春夏秋冬

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伏見稲荷

2014年07月31日 | 日記

外国人が行ってよかったと思う観光地の第1位に伏見稲荷が選ばれたというので、帰りがけに寄ってみました。

暑さが少しおさまったとはいえ、かなり重いリュックを背に、必死で登山してきました。



朱塗りが鮮やかで、きつねの絵馬、千本鳥居など、外国人にうける理由がわかります。



上るほうから見るときれいな朱塗り。



下るほうを見ると奉納者のお名前が。





圧倒的な数の外国人のほとんどはアジア系です。






四の辻あたりまででほとんど見学したことになりますし、団体客はここまでです。

京都市内を見晴らせるというのはここかもしれない。

頂上まで行ったのにそちらでは展望が開けていなかった。

上へ行くほどぐっと観光客が減って人影はまばらになります。

右回りで三の辻、二の辻、一の辻(峰)と一周してきましたが、途中何度もへばって立ち止まり、一度は石段にしゃがんでしまったら、それまで遠く近く追うようについてきた大きな蜂がいきなり私の周りを「ブーン」と強い羽音を立てて、猛烈なスピードで旋回しました。

とてつもなく大きな蜂だったので慌てて立ち上がって登山を続行。

蜂にせきたてられて登ったようなものです。

途中、前方を行く男の人があまり早いペースでなく登っていると思っていたら、茶店の自動販売機のドリンクを補充する人でした。

やおらリュックを開いて自動販売機に詰め込んでいました。

そういう人件費がかかるためか、ふつうのペットボトルは1つ200円です。

飲み物はしっかり持参したほうがいいです。

伏見稲荷は頂上まで登って片道90分、くだりは40分でした。

健脚な人や、荷物が軽い場合はもう2割ほど短縮できるはずです。

下まで降りてきてから、参道商店街の店に入ってきつねうどん定食を食べました。




きつねうどんのきつねが刻んであるのでがっかり。

おいなりのほうは美味しかった。

この食堂のおいなりはそれなりに美味しいけど、外へ出てからお土産用に買ったおいなりは、中に芥子の実のような黒くて固いものが入っていて歯が欠けそうでまずかった。

1個140円もするのにがっかりです。




きつねの顔の形をしたおせんべいを売る店。

おまけ・・・

山を登っていくとき、途中の茶店の朝顔がきれいだったので。

帰りがけ午前10時半ぐらいだったか、この店の人が縁台の上に梅干を広げて干しているところで、その女性いわく、土用のころに紫蘇漬けした梅を甕から出して日光に当てるときれいに赤くなるという。

もちろん私も家に帰ってから2回ほど太陽に当てました。









 

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平城宮大極殿

2014年07月31日 | 日記

平城宮大極殿は面積が広大なこと、奈良市中心部から少し離れていること、炎天下日差しを避ける場所がないこと、などから二の足を踏んでいまだ見学を果たしていない場所でしたが、夏季大学2日目のときに声をかけていただいた岐阜の女性からお誘いをいただき、車で連れていってもらいました。

駐車場から大極殿へ向かうだけでも距離があります。

順路は一方通行になっていてここから入ります。

礎石の部分は発掘されていて確かでしょうが、建物ははっきりした資料がありません。

この新しい建物を建てたときにはこちらの太い柱は国産の檜を使うことができましたが、なかなか手に入らなくなりました。

高御座(たかみくら)

 

天井周囲には四神と十二支が描かれています。

左手は若草山

はるか遠くに朱雀門。

あそこまで歩いて行くのはとてもとても無理です。


 

私たちが見学していたのは閉館間際だったので、出てきたころには正面のガラス戸がみな閉められています。

警備の人も10人くらい、ボランティアガイドの人もいて、じっくり楽しめるスポットです。

 


大極殿から駐車場へ戻る途中の池。

中島に大き目の鳥がいたので、あれはきっとつくりものだと私がいったとたん、鳥がくるっと首を回して振り向きました。

 

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2014年07月31日 | 日記

 

 

「カヤの木」

石清水八幡宮の入り口右手にある巨木で、榧(かや)の木です。

 

国産本榧碁盤の材料・・・

(追加)

これでは榧の木がどこにあるかわからないので、位置関係をこちらで。

国立博物館前の鹿たち

午後6時ごろ、すごい数です。




この向かい側に志津香(釜飯)があります。

 

釜飯の単品ならば1200円くらいです。

私は七種釜飯しか食べたことがありません。

毎年行くのにそればかり。

 

 

 

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法隆寺夏季大学その2

2014年07月30日 | 日記

「ドレンジャー訓練」

法隆寺では防災の日の1月26日と、その半年後の7月26日にドレンジャー訓練が行われます。

38度の外気温の中、日陰を求めて待機していると、私が仰ぐ扇子の模様を見て、年配の男性が声をかけてきました。

武宮秀樹の「宇宙流」と書かれた日本棋院の扇子です。

そういうのをきっかけに会話が弾むのですが、その方は参加回数30回というつわものでした。

私があの年齢であれだけの行動力があるかどうか。

(若草伽藍)

 

若草伽藍といえば森郁夫先生。

一昨年まで毎年夏季大学で若草伽藍について現地で説明をしてくださった方ですが、昨年5月に急逝されました。

毎年同じことの繰り返しで飽きてしまっていたのですが、いざ亡くなられると先生の解説なしにはこの若草伽藍の石も意味がないような気がして過ぎ去った時がなつかしい。

今年は格別のご配慮で先生の著書を全員にプレゼントしていただきました。

 

 愛知から参加されているとても行動力のある女性がいて、車で来られていて、2日目の午後は矢田寺へ案内してもらいました。




3日目の午後は護摩焚きがありましたが、暑くてバテたので入り口から覗いただけで帰ってきました。

テントの中で待機していて、お経が終わると中へ護摩堂の中に入って見学できます。

最終日の4日目は朝からさぼってしまい、伏見稲荷に寄ってから帰ることにしました。

これからはだんだん省略形が多くなって、しまいには1泊2日になってしまうかも。

 

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第64回法隆寺夏季大学

2014年07月30日 | 日記

今年の参加者数は561人で、なかなか盛況です。

ハプニングは、楽しみにしていた東大寺の管長が急病で講義が中止となり、替わりに法隆寺の大野管長が代講をされるという最悪の展開。

「手紙と書札礼」

奈良国立博物館長の湯山賢一さんの書(手紙)に関するお話は大変有意義でためになりました。

墨をつぐにも決まりがあって、最初の文字はもちろんたっぷり墨が入るわけですが、文章が続いている間は2行目に渡ってもそのまま続け、2行目の途中で墨をついだとしても、3行目の頭では必ず墨をつぐ、ということです。

もしこれを日常でも実行していれば、わかる人にはわかる「教養」となること間違いなし。

1行目と3行目の頭は必ず墨が濃い、というのがポイントです。

「謹上と進上ではどちらがより丁寧な言葉か」

答えは進上です。

身分の高い人が家来に手紙を持たせて、より身分の高い人のところへお招きしたいなどのことを問いました。

そこに謹上と進上を誤って使用していたとすると、手紙を受け取った人は本来なら直接手紙を書いてお返事するのですが、こういう手紙は受け取れない、と突き返す場合があり、または手紙に書かず口頭で返事を伝えるそうです。

宮中の有職故実には非常に厳しい決め事があるということを21ページにわたる資料を基に丁寧にお話くださって、とても内容が濃かったです。

「仁和寺の法師」

講師は 仁和寺五十世門跡 立部祐道 猊下

徒然草の作者、吉田兼好は仁和寺の近くに住んでいたとかで、徒然草にはしばし仁和寺の法師のエピソードが登場します。

○ 石清水八幡宮まで徒歩で行った(片道20km以上、要5時間)のに別の神社を見て勘違いして帰ってしまった法師の話

○ 酔っ払ってふざけて足鼎をかぶったら抜けなくなって悲惨な目にあった法師の話

○ 稚児をからかおうとお弁当を木の根元に埋めて探させた法師の話(そのお弁当は埋めるところを見た別人が掘り出して持っていかれたしまった)などあまりよい例にはなっていないそうで。

こんな話もされました。

青年が山道をドライブしていました。

途中、ぶたが歩いています。

カーブに差し掛かったとき、向こうから女性の運転する車が近づいてきたので、すれ違いざま、豚に気をつけてという意味で男性がカーブで「豚が!」と叫んだら、女性は豚と呼ばれてカッとなって「あほう!」と答えた瞬間、豚にぶつかって崖から落ちてしまったとさ(男性のほうもアホウといわれて頭にきて事故った)。

運命が分かれる例としてあげたのでしょうが、もう一つは「豚が」と叫んだら女性は「あっ、ほうか」と答えて豚をよけたため事故に遭わずにすみ、やがて二人は海に沈む太陽をみながら恋に落ちた(二人が反対の方角へ進んでどうして夕日を見れるのだろう?)。

お坊さんだけあって話は飽きさせずに面白い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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宇治散策

2014年07月29日 | 日記

石清水八幡宮のあと、奈良線に乗って宇治へつい途中下車してしまいました。

午前11時ごろです。

真っ先に中村藤吉商店本店に向かいましたが時既に遅しで20人待ちでした。

つぎに同じく平等院店のほうへ行くと、待たずに入れた上に、宇治川を望むエアコン吹き降ろしのテーブルで生き返る心地。

こちらの抹茶うどんがとにかく美味しい。

麺のこしもちょうどいいし、抹茶の色がきれい、きつねがたっぷり2枚入っていて、ダシも美味しい。

ゆかりご飯、漬物のほかに、抹茶ゼリーのあんみつがついていて、税込み1030円です。

 

この店は混むだけのわけがあると実感しました。

隣の席をちら見したとき、かき氷だったのですが、通常の3倍くらいありそうなものすごい盛りで、びっくりです。

中が上げ底にでもなっていない限りひとりで食べきれる量ではありません。

宇治へ行ったら必ず中村藤吉へは寄ったほうがいいですね。

「平等院」

雲中供養菩薩像の配置関係などは実際の場に行ってみないとわからないわけで、今回は内部拝観をしてよかったと思いました。

このあと橋を渡って宇治上神社(もともとぱっとしない上に修復用の覆いがある)、源氏物語ミュージアム(あまりおもしろくはない)なども見たので午後4時を過ぎてしまいました。

光源氏の六条院を模型化したもの。

右上が夏、右下が春、左下が秋、左上が冬、という配置です。

 

へとへとになりながらも奈良駅まで行って、ホテルへチェックインして荷物を降ろし、また奈良駅から天理へと向かう。

ホームで天理行きを待っている同年輩のおば様がいて、30分も待たせられてはお目当ての「たなかや」が閉まってしまうのではと私が心配したら、6時までは開いているからだいじょうぶ、と言ってくれました。

天理行きの電車は1時間に1,2本ないし0という寂しさで、その上、冷房がなくて扇風機だけなので最悪です。

たなかやでは篳篥の盧舌を買い物しに。

名前は知らないですが、とにかく楽器に詳しいプロフェッショナルな男性がいて、30分くらいおしゃべりをしている間にじっくりと盧舌のお勧め品を選び抜いてくれました。

これから音出しがすごく楽しみです。

この日は18800歩を歩き、足はパンパンに張って棒のようになり、もう大変でした。

奈良の人でも最高に暑いと言っているくらいの猛烈な暑さによく耐えたものだと自分で感心しています。

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石清水八幡宮参拝

2014年07月29日 | 日記

7月25日。

朝一番のひかりに乗って、京都駅まで行き、JR奈良線東福寺で京阪電車に乗り換え、八幡市駅で降りて、すぐ右手にある男山ケーブルに乗り、石清水八幡宮へ参拝しました。

 

このケーブルは男の人ばかり乗っていましたが、それで男山ケーブルというネーミングではないだろうけど・・・

この人たちは何しに行くのかと思ったら、何かの信仰団体の人たちらしく八幡宮の広場で集会をやってましたよ。

さてお目当ての石清水八幡宮はこちらです。

 

兼好法師の徒然草の中で、仁和寺の法師が「日ごろ石清水八幡宮を拝まざりければ・・・と」思い立って徒歩にて詣でたのですが、入り口にある大きめの神社を見て、勘違いして本当の石清水八幡宮を見ないまま帰ってしまい、「少しのことにも先輩の意見は聞いておくもんだ」というような教訓に使われているところです。

ご朱印、ちゃんといただきましたよ。

神主さんに、「こちらを拝観すれば仁和寺の和尚さんのようなことにはなりませんよねえ」と念を押しましたら、「そうそうこれが本殿ですからね」とお返事がありました。

ついでにこの神社の山の中にあったもの。

エジソン記念碑(このあたりの竹やぶの竹を使って発明したのかな)

中尾都山記念碑(尺八都山流)

松花堂跡。

松花堂の史跡入り口の看板を見てついそちらへ向かったら、なかなかの向かい坂。

帰り道はケーブルを使わずに歩いて降りてきたのですが、松花堂跡を見るためにもう一度山頂近くまで戻る形となり、上っては下りて、上っては下りて、2周したような感じ。

いきはよいよい、かえりは地獄。

かえりは距離感をつかむため、歩いて降りたんですが、山の中は木陰で涼しいとはいうものの、平地に降りたころには猛烈な暑さと疲労でぐったりです。

こちらの高良神社が仁和寺の法師の勘違いしたところです。

案内図をご覧ください。

 

この日、奈良京都は38度だったそうで、山を下りたところはムンムンの暑さでした。

JR奈良線に乗り込んで電車の冷房でやっと救われました。

大きなリュックを背負ってほんとに大変でしたが、このあとまた宇治で途中下車することになります。

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仲秋管絃祭の練習

2014年07月16日 | 日記

今年の仲秋は9月8日です。

その夜、静岡浅間神社で管絃祭があります。

昨年は龍笛で出場させてもらいましたが、今年は篳篥に変更しているので未熟すぎて聞き苦しく、出させていただくのはご迷惑かと思いますがそこはど根性で・・・

音が出せなくても曲にあわせてしっかり息継ぎと指使いをやらないといけません。

龍笛だとその点顔の表情はふつうで済みますが、篳篥の場合は頬を膨らませるのでフリをするのもなかなか技術が要ります。

しかも今年は演目を3曲以上増やすらしいのでほんとに大変。

わかっているのは越天楽くらいなもので、五常楽などさっぱりとんちんかん。

あと1ヶ月半でなんとかしないと。

浦安の舞い、豊栄の舞い、浅間の舞い、の3曲は歌を歌う部分で一人前に参加できるのでアピールに余念がありません。

今夜のお稽古では超ベテランのUさん(奥さんは龍笛、ご主人は篳篥)が隣に来てくれてとても勉強になりました。

Uさんは専門の神主さんに混じって雅楽を演奏している実力者なんですが、年季の入った篳篥の盧舌がいくつかあって、お使いになっているものの側面に縦に亀裂のようなものが見えるから、私のもいくぶん筋が入ってしまっているので、ああそれくらい割れてもまだ使えるんだなあなどと感心していました。

すると彼は「これは2枚を張り合わせてあるからその合わせ目だよ」とおっしゃる。

・・・私はじつは盧舌に関してはもう滅茶苦茶なことをやっておりまして、

全部で5つほど所有していたのですが、そのうちの現在使っているちょっと高級な盧舌だけは広田先生が「唱歌ができるまで、まだ音を出しちゃ駄目だ」とおっしゃるので別の容器にしまってあったのです。

他の4つは小さいシール容器の中にティッシュを敷いてその上に入れ、フタをしておきました。

そのとき盧舌の図紙が濡れたままだったらしく、ティッシュにその水分が広がったのでしょう。

3週間ほど入れっぱなしにしておいたところ、全部にカビが生えてしまったのです。

さすがに口につけるものにカビが生えたのではたまりません。

ハイターに浸してみたり、鍋で煮沸消毒してみたり。

するとお湯の中でかの盧舌は生まれたときのままの葦の姿に戻ってしまいました。

つまり竹のようにまん丸になってしまったのです。

かくして盧舌は4本ともお釈迦になりました。

ですから盧舌は2枚を張り合わせてあの形になっているのではなく、丸い筒状の葦の茎をひしゃげて作ってあるんですよ。

間違いありません。

こんな実験をしたのは天下広しといえども私くらいなものではないでしょうかね。

大切に扱わなければならない篳篥の命といえる盧舌を鍋で煮てしまったなど、先生に知られるとまずいのでここだけの話。

お稽古から帰ってきたら玄関先にタキイから注文してあったサフランの球根が届いていました。

さすがに50球は多いですねえ。

今年は土なし栽培で咲かせようと思います。

それにしても植え込むスペースを作り出さないと。

なんでこんなにたくさん取り寄せたかというと、サフランのめしべを乾燥させると香辛料になるそうなので。

カレーやパエリアのライスに使う、黄色くなるあれです。

 

 

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蓮の花 満開

2014年07月06日 | 日記

形としてはお椀型にまとまっている昨日のほうが可愛いような気がしますが、薄日がさす今日が満開ということで画像をこちらへ。

わずかに香りもあります。

 

 

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