春夏秋冬

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仁和寺宿坊

2018年11月23日 | 日記

22日は大覚寺で宸筆般若心經を拝観したあと、徒歩で仁和寺へ向かいました。

4km以上離れています。

駐車場係の男性に聞いても、すごく遠いよ、と問題にされませんでしたが、私は歩きました。

ゆっくり歩いたので1時間10分くらいかかったけど。

歩道は整備されていて、広沢池、紅葉やさざんかを眺めながら秋らしい道を歩くのはいいですよ~~~

大覚寺へ到着したのが9時20分で、拝観し終わって出てきたのが10時半、12時前には仁和寺へ到着。

 

台風で壊れた屋根。

金堂は御所から移築したもので美しい。

仁和寺では五大明王の特別公開があるというので、こちらも期待していました。

金堂の内陣の裏側の板戸に描かれているもので、ふーん、これがそうか、と思った程度ですみません。

はじめて公開したのだそうで。

紅葉が見頃です。

扁額にかかれている文字が、今作成中の中台八葉院の中心にある大日如来と同じものです。

重い荷物を抱えながらの見学は疲労困憊。

はやばやと2時には宿坊にチェックインして、くつろぎました。

一人部屋はひとつしかなく、場所は便利なところにあり、四畳半ですが床の間部分が別にあり、廊下からはキッチンのある四畳くらいの踏み込みスペースがあるので狭さを感じません。

鍵もあります。

お風呂は追い焚きではなく最初に沸かしたお湯をはって、あとは冷めていくということらしいので、4時半そうそうに入りましたが、とても広くていいお風呂。

エアコンもBSテレビもOKです。

朝は6時半から国宝金堂での勤行に参加できます。

真言宗のことなので、耳慣れた声明というか、よく響きます。

やはり本山だけのことはある。

朝食は大広間の食堂で指定された席で食べますが、充実した内容で満点です。

 

この朝食がついて7200円。

ものすごく静かな宿で、くつろげて、朝の勤行では本堂に上がることができ、一般客がだれもいない境内で紅葉を鑑賞し、宸殿の拝観券までもらえます。

桜のころにこの宿坊の予約が取れたら最高だと思います。

 

 

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旧嵯峨御所大本山大覚寺

2018年11月23日 | 日記

今年は戊戌年にあたり、60年に一度の嵯峨天皇宸筆『勅封般若心経』が一般公開されています。

法隆寺の夢殿を模して大正14年に建てられた勅封心経殿の中で勅封般若心経の本物をガラスケース越しに拝観することができます。

同時に後光厳天皇、後奈良天皇、正親町天皇、光格天皇の勅封心経も霊宝館で見ることができます。

実際の嵯峨天皇宸筆はほとんど色が消えて判読するのが難しいほどだったので、紺紙金泥でもあんなになってしまうのか・・・と感慨深いものがありましたが、復元模写したものが霊宝館にあり、それは大変美しい。

その般若心経をベースにした写経道具一式を12000円で入手することができました。

嵯峨天皇の宸筆は巻物になっていて、表紙にあたる部分に仏画が描かれているのですが、その部分を屏風のように仕立て、金色の筆、透明な文鎮、紺紙の心経用紙、しまっておく木箱などが入っており、書いてから大覚寺へ送って納経することもできます。

もったいないからしまっておく、ということになると思いますが。

心経はやはり見ておいてよかったと思います。

つぎの機会は絶対ないですものね。

大覚寺では嵯峨菊が見頃でした。

 

段菊になっていて、天人地にみたてられているのがおもしろい。

花びらはほうきのようになっています。

 

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