春夏秋冬

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高野山 食の話

2023年07月31日 | 高野山大学

「高野山の観光客」

今年は予想どおり外国人の観光客がたくさんいます。

みな体格がよくてすらっとしている。

子どももいる。

そして彼らはいったい何を食べているのか、それがとても気になるところ。

なぜなら宿坊の精進料理はそれなりに美味しいとはいえ、とても彼らの口にあうとは思えません。

やはりパンや果物も食べたくなるでしょう。

それなのに高野山にはいわゆるスーパーが1軒もなく、もちろん魚屋もなく、ただひとつあった精肉店はなぜかシャッターを下ろしたままになっていました。

ろくな品揃えではないのですが、牛乳は1リットルが320円くらい、おかめ納豆は120円など、だいたい5割高から2倍くらいです。

もしここらにベーカリーや果物屋などあったらいったいどれだけ繁盛するでしょう。

あえて作らせないようにしているとしか思えません。

それで地元の人に聞いてみると、生活に必要なものは車で下の橋本あたりへ買いに行くのだそうです。

 

高野山で絶対オススメの店

「味家(みや)さん」という飲み屋があります。

昨年までは大学の通用口の近くにあった焼き鳥屋さん、のイメージでしたが、そこへ行こうと思ったら店が跡形もなくなっていました。

コロナでつぶれちゃったのかなーと思ったけれどその反対で、別の場所に引っ越してとってもきれいな飲み屋に変身していました。

場所は刈萱堂の向かい側あたり、香の専門店の右隣です。

「冷やしトーフのごまゆず仕立て」350円

木綿豆腐にかかっている柚子風味のたれの美味しいことといったら、仰天しました。

1つの値段で二人へ半分に分けて皿に盛って出してくれる。

「カマンベールチキンまきあげ」450円

チーズをチキンで巻いて油で上げてありますが、肉がしっかり厚くて食べごたえがある。

「イタリアントマトサラダ」400円

高野山では貴重な生野菜(バジルもある)をたっぷり使っている。

「焼きそば」600円

ステーキ皿にまずたまごやきがあってその上に野菜と肉がたっぷりはいった細麺のソース焼きそばで、運ばれたときはかつおぶしがゆらゆらして、これはいい。

「焼き鳥(たれ)3本」450円

「砂肝3本」380円

砂肝はあちらでは砂ずりというらしい。

コリコリしてすごく美味しい。

焼き鳥は身が大きくて柔らかく、冷凍ではないのがわかる。

このほかにポテトフライ(300円)を食べましたが、皮付きで大きめカット、じつに美味しい。

この価格であの美味しさを経験するともうマックなんて食べれません。

 

どの料理も一人では食べ切れない量があって、ふたりで分け合うとちょうどいい。

3人でもいいかもしれない。

最初にメニューを見てほしいものを紙に書いておかみさんに渡すと、ひとつずつでき次第持ってきてくれる。

高野山にはこういう店は他にありません!

入店方法:とりあえず顔を出して、その日は絶対ムリだから翌日の予約をする。

 

「角濱ごま豆腐」

大門の近くに角濱ごま豆腐の本店があります。

大門の方角にはなかなか行きづらく、壇上伽藍や霊宝館へ行くルートに組み込みましょう。

かつてそこにひとりでランチしたときは、ごま豆腐ではなくて、手のひらくらいある(ちょっとオーバー)巨大なしいたけののったうどんを食べ、それも印象的だったけれどこの日は売り切れ。

そこでここの名物メニューを頼むことにしました。

「胎蔵界」と「金剛界」をモチーフにしたランチです。

私は金剛界のほうを食べました。

さすが大日如来の場所にある中央の「ごまどうふの天ぷら」が美味しいですよ。

価格は税込みで1900円で、思ったよりはるかに安い。

3000円くらいは覚悟していたのですが。

店に入るとちょうど席がいっぱいで2番目の待ちとなり、それくらいはなんでもないのですが、外で待つ仕組みでこれが問題。

なにしろ高野山とはいえ炎天下ですから。

次の待ちの客もブーブーでしたけど、どうにかならないものですかねえ。

順番が来て中に入るとそれほど混んでいないので、どうやらコロナ対策で人数制限をしているようでした。

角濱の持ち帰り専用店舗は千手院橋から奥の院へ向かう左手の大円院の手前あたりに新しくオープンしていました。

 

「濱田屋(ごま豆腐)」

ちょっと奥まったところにあるこちらの店は、コロナ禍中は店内での飲食ができなかったのですが、すでに再開していて店内で1品だけを食べることができます。

和三盆がけのごま豆腐(400円)を注文しました。

これは持ち帰りの商品の価格と同じでそちらは4個1600円になっていてたれや和三盆などは別に購入するため、店内で食べるほうがいいかも。

この暑さでは持ち帰ることもできませんし。

 

「小鈴最中(みろく石本舗=かさ國=松栄堂本舗)」

定宿にしている**院で到着時にこちらのお菓子をいただきました。

この最中はかさ國さんで予約をしなければならないので、なかなか購入しづらく、一度だけ買ったもののおみやげに差し上げてしまったので自分で食べたことはありませんでした。

実物をみるとなかなかよくできていて可愛い。

それで今回は最終日の午前8時に受け取って、家に戻って箱を開けると、10個入1400円なんですが、個包装になっていません。

宿坊でいただいたのは個包装でしたから特殊な非売品だったかも。

そうなるとさて二人暮らしで10個入の最中をどうやって5日以内に食べたらいいんだろう・・・

 

 

「ミッチー(中華料理屋)」

高野山で唯一といっていいくらいの珍しい中華料理屋で、かさ國の裏手にあります。

下町の食堂といった雰囲気。

酢豚定食とか唐揚げ定食、丼もの、ラーメンなど、手軽な食事ができます。

お店の人も気さくでいろいろ話が盛り上がる。

 

「551の豚まん」

旅程の第一日目に新大阪で豚まん4個入(チルド、800円くらい)を購入し、宿泊先の冷凍庫にいれて朝食にしました。

551の豚まんは静岡のデパートの物産展では長蛇の列になって1時間くらい待たなければ買えません。

冷凍してしまったけれど、じつはチルドだったので冷蔵庫でよかったみたい。

今回は宿坊の離れのお部屋で、そこは和室二間に台所とトイレがついていて、冷凍冷蔵庫や電子レンジもあり、階段がないから足腰にも楽で大変幸運でした。

 

こんなに食べ物のことばかりでいったい何しに高野山へ行ったのか。

スクーリング受講のためです。

はじめのうちに泊まったのは大円院などの宿坊でしたが、正科生になってからは**院という一般の人は泊まれそうもないところが定宿です。

素泊まりのいいところは早朝、奥の院の参拝に動けるところです。

ふつうの宿坊は門を閉めてしまうので早朝は出入りできなくなります。

もちろん今回も奥の院の朝の行事を一式全部拝見させていただきました。

そして奥の院参道のウォーキングで体脂肪を8ほど下げることが実証済みです。

 

 

 

 

 

 

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高野山へ

2023年07月26日 | 高野山大学

スクーリングは29日(土)から始まりますが、明日より高野山へ行き、31日(月)まで滞在します。

なんのために早く行くか、修論面談のためではありません。

修論はとっくに思考の圏外へ飛び去っています。

さすがに高野山へ10回以上も行くとなにかと詳しくなってしまって、観光案内を頼まれたので腕を奮ってきます。

コロナの間は閑散としていた高野山も今年は外国人がたくさん来ていることでしょう。

食事は大学通用門口のところにある飲み屋、裏通りの中華料理屋、大門近くのごま豆腐の店など、行ってみようかと。

釜飯の店も昨年行ってきましたが、奈良の静香に比べるとあまり・・・

1日目は壇上伽藍、金剛峯寺、霊宝館方面。2日目は奥の院朝の勤行、参道など。

和紙の店、香の店など。

よく台風に遭遇してえらい目にあいましたが、今年はなんとかそれてくれそうです。

 

 

 

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かつやのロースカツ弁当

2023年07月25日 | ごまちゃん

老(自分)老(ごまちゃん、柴犬オス、もうすぐ16歳)介護の毎日です。

ごまちゃんはめっきり足腰が弱り、この暑さの中玄関のタイルの上で休んでいるのですが、立ち上がろうとして何度も尻餅をつき、ドデンと仰向けにひっくり返ってしまうほどなさけない有様。

(換毛期中なのでふさふさしている 7月4日撮影)

1年前には当たり前にできたことがいまはまったくできない。

人間も同じだろうな、と思います。

ところが彼には大好物があって、私らが昼食にかつやへロースカツ定食を食べに行く時、いれものを持参して一部取り分けておみやげに持って帰るのですが、このごろは外食する気分にもなれないので持ち帰りでロースカツ弁当を買ってきます。

さて、このロースカツに対して日ごろまるで「色声香味触」のいずれにも感覚がなくなったような、ボーッとした状態のごまちゃんなのに、これにだけは絶大な反応をしてくれます。

(夏毛に変わったのでげっそり痩せたみたいな感じ 7月25日撮影)

今日はさすがにもうバテているみたいだし、と思っていたら、なんとあの玄関の上がり框の高さを乗り越えて上がり、廊下を通り、食堂までやってきました。

なんだやればできるじゃん。

彼の意識を呼び戻してくれるかつやのロースカツには本当に感謝しています。

 

 

 

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アーカイブ 加行道場、仏画、遍路、叡福寺

2023年07月24日 | 日記

毎年スクーリングに参加しているともはや受けるべき科目がなくなってしまいますが、なんとか1つだけあったので今年も高野山へ行ってきます。

科目は竹村牧男先生の**で、昨年も申し込んであったのに急遽体調を崩されて代替えの授業となってしまったもの。

今年だってどうなることか、諸行無常であります。

 

近頃の学生数の推移など、なかなかずばり得たい情報は手に入りませんが、どうも年年歳歳入学者数は減っているようですね。

授業料は私の記憶では半期に17万5千円だったものが19万円に値上がっているらしい。

さいわい3年目以降の延長料は5万円(年間10万円)と変わっていないので助かります。

しかしこれはもう私からすれば寄付金のようなもので、値上がるなんてとんでもないこと、そうなれば速攻で学生をやめます。

 

自分自身の「みにつく」予定のプログラムを実行すること、法隆寺夏期大学から始まり、高野山大学大学院修士課程通信教育へと進み、この数年間であっという間に多額の自前「科研費」を使い果たしました。

いまではレポートも出さず、とくになにもしないで1年をすごし、今年はそれでも2つほど単位を取る予定ですが、来年以降はまるでやる気なし。

修論の指導を受けるのでないなら、学生証がただのアクセサリーに過ぎません。

梵字に関心をもったばかりについに高野山まで来てしまい、有為の奥山今日越えて、です。

昨年末から今年はじめにかけて家族が手術入院とかあって、もうこれが踏ん切り時だと思ったのに、「病理検査の結果、がんではありませんでした、今後の治療の必要なし」と言われてガーン!

悪くもないところを切ったことになり、なんでそうなるまえにある程度予告してくれなかったのか憤りの心境でしたが、このごろは気分的にも落ち着いてきました。

やたらに精密な人間ドックを受けるとろくなことはないということで。

 

 

 

「印象的だったあのころ」

 

2017年8月のブログ記事一覧-春夏秋冬 (goo.ne.jp)

加行道場体験記

高野山大学大学院通信教育はまずこの年の科目履修生からのスタートでした。

たしか受けられる上限の単位数を履修したと思います。

その中で一番心に残ったのは単位とは別のスクーリングでの加行道場体験で、私の「阿頼耶識」の中にどれだけ大きな比重を占めていることか。

翌年はこの年の反動でたった1つ「空海の書」だけを履修したのですが、少ないだけにやはり印象は強かった。

そのときに同じ教室にいた神奈川のAさんから○○院のことを教えてもらい、正科生になればそこへ泊まることができるんだ、と思って3年目の2019年に受験して正科生になりました。

おかげさまで先生から直接「悉曇十八章」を伝授していただくことができ、法隆寺に始まって以来の梵字の夢がかないました。

 

2021年9月のブログ記事一覧-春夏秋冬 (goo.ne.jp)

種子曼荼羅を描いたころ

仏画の初めは文殊菩薩とか孔雀明王とか描いていたんですが、そのうち種子曼荼羅の金剛界に挑戦し、順序は忘れたけれど、胎蔵曼荼羅を描き、さらに金剛界を描き直し・・・ほかにも十三仏、装飾観音経、不動明王、阿字観用の阿字、などよくもまあ次々に描きました。

こういう道楽はもう二度とできません。

仏画の先生には私がお金持ちに見えたのかもしれませんが、じつは最初に準備した予算はすべて使い果たし、現在は余裕がまったくありません。

これが現実です。

2020年以降、サンスクリットを学ぶために東京大学仏教青年会に加入し、最初の2回は新幹線通学のため費用がかかりましたが、現在はすべてオンラインで受講しているので授業料のみの負担です。

その金額はあれだけみっちりお勉強させていただいても上記の費用に比べればほとんどないに等しいくらい。

通信教育ではよほど自発的に熱心に取り組まない限り、成果を上げるのは難しく、東大仏青はその反対で先生の熱意がひしひしと伝わってきて励まされることが多いです。

 

2017年12月のブログ記事一覧-春夏秋冬 (goo.ne.jp)

遍路体験

単位取得のためオール徒歩でお遍路さんをやりました。日頃の運動不足がたたって足が棒のようになり、同行してくれた方には多大なご迷惑をおかけしたことをここであらためてお詫びします。

崇徳天皇関連の地を歩いて、西行法師もこの道をたどったのかと感無量。

紅葉が美しかった。

遍路宿はどこも個性があって料理が美味しく安価でおすすめです。

 

2021年9月のブログ記事一覧(2ページ目)-春夏秋冬 (goo.ne.jp)

叡福寺の思い出

法隆寺夏期大学の何回目かにこのツァーが組まれました。なかなかここへ自力で行くのは難しいでしょう。法隆寺のお坊さんは13人くらいのはずなのに、半分以上写っていますね。2011年のことです。あと1回行けば10回表彰を受けられるのですが、今年送られてきたプリントにはその表彰式の日程が載っていないのでもしかして中止になったかもしれない。今年は高野山を優先して、来年は法隆寺へ行くつもりだったのに手遅れだったのか。

 

ただいま記憶を整理するため、過去のブログ記事で伏せてあったものを再度アップしています。

(期間限定)

 

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松下憲一『中華を生んだ遊牧民 鮮卑拓跋の歴史』

2023年07月20日 | 読書

松下憲一『中華を生んだ遊牧民 鮮卑拓跋の歴史』講談社1870円、2023年5月

なにかの縁でふと図書館にリクエストし、順番待ちして借りた本。

返却期限が迫ったので延長手続きをしようとしたら、つぎの予約者が入っていて延長することはできなくなっていた。

自分が借りた本で次に待っている人がいるなんて、こういうことは初めてで、いかにこの本の人気があるかをあらためて確認。

(p.11)

この図を見ると、中国の歴史がわかりやすい。

清朝の時代劇などで出てくるお坊さんは赤い衣に羽のついた冠をかぶったりしていかにもモンゴル系。

 

 

 

 

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うだる暑さ

2023年07月17日 | 日記

本日の午後1時から3時まで節電すると20ptもらえる、というお知らせが届いていましたが、節電どころかしっかりエアコンつけて涼みました。

熱中症は恐ろしい。

10年くらい前のこと、就寝時に2時間タイマーかけてクーラーつけて寝たら、明け方汗びっしょりかいて、頭はガンガンし、熱が出て、たえまない吐き気に襲われ、半日もがいたことがあります。

それ以来熱中症とは炎天下に起きるものではなく、締め切った室内が危険だと気づきました。

ですから川崎幼稚園の園バスに幼児が置き去りにされて亡くなった事故など、最悪ですね。

痛ましすぎる。

堀田善衛の『インドで考えたこと』という本に出てくるのですが、

 太陽は、敵だ。このあたりではものを育てる母なる太陽ではなくて、一切の生き物を灼き枯らす凶悪な敵ではないか、と思われる。青一点張りの、うとましくなるほどに青い穹隆のどまんなかで、太陽は千本もの手をふりまわして、勝手放題、人間の都合、総じて生きものの方の都合など考えてもくれず、たったひとりで躍り狂っている。千手観音というのは、こいつから発想されたんだろう、と云って、私はその無智を笑われたが、そう思いたくなるようなものである。

 けれども、対照の激しさはここにもある。この強烈な昼の時とひきかえて、夜は、極暑のときのことは私は知らないのだが、急激に温度が落ちて、これもまた私にとって悩みの種だったのだが、冷え冷えとして来て、しかも白昼の空の青が暗い夜の穹隆の奥に、深い海のような青さで、青々と、いつまででも残っていて、そこに純粋な色の月がのぼって来ると、いかなる不信仰の者も何かを拝したくなって来る。昼間は打ちのめされて、夜は同じ天空に救われて、これが永遠に持続するのである。

というように太陽と月のイメージを語っています。

なんとなくインドで密教が生まれて阿字観で月をイメージすることの原点がここにありそうだと思いました。

 

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オンラインで注意すること

2023年07月15日 | ZOOM

ZOOM(東大仏青)での授業の最多人数は、一般公開講座のときの40人くらいかと思います。

通常の講座はそれより少なく、多くて30人、あるいは20人を切るくらいです。

去年あたりからハイブリッド授業になったものがほとんどで、オンラインのみというのは「チベット仏教入門」だけになったような気がします(ほかにも受講していない科目があるので全体はわかりません)。

オンラインの場合、高野山大学の録画してあるのをそのままいつでも閲覧可能にする、というパターンと違って、生放送?のため非常に臨場感があります。

きょうの「チベット」も「当たらないでほし~い」と願っていたのにやっぱり当てられてしまった。

何を質問されたかも緊張していてよく覚えていないけれど、「中道」についてだったような・・・

なんでいつもいつも指名されてしまうのだろう。

名前が呼びやすいから、としか思い当たらない。

先生はいつも冒頭で、「画像と音声をオンにできたらしてください」と言われる。そのほうが先生にとっては授業がやりやすいのでしょう。

そうおっしゃられてもなかなか誰も顔出しすることはしません。

サンスクリットの場合、困ったことにひとりだけ年配の女性でよくミュートを解除してご自分の声を拡散されるのです。

この授業は私にとってはたいへん重要な科目で、一言ものがさず集中して聞き取ろうとしているところへ、突然彼女の声が響き渡るのでほんとに参ってしまう。

たぶん彼女は先生が発音されたあと復唱する際に全員ミュートを解除しているのだと思いこんでいるのではないかと思う。

実際にはそんなことはなく、常識的にもそれはありえない。

きょうは堪忍袋の緒が切れて、ついにアンケートに苦情を申し入れてしまいました。

我慢すべきだったのか。

他の人は苦にならないのだろうか。

私だったらそういう目立つことをしてしまった場合、すぐに注意してもらって早く訂正したいほうです。

たとえば先週大失敗したのは、最近かかり始めた病院で診察を受けるとき、なんだか先生の表情が固くて変で、私がなにかまずいことをやってるのかなー、なんて思いながら帰宅し、なにげなく鏡を見たら、なんと「濃いサングラス」をしているではないですか。

日差しが強くて暑かったのでサングラスをして出かけ、診察のときも気が付かずにそのままだった。

ただでさえ頭がまともかと疑われる年齢になったのにこういう失敗をするのではもう自信喪失であります。

つねに我が身を振り返らねば。

 

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仏陀の教え 南伝と北伝

2023年07月14日 | ZOOM

きょうの東大仏青「仏教世界を歩く」で得た知識。

 

ブッダにいちばん近い(古い)教えは南伝してスリランカへ。

長部32経、中部15、相応部2900、増支部2000,小部15(これがとくに最古)。

パーリ語で書かれていて、ニカーヤと呼ばれる。

小部の中にかの有名なスッタニパータ、ダンマパダ(法句経)、ジャータカ物語が入っている。

パーリ語といえば、かつて月1で通っていた梵字書道の教室で授業のはじめに唱える偈に「ブッダンサラナンガッチャーミ、ダンマンサラナンガッチャーミ、サンガンサラナンガッチャーミ」というのがあったけれどあれはパーリ語だったんだ。

スッタニパータの漢訳はないらしい。

これに対して北伝はアーガマ(阿含経)として漢訳される。

ニカーヤとアーガマの違いがわかった。

・・・

先生のおっしゃるとおり、たしかにこの流れ(南伝、北伝)を理解するとわかりやすい。

この講座の加藤先生もじつに優秀な方でした。

私にとって「優秀」とは、人にわかりやすく要点を丁寧に教えてくれる、を意味します。

このとしになるまで数々の「先生」を見てきたけれど、中には「一度しか話さない」と強圧的な人もいて、ほんと、そういう人は教師に向かないと思っている。

きょうの先生は音声明瞭、話す速さもちょうどよく、ところどころ「先週お見えにならないかたもおられるようなので」とか「これは前にも話したかと思いますが」と前置きされてから要点を強調してくださる。

2度3度聞いてようやく飲み込めることもありますし、私の場合、アガサ・クリスティのドラマをテレビで見ていると、5回くらいリピートしてようやく細部に気がつくくらいなので・・・

この講座は会場(教室)に何名いらっしゃるのかはわかりませんが、オンラインでは30人ほどいます。

おすすめ講座です。

 

 

 

 

 

 

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久しぶりにオンライン授業

2023年07月13日 | ZOOM

1日(土)のサンスクリット以来、今週は木金土で4科目授業(東大仏青)があります。

きょうは「唯識入門」、明日は「仏教世界を歩く」、土曜日は「サンスクリット」と「チベット仏教入門」。

いつもタブレット(アイパッドミニ)で受講していますが、本日はなぜかログインの際にへんな画面が現れて何度も同じようなところを往復してうまくいかない。

開始時間に間に合うか気が揉めましたが、いつのまにか平常の画面に戻っていて無事にログインしました。

テキストはアップされているので自分で印刷してあるけれど、さてどこへしまったものかわからない。

このとしになると1日中探しものをしているような気がします。

探すのもめんどくさいのでまた全部印刷し直しました(11枚)。

 

唯識というジャンルはおよそ密教関係の単位には現れてこないもので、つい2、3年ほど前に初めて知りました。

この中で阿頼耶識というのが興味深く、なんとか理解できるようになればいいなあと思っています。

サンスクリットは今年から中級をやめて初級1つにしぼっているので時間的にすごく楽になりました。

あまり欲張ってはいけないですね。

これも「空」が関係しているのかな。

 

きょうは最高気温が32度(静岡)だったので、どちらかというと涼しいです

きのうは36度で暑いのなんの。

ああいう日は1日中なにもせずにぐったりしているばかり。

例年ですと、もう少し先になって大雨と雷があり、それで梅雨明けするパターンだったけれど、これだけ強烈な雨があるともう梅雨明けしてしまうかもしれません。

今年の気候はおかしい。

毎年必ず咲く蓮の花がいまだに1つとして蕾をつけていない。

ブラッドオレンジとデコポンの木に実がならない。

唯一うちの土壌で育っていた野菜の「鷹の爪」が今年はだめになってしまった。

これではスーパーの野菜が高いわけだ、と思いつつ、先日の富士五湖周辺の野菜畑はすばらしく豊かだったことを思い出し、これから住むとしたら冷涼な高原のほうがいいのではないかな。

 

九州などの豪雨をみるとかつて昭和49年の七夕豪雨を思い出します。

あのときは静岡市の真上に線状降水帯がへばりついて滝のような雨が降り続き、土砂崩れ、河川の氾濫、床上浸水などさんざんでした。

人命も多く奪われたかと記憶しています。

その後、大谷放水路や麻機遊水地などの施設が整備され、あれから旧静岡市の方面は被害が出ることがないようです。

清水区のほうは相変わらず巴川が氾濫し、昨年の台風では甚大な被害が出ました。

あのときの断水騒動に懲りて、いまだに我が家の玄関、廊下には飲料水のケースが大量に積まれています。

 

 

 

 

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河口湖ドライブ

2023年07月10日 | 日記

ともだちの運転で河口湖へドライブしてきました。

下界(うちがあるところ)は36度を超えていたらしいですが、富士山周辺はそれほど暑くありません。

途中、牧場があって、馬たちがかっこいいなあ、と思って。

昼食はほうとうにしました。

これは完全に冬の食べ物で真夏に食べるのはいかがなものかと思われますが、なんとかおさまったようで。

税込み1100円です。

帰り際、富士ミルクランドへソフトクリームを食べるために立ち寄り、そこの売店でこれを買いましたが、ナス2本、ピーマン3個で税込み120円。

こんな値段でこの組み合わせ、そこらへんのスーパーで売り出したら大人気になると思うんだけど。

とても新鮮です。

そのほか富士山の新鮮な卵が1パック税込み320円も安い!

もうシーズンが終わっている甘夏(木成り)も安くてすごく甘かった。

観光地なのに新鮮で安くて美味しいなんて驚きです。

河口湖周辺はとうもろこし畑が目立つので、そのうち収穫時期になると思う。

 

「富貴蘭」

うちの庭の木(槙と柿)に富貴蘭を結わえてありますが、どちらも開花しました。

もう7年くらい経つかな。

とてもいい香り。

真っ白で上品な花です。

 

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