春夏秋冬

言わぬが花とは知りながら
ときどきつぶやいています
コメントは非公開に設定してあります

雨中の管絃祭

2014年09月08日 | 日記

日本広しといえどなぜかピンポイントで静岡だけ雨が降っている感じの妙な天気でした。


午後5時ごろの浅間神社の様子。

傘はいるようないらないような細かい雨です。

舞殿で演目が上演されるのは同じですが、観客は左右に折りたたみイスを出すべきところ、本殿の左右につながっている回廊のようなところを開放して座敷の中から見ることができ、かえってこのほうがいい感じですね。

右手のほうに篳篥の先生が見えます。

舞殿に上がったときは篳篥奏者として先生の真後ろに私は座って、ひたすら耳障りな音を出さないようにひっそりと隠れていました。

傘を差して歩いていくのはUさんの奥さん(龍笛)で、ご主人は篳篥の大黒柱なのに先日深呼吸したらめまいがして体調が悪いとかで本日は不参加でした。

本人は元気で姿を見せていますが、篳篥を吹くのはまだ無理らしいです。

お嬢さんも龍笛で参加されていて、親子夫婦で強力な浅間神社のサポーターです。

午後5時の集合は斉館でしたが、すぐに舞殿に移動して管絃の練習をしました。

前回の練習のときに特別に来ていた神主さんが当日は太鼓の前に座って曲目の解説をしながら進行係を勤め、出だしの音頭をとるのもこの方でした。

一通り練習してからまた斉館に戻り、夕食をとりました。

夕食はセブンイレブンのお弁当でした。

なかなか美味しかったです。

コンビニのお弁当はめったに食べないので珍しかったです。

そのあと更衣。

私はもともと服の下に着物を着るときの肌襦袢なるものを着ていきましたが、用意されている衣装はその肌襦袢に近いもの(もっとしっかりしている)と、長い着物、袴(いずれも白)、ひも、が人数分セットされていました。

足袋はもちろん持参していきました。

この衣装を着てから本殿隣の祈祷殿のほうへ移動します。

中には稚児舞の少年たちが楽しそうにじゃれあっていたのですが、カメラを向けるとただちにポーズを取ってくれました。

この少年たち、このあと衣装を重ね着していくのですが、見違えるほど立派に変身します。

出来上がった姿を写真に撮れなかったのが残念。

徳川の三つ葉葵の紋が入った着物を着てその上にまたつぎつぎと重ね着しています。

 

左の体格のいい腕白坊主の小6の男子は、ふっくらしている分きれいなお姉さんのようになってしまって、そちらのほうに目覚めてしまわないかと気になるくらい可愛いです。

男子の頭につける冠。

つけ毛があるのでよけいに女の子のようになってしまうのですねえ。

稚児舞楽に使う道具の入った箱。

表に徳川三代将軍御寄進、と書いてあります。

中はこのようなものが入っています。

舞台裏をのぞくのはおもしろいですね。

雨はだんだん強く降ってきましたが、舞殿の内側では雨が降り込むこともなく、観客が遠い場所になっているので気が楽で助かりました。

あとから見に来た人は、手水場の屋根の下などに身を寄せて雨を避けるのが大変だったと思います。

演奏は無事終了。

私があの舞殿に上がって、同じ高さで巫女舞を鑑賞しているなんてほんとに信じがたいことです。

来年はたぶんもうないでしょう。

記念撮影もしていただけたので、後日楽しみです。

終演後、祈祷殿に戻って、浅間の舞を踊った巫女さんをパチリ。

去年は浦安の舞いと豊栄の舞の両方を巫女さんが踊って、その衣装の美しさに感心したのですが、今年は浦安の舞いは行われず、豊栄の舞は小学生の女子が舞ったので、あの衣装は見られません。

巫女さんが舞ったのは「浅間の舞」のみでしたが、この衣装も素敵でした。

 

 

こうして仲秋管絃祭は滞りなく終了しました。

終わったとき、舞殿のところに友達が来て声をかけてくれたので、疲れが吹き飛んだような気がします。

来年は選手交替して私が応援するからね!

着替えをして駐車場へ向かうとき、舞殿のほうを見ると、先ほどまで私のいた場所があそこかと感慨深いものがあります。

 

 

コメント