春夏秋冬

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スクーリングに参加して

2018年07月31日 | 高野山大学

書道歴といえば、小学校3年生までと、60代のときに浅間塾の書道講座で1年間に12回通ったのみ。

つまりまったくの素人で、じつは墨を摺ったことは半世紀以上前になり、今回墨汁不可という持ち物指定には当惑しました。

筆は昨年梵字書道をやるときに思い切って高い筆を買ってあったのでそれを持っていくことにし、墨は「天爵」というブランドにしました。

墨は全体の5分の1ほど減りましたが、おそらく今後私が墨をすることはもうないでしょう。

「空海の書」の先生は、素人など相手にしたくない、という表情がいくぶん感じられ、受講生10人中、私だけが未経験者と思われ、ついていくのが大変でした。

「悉曇梵字」のときは全員が不慣れな手つきだったように思います。

それは今回の書道でわかったのですが、筆を垂直におろすのではなく、斜めに穂先を打ち込んで書き始めることにとまどう人が多かったからではないでしょうか。

私などすべて白紙からスタートするので、かえって気が楽でしたが。

出発前に持ち物をちゃんと揃えていかなかったので、まずテキストそのものを持ってこなかったのがまずかった。

15分の休み時間に教室を抜け出して、大学の図書館に飛び込んで探すことになりました。

司書の方はパソコンで番号を検索してくれましたが、奥の書庫の地下1階の621番の列・・・とか言われてもなかなか見つからず、ようやく同じ本が5冊並んでいるところを見つけて手にしたとき、司書さんがそこまで来てくれたので、有り難いと思いました。

「弘法大師空海 人と書」というタイトルだったか、講師の著作です。

講義は3日間行われ、実習はそのうちの3分の2くらいだったでしょう。

最後に課題を出されて、その場で提出してきたので、今年はもう期限を気にすることもなくなってしまいました。

今年はこの単位のみ。

来年は美術史系の科目と阿字観あたりをやりたいと思っています。

去年も素敵なキャリアの方々との出会いがありましたが、今年もびっくりするようなその世界の重鎮に会えました。

弘法大師のご縁でつながっているようです。

 

 

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高野山にて

2018年07月31日 | 高野山大学

2017年は大学内の加行道場に宿泊して、修行体験つきのスクーリングでしたが、今年はそれがなかったのでふつうに宿坊へ泊まることになりました。

宿坊は50以上あるそうですが、一度目の西禅院、二度目の大円院しか知らず、これからはもっと別の場所へも行ってみたいと思っています。

大円院の部屋は去年と同じところで、拍子抜け。

じゃらんとかで申し込むとこのあたりの部屋、とか割り当てられているんでしょうか。

床の間の阿字をデザインした掛け軸が見事です。

 

 

翌日、午前中はフリーだったので、初めて金剛峯寺の中を見学しました。

別殿でお茶とお菓子の接待があります。

床の間の曼荼羅はなんとおおぜいの人による押絵でできています。

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奈良から高野山へ

2018年07月31日 | 高野山大学

高野山へ行くには、新大阪から御堂筋線、南海電鉄で橋本経由極楽橋、ケーブルカーで高野山駅、というルートしか知らなかったけれど、今年は法隆寺から王子、高田、橋本経由でまいりました。

初めて乗る路線では自分がどこにいるのか、あと何駅で到着するのかわからないので、けっこう気づかれします。

高田-橋本間はかなり長いのですが、この列車、冷房がない!

扇風機が回っているだけ。

そこに大量の高校生が乗り込んできて熱気むんむん。

やっと橋本へ着いて、そこから南海電鉄に乗り換えようとしたら、駅員さんが、なんば-橋本間で人身事故のため列車の運行状況がはっきりしないという。

これは南海電鉄橋本駅の待合ですが、冷房ががんがんきいていて助かりました。

私はこのあとほぼ定時でつぎに来た各駅停車の高野山行きに乗ることができ、予定通り高野山へ行くことができたのですが、ほぼ同時刻、なんばから乗ろうとされたスクーリング参加者の方は、なんば駅で2時間待たされ、ぎゅうずめの満員電車で運転再開したのに乗られと聞いて、驚きました。

あの暑さの中で。

 

 

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2018法隆寺夏期大学

2018年07月31日 | 日記

年々体力が不足して、とくに暑い時期の活動はセーブしないと「二兎を追うものは一兎をも得ず」になってしまう。

それで2017年は高野山大学のスクーリングを優先させて法隆寺夏期大学はパスしたのですが、今年は法隆寺を2日間だけ参加し、続けて高野山へ行くようにしてみました。

静岡に比べるとたしかに5度気温が高いです。

新幹線で京都駅に着いて乗り換えるときにまず38度の暑さを体感しました。

そのまま奈良駅へ到着したときも暑さが変わらず、例年のように宇治などで道草をくったり、天理のたなかや(雅楽)で買い物をしたり、興福寺のあたりまで散歩したり、は一切なし。

26日は朝7時2分奈良駅発のJRで法隆寺駅へ向かい、そこから20分ほど歩いて法隆寺証得会館前の土塀のところで行列します。

なんで並ぶかというと、会場全体は600人以上が入れるようになっていますが、机があるのは前から5列くらいで、あとは椅子だけなのです。

やはり机があるほうがなにかと便利なので。

 

 

 

 

初日の目玉はドレンジャー訓練です。

金堂と五重塔に一斉に放水されて暑気をふっ飛ばしてくれる・・・はずが、なんだか今年は水量が少ないのか、いつもだったら五重塔の手前にいる私のほうに水しぶきがかかってくるのに、全然来なかった。

このあとお坊さんの案内で班に分かれて見学を開始しますが、慣れた人は各自でてんでに見たいところを回ります。

西円堂のあたりを好んでいる人も多いのですが、炎天下西も東も全部行くのは無理。

私は聖霊院の内陣、絵殿舎利殿、夢殿の救世観音、平成の玉虫厨子などをチェック。

暑いと内部の仏様たちもかすんで見えるようで、どれも記憶が薄い。

やはり暑いときには避けるべきかと思いました。

写真では人数が少ないように見えますが、参加者は640名。

このあと続々参集しています。

 

午後3時ごろ、中宮寺(ここも入場券がもらえる)にも立ち寄り、そこから朝と違って太陽が照りつける中、法隆寺駅に向かって必死に歩く。

午後4時ホテルに入って体を冷やす。

こんなに暑いことはいまだかつてありませんでした。

「第2日」

2時間目の、京都天龍寺管主のお話はすごく楽しかった。さすがに講話の専門家だけはある。

 

 

 

 

 

 

 

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