記憶にある限りではコロナが発生して以来、当地で70人規模の囲碁大会は一度も実施されていない。
参加者のみなさんの大半は高齢で、この2年間のブランクは大きい。
私としてもコロナさえなかったらあと1年くらいは発掘作業に参加できていたかもしれないし、稚児舞楽の奉納もできていただろう。
そういうことを(コロナさえなければ)1,2年やったあとで、今年ごろから引退を考えていたんだけど、何もできない中途半端な2年間を過ごしてしまったために、引退はおろか現役続行に執念を燃やしている。
こういうのを仏教用語的には「莫愛取(あいしとることなかれ=執着するな)」というのか。
妄念とでも申しましょうか。
コロナについては、日本のようなウィズコロナでいいと思う。
上海のようにゼロコロナするのはよろしくない。
隔離される臨時の入院施設の不衛生そうなことと言ったら。
アリーナみたいな広い建物の中を災害のときのような仕切りで簡易ベッド、トイレはウォシュレットじゃなくて、数も少ない。
感染した子どもは親と引き離されて一箇所に放置されている感じ。
あれなら自宅で療養したほうがましだと思えるけれど、水や食料もままならないらしい。
中国でなくてよかったなあ。
「囲碁大会」
私の場合ワクチンはファイザー、ファイザー、モデルナ、と打って、3回目から50日ほど経過しているので、抗体はかなり今が安定しているのではないかと思う。
4月24日に囲碁大会が2年ぶりに開かれるということで、会場でのお手伝いを正式に頼まれました。
100人未満ですが、若者が20人ほどいるとして、あとは80歳前後の高齢者がほとんど。
そういうおおぜいが集まっている空間に7時間程度いるというのは非常に怖いんですが、やってみようかと思います。
昔は冬にインフルエンザが流行っているようなとき、派手に咳き込んで熱っぽいような人が無理して参加したりしていたけど、さすがにそういう人がいたら拒否できるでしょうねえ。
コントラクトブリッジはアクリル板で4人を仕切ったりしているそうですが、囲碁でそれは無理でしょう。
でも本気でやりたかったら両者の間の顔が向かい合う位置にアクリルの衝立をやるべきだろうけど、予算がないだろうし。
とにかく防備できるところはやり、少しずつ社会を動かしていかないと、失うものが多すぎてしまって。
この2年間はそういうマイナス面もありましたが、一方でオンライン授業で多方面から仏教を学ぶことができたり、自治会の役員の仕事が簡素化したり、マスク姿で顔がお互いにわかりにくいというメリットもありました。
帰省客もばったりでした。
「第150回長唄女子東音会」について
このブログの創立以来めったにないことですが、コメントが入りました。いったんメールのほうに届いたのを確認をし、そのまま投稿者のメルアドとかわかれば直接お返事してブログにはアップしないようにしたいと思っていましたが、どなたなのかがわからないので、ここへ追記しておきます。
当時のパンフレットをようやく探しだしたので、「新一つとや」の部分を省略せずに移します。
楽譜ではありません。
1957年・昭和三十二年久保田万太郎作詞山田抄太郎作曲)
昭和三十念初頭、従来の邦楽には少なかった「笑い」の要素を盛り込み、楽しく聴ける新しい邦楽を創り出すことをNHKが企画しました。ユーモア邦楽と名付けられ、山田抄太郎が監修にあたり、最初の作品が「あたま山」でした。
その第三弾が「新一つとや」。かぞえ唄「一つとや」の形を借りて、様々な三味線音楽がメドレーで飛び出してきます。
男子同人の賛助出演を得て、出演者全員による記念公園の賑やかな締めくくりとなります。
(歌詞)
前弾き ~一つとや 一と夜明くれば繭玉の 繭玉の
常磐津・乗合船より ~ハアやんりゃめでたやな 鶴は千年の名鳥なり イヤ亀は万年のご寿命保つ 鶴にも優れ亀にも増す 今日はこのお家をば長者のしんとヨ 祝い栄えましまする 建て初めの柱をばヨ 綾と絹で包まして弓と矢羽をば付けンさせてや 是れは火伏せの柱とて鬼門を護らせ候へば 一本の柱が一宮ヨ ヤレ二本の柱が二千高 オヤ三本の柱が榊の明神 ヤレ四本の柱が四緑や天王 五本の柱が牛頭天王 千本余りの柱をンばヨおっとり立て喜ばれンたり 誠にめでたう候ひけるとは是からそろそろ万歳 オヤ万歳 ヘヘ万歳 ソレ万歳オヤ万歳 万歳万歳万歳ソレ萬歳楽で御喜びだワハハハハハハ
~枝垂れに通ふ雪の気もよそに毬つく 手毬つく(手毬相方)~二つとや二つとや 二人連れ立つ袖袂(小唄・梅は咲いたか)~梅は咲いたか桜はまだかいな 柳ゃなよなよ風次第 山吹ゃ浮気で色ばっかりしょんがいな
~ふりはふ影に春立ちて 水も温むや子守唄(子守唄相方)
~三つ 三つ 三つゝゝゝゝゝとや 見まい聞くまい話すまい(辻打ち合方)猿は目 耳 口に手を当てて長閑や揚雲雀
~(サワギ)四つとや よろづ吉原仲之町
(小唄・夜桜)~夜桜や浮かれ鴉がまいまいと 花の木陰に誰やらが居るわいな とぼけしゃんすな芽吹き柳が風にもまれてエエふうわりゝゝとオオサア そうじゃいなそうじゃわいな
~昔思へば苦の世界 月もおぼろの逢ふ瀬さへ(新内合方)
(義太夫)~五つとや いつも機嫌に矢車の音は矢叫び やたけびの音は松風 松風の夢は三の輪の浄閑寺
~(禅の勧め)六兵衛和尚ゝ新茶飲むゝ飲むからたんのとらやあゝとらやあやあで六つとやゝ
~オーンヤルヨイ(屋台囃子)むしろ到底なかんずく揃いの染めも上々に お歯黒付けた蚕豆や 今年ゃどこでも本祭 エーンヤルヨイ(大拍子・仁羽合方)
~数え歌 数え教えて一年の半ばを過ぎし魂祭り 訪れ早き秋風や(虫の合方)
~切子の房のさやさやといつ鳴き出でし虫の声 出来秋や
(月の巻より)~今年ゃ世が良い豊年で米が充分 色事もホウヤレホ 穂に穂が咲くといな可愛ゆがれた筍も今
~世の泰平を祈る声 野にも山にも満ちにけり 野にも山にも満ちにけり
以上
演奏そのものは東音会のホームページに視聴することができます。
見直ししてないのでタイプミスがあるかもしれません。