に長徳の変の伊周をモデルにしている。

伊周は大河ドラマでは徹底的にボンボン育ちの馬鹿息子として描かれているが、実際はそれなりに優雅な貴公子であったのではないだろうか。

勝てば官軍、負ければ賊軍。

清少納言が『枕草子』に、道長の悪口や、道隆関白家の零落ぶりの悲哀どを書いたら、ほかのどの内容が優れていても後世に伝わることはなく闇に消えていただろう。

ネガティブなことは一切書かれていないのにきわめて精密に裏側が隠されている。

あのころの登場人物の中で私がもっとも腹立たしいと思うのは、道長などではなく、一条天皇なのだ。

長徳の変の際、伊周を逮捕しようとして中宮定子の実家に検非違使が踏み込み、建物を破壊するような行為をしたとき、とっさに定子は髪を切って抵抗した。

それを出家とみなされその後中宮から皇后へと身分を替え、中宮の座に道長の娘の彰子がつくことになるのだが、出家とされた以上そのまま宮廷から去っていれば、そのとき妊娠していた第1子の皇女はともかく、その後の皇子と皇女は生まれることなく、まして3回目の出産で命を落とすことにはならなかった。

一条天皇の「愛=執着(十二因縁)」のおかげで、出家した女性を無理矢理現実世界に引き戻して妊娠させ死なせたことになる。

「源氏物語」でも女性の出家の扱いは、俗縁を断つことになっているが、光源氏の正妻である女三宮は正式に僧と父親の院を呼んで授戒したうえでの出家であり、しかもそのあとはどこかの寺に籠るのではなくてふつうにお屋敷に住んで平和な余生を過ごし、長寿を保つ。

女三宮の息子である薫が、浮舟(宇治の姫君)に懸想し、煩わしく思う浮舟が宇治川に身を投げて自殺を図るも助けられ、こちらもやはり正式に横川の僧都のもとで授戒しての出家を遂げるのだが、その後はひたすら俗世と縁を断ち、薫がうじうじと会いたがるのを徹底的に拒否する。

いつまでもぐちぐちと未練たらしいのは男の薫のほうなのだ。

女性が発作的とはいえ出家をしたと見なした以上、御所の近くに邸宅を与えて静かに天命を全うさせてあげればよかったのに。

とにかく一条天皇は身勝手で判断力不足、大河ドラマを見ていてもますます嫌いになりそう。

うちの紫陽花。去年ほとんど咲かなくて、もうダメ元でバサバサ刈り込んだら、今年はたくさん咲いた。

2年前に挿し木をして育てた紫陽花。紫陽花は一枝切って(20cmくらい)地面に挿しておけば立派に成長します。

まだ咲きはじめで青色が薄いけれど、これは高野山系の紫陽花です。

きゅうりのフリーダム。やっと姿を現し始めました。

昔はきゅうりといえばスーヨーだったけど、これがいいと勧められて。

 

 

 

 

 

 

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