十三仏

昨年、表装をお願いしてあった十三仏の掛け軸ができあがりました。

紫紙金泥、赤紫金泥という種類のもので、下絵はもちろん仏画師の先生からいただいてあり、私は金で上から描いただけ。

出来上がってみると大きいのなんの。

うちには床の間がないんです。

かける場所がない。

まずは下において広げて。

つぎはカーテンレールにつるさげて。

それでは上からアップで。

十三仏は法事の際に飾るものだと聞いていますが、出番はあるかしら。

ふだんお付き合いのあるお寺さんだったらお願いできるけど、ちょっと頼みにくですよねえ。

うちの両親のお寺は仏画教室の会場として毎月通っていたところなので可能だと思いますが。

この掛軸を受け取って、かわりにまたお願いしたのは、観音経です。

私自身は観音経を見たことも聞いたこともなかったのですが、たまたま経鎌倉の観音様（極微細文字で描いた）画像を持っていたので、それと観音経本文をあわせて一つの経巻にしようと思いたち、またまた突貫工事？で書き上げて、本日先生にお渡ししました。

やっと現在進行系の作品が片付いて、ほっとしています。

あとは曼荼羅の下絵を先生に描いてもらうまで中休みですね。

 

今年度最後の提出物

「密教史概説」最終試験問題を書き終えました。

明日投函予定。

これで必修と基礎の単位は必要数確保できます。

残りの選択科目４単位分は、夏と秋のスクーリング用にとっておきます。

来年度４月には今年提出していなかった数科目と、その他すべての科目の履修届を出し、のんびりじっくり気分まかせに楽しみながら勉強するつもりです。

今年は法曼荼羅の製作と、古文書の解読に励み、あまり修論にはこだわらないようにしますが、卒業を目指すかどうか大きな分岐点になりそうです。

サンスクリット語を学びに東京へ通うという選択肢もあり。

尾羽廃寺跡発掘現場見学会

午後に行く予定でしたが、囲碁クラブを途中で抜けて一人で午前の部へ行ってきました。

一昨年、私が発掘に参加したところと地続きで、道路沿いの細い空間で、よくあんなに狭い場所をピンポイントで発掘できたなあと感心しました。

市が直轄ではなく四門建設が請け負ってやったらしく、三の丸にいた四門のT監督が現場で交通整理をしていました。

たっぷりお話する機会を得てよかったです。

心礎は思ったより小さく、もしかしてこれ蹲（つくばい）じゃないの？と思ったりして。

実際に塔が建っていた場所からは移されて、捨てられていたらしいです。

この心礎はこのあと埋文に保管されて展示の予定だそうですが、この現場は道路拡幅工事のためまもなく埋め戻されるという。

まだまだあっちこっちに遺構が埋まっていそうですね。

 

最後の最終試験問題（密教史概説）

いよいよ最後の科目最終試験問題（密教史概説）に取り掛かります。

弘法大師空海の入定について、一次資料（原典、『定本弘法大師全集』等）、二次資料（論文等）を引用したうえで、自らの考えを簡潔に述べよ。

解答は1300-1500字程度。

締め切りは２０２０年２月２９日（あれまあ今年はうるう年なんだ！）

ここしばらくレポートとご無沙汰しているので、すっかり頭の中が空白になってしまい、たった1300字なのに書く気力がわきません。

入定っていうと、空海が亡くなったとき、荼毘に付されたかどうか？

論文参照って、いったい誰のを見ればいいんだろうか。

しかも縦書き指定。

 

『歴史読本 1978年11月号 特集・最澄と空海』                     雑誌                                                                                                                                                          – 1978/11/10

『KUKAI 空海密教の宇宙 vol.2 』

 

以上の2冊をアマゾンで発注（ほんとうはもうこういう本を買いたくないんだけど）

 

『弘法大師伝承と史実 』

『今こそ知りたい!空海と高野山の謎 』

 

以上の2冊を市立図書館でネット予約

 

おそらくこれら４冊の本はみな一般向けの内容で、試験課題の解答には向いていないような気がするので、藁にもすがる思いです。

定本とされているものは全集を持っているのでその中から見つけますが、さて論文ってどうやって見つければいいの？