春夏秋冬

言わぬが花とは知りながら
ときどきつぶやいています
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松下憲一『中華を生んだ遊牧民 鮮卑拓跋の歴史』

2023年07月20日 | 読書

松下憲一『中華を生んだ遊牧民 鮮卑拓跋の歴史』講談社1870円、2023年5月

なにかの縁でふと図書館にリクエストし、順番待ちして借りた本。

返却期限が迫ったので延長手続きをしようとしたら、つぎの予約者が入っていて延長することはできなくなっていた。

自分が借りた本で次に待っている人がいるなんて、こういうことは初めてで、いかにこの本の人気があるかをあらためて確認。

(p.11)

この図を見ると、中国の歴史がわかりやすい。

清朝の時代劇などで出てくるお坊さんは赤い衣に羽のついた冠をかぶったりしていかにもモンゴル系。

 

 

 

 

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竹村牧男『新・空海論』青土社

2023年06月23日 | 読書

21日の授業(ZOOM)のときに竹村先生が本を出版されたというので、すぐにネットで注文し、今日届きました。

500ページ近くあります。

4,620円。

竹村先生はもしかして唯識がご専門なのではないかと思うんだけど、空海との共通点は何なのか、この本で知りたい。

橘川先生が執筆された文の入っている『玄奘三蔵』(勉誠出版)は13,200円ですが清水の舞台から飛び降りたつもりで買ってあります。

橘川先生は真言宗の僧侶でありながら学者であり唯識を講義されている。

唯識とはいったい何なんだろう。

もう本棚にこれ以上スペースはないのだから、これからは買った分の倍以上は捨てるつもりと固く決意。

本は増やさない基本方針はあっさりと三日坊主でどこへやら。

きのうの「唯識入門」(ZOOM)で、国立国会図書館にある『唯識大意発揮』という本を紹介され、早速会員登録をしてダウンロードを開始したのですが、これがものすごく大変で、ささっとまとめてダウンロードして印刷することができません。

いちいち画像を見ながらページごとにダウンロードして印刷するので手間がかかります。

もっとうまい方法があればいいけれど見つからない。

くたびれてしまって全体量の3分の2くらいしかまだ印刷していなくて、そのうち30枚ほどコンビニへ持っていって、A4からA3に拡大コピーしてきました。

この物価高でA3コピーが10円なのだから申し訳ないくらいです。

 

 

 

 

 

 

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読書 S.ラーダークリシュナン『インド仏教思想史』

2023年06月16日 | 読書

1985年刊のこの本は前谷先生の「仏教要論Ⅱ」の主要参考文献に名前が上がっていて、レポートを書いた当時ネットで探して5500円程度で入手してありました。

一見して古書そのもので字がぎっしり詰まっており、とっつきにくいのでろくに読みもせず本棚にほっておいたのですが、最近ダライ・ラマの『チベットわが祖国』を読むと、その中に「S.ラーダークリシュナン」がインドの大統領として出てきたので、あれどこかで見た名前だと思い出し、この本をまた手にとってみることに。

なかなか哲学的な深い内容の本ではないですか。

再読するのも悪くないです。

だいぶ現在ではこの本の中古価格が高騰しているらしいので(3万円くらい)、古本処分品に紛れ込まないように気をつけないと。

『チベットわが祖国』

『ダライ・ラマの中論講義』

『量子力学の多世界解釈』

この3冊を寝る前読書にしていて、たいがい1冊目の数ページで眠りに入ってしまうのでさっぱり前に進みません。

 

うちのごまちゃん、10月で16歳になります。

心も体も健康そのものの超優良児(過去の話)ですが、ここへきて突然いわゆる痴呆症が来まして、とんでもないことになっています。

いちいちはばかられる事柄で言葉にはできませんが、想像もつかないショッキングな事件を起こして唖然とさせられます。

きょうも浴室でシャンプー中に大問題が...............

いい子のままいい老人になってそのままあの世に行けたらいいのですが、この子の例をみていると、どうせ一生はプラスマイナスゼロでそうそううまい話はないなあ、と思う次第。

人間も同じくでしょう。

いままでよすぎた場合はなおのこと要注意。

 

「オレンジ」

海外のオレンジが不作だというニュース。

うちのオレンジもじつはそのとおり。

去年は不作だったとはいえ、それでもわずかに10個ほどは実がなりましたが、今年は花はそれなりに咲けどもその後実が小さいうちに落ちてしまい、全滅です。

最盛期は150個ほどブラッドオレンジがなりました。

不作の年でもそれなりに収穫があったのに、ゼロというのも珍しい。

 

 

 

 

 

 

 

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古寺行こう 金剛寺

2023年06月08日 | 読書

小学館ウィークリーブックの「古寺行こう」シリーズ、今回は32号の「観心寺、金剛寺、葛井寺」でしたが、密教の真髄がぎっしり詰まったとても内容の濃いもので、これからじっくり読みたいと思います。

とくにこちらの仏像が素敵。

金剛寺の三尊像ですが、中央に大日如来坐像、右が不動明王坐像、左が降三世明王坐像、いずれも国宝です。

右ページの尊勝曼荼羅図を立体にしたものらしい。

・・・うちにも大日如来坐像があるんです。

不動明王は馴染み深くて親近感があるし、降三世明王は金剛界曼荼羅で象徴的な存在だし、こういう組み合わせもいいなあと思いました。

この本は毎号770円ですが、ちょっと安すぎるくらいです。

 

量子力学の多世界解釈 なぜあなたは無数に存在するのか (ブルーバックス)

アマゾンで取寄中

まずは図書館で借りてからと思っていたのに、あいにく先に借りている人がいて予約しても25日以降になってしまうので注文しました。

 

河口慧海『チベット旅行記』全5巻+別巻   なかなか良好な状態で到着 

明治時代のチベット潜入記です。

これとダライ・ラマの『中論』、DVD「死者の書」、「キャラバン」、などを合わせてイメージを掴んでから「チベット仏教」のレポートを書こうかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ダライ・ラマの中論講義

2023年06月01日 | 読書

『ダライ・ラマの中論講義』大蔵出版

本を探すときには「かーりる」というサイトを使って検索し、近場の図書館で借りられるものは借り、どうしても手元に置きたくなったらアマゾンや日本の古本屋で注文することにしています。

この本は静岡県下の図書館には在庫がなく、県外のどこでもいいから借りてほしいと「リクエスト」したら、調布市の図書館から取り寄せてもらえました。

長旅お疲れ様です。

 

『腎臓病とわかったら最初に読む食事の本』家の光協会 1760円

まだ腎臓病と言われているわけではないですが、血液検査のデータの中にひとつひっかかってしまったものがあり、これは大変!とばかりにわかに食事に気をつけることにしました。

今年の3月に出版されたばかりで、最初はネットでGFRの意味を調べているうちに赤羽腎臓内科というところの先生を見つけ、そこで紹介されていました。

実際に借りて見たところ、なかなか内容がいいので、早速アマゾンで注文しました。

 

河口慧海『チベット旅行記』講談社学術文庫全6巻(5巻+別巻)

白水社版の本はすでに持っていましたが、どうやら原作そのままのは講談社学術文庫のものであって、白水社のほうは上品に書き直した標準語調のものだったようです。

それで日本の古本屋で探して、全部で1100円、送料350円のものを発注したところ、さきほど連絡があって第一巻に赤いボールペンで書き込みがあるとの連絡を受けました。

発送する前にちゃんと調べているのは良心的だし、この書店とは何度か取引があり、うちから買取ってもらったことも数回あります。

それで100円値引きしてほしいと申し出たらすぐにOKが出ました。

一件落着。

 

もう蔵書は増やさない、と固い決意!をしたのもつかのま、つぎつぎ買ってしまう習性はおそらく一生治らないでしょう。

誓いを守るために買い込んだ本の2倍を処分することにして罪悪感から逃れようと思います。

 

 

 

 

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駿河土産

2023年03月05日 | 読書

明治29年発行の和綴じ本「駿河土産」というのが本棚に置き忘れていて、綴じ糸がほつれてはいるけれど中身はふつうの状態だったのでどんなことが書かれているのかな・・・と読み始め、ネットでもいちおう検索してみたら詳しく解説されているページがありました。

だいたいは原文と一致すると思うけれど、ちょうど大河ドラマでやっていたところの内容を見るとちょっと間違っていると思いました。

 51                                     
     岡崎之御城ニて御敵対申候門徒四ケ寺之事     目次へ
権現様岡崎之御城に御座被遊候節、御敵対申上候
門徒四ケ寺と申ハ
  針崎松万寺、土呂禅秀寺、佐崎淨宮寺
  野寺本証寺 此四ケ寺也


一向一揆 家康が岡崎城主の時1563年に真言宗の一揆が起き、家臣でも信仰の為に
一揆側に走るものも有ったと言う

 

註のところで、「真言宗の一揆」ではなくて、「真宗の一揆」ではないでしょうか。

浄土真宗だと思うのですが。

 

たぶん書いた人は真言宗も真宗も名前が似ているからたいした違いはないとスルーしているのでしょうが、全然違うと思うんですけど。

かつて見たWikipediaにも、近くにある「龍雲院」のことを「龍雲寺」としてあったのでそれは間違いだし、要するにネットで書かれていることは100%正しいなどとは言えず、むしろどこかに誤記があるものでしょう。

参考程度にしておいたほうがよろしいかと。

「駿河土産」のようなヘンテコな古本をなぜ買ったかというと、浅間神社崇敬会の塾でこのようなことを中心にした夜咄会があって、そのとき知ったからです。

家康が隠居して駿府城にいたころに書かれたもので、思い出話として若かりし頃のことも出ています。

領収書がはさまっていましたが、5,460円でした。

同じ頃、静岡市葵区音羽町にある淸水寺のことを書いた古本(17,000円)も入手していたのですが、なんとなく勢いでお寺の大奥さんにプレゼントしてしまいました。

この原本は寄贈したけれど、ずいぶん時間をかけて私が復刻版を作成してあります。

コロナの始まるころだったので2020年1月くらいではなかったかな。

あのころは自分も体力がありやる気もあったけれど、3年経つとそれなりに劣化していて、しかもパソコンはそれ以上に老朽化しています。

いまや風前の灯。

 

 

 

 

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谷響集(抄)、諸尊種子真言悉曇集

2022年08月25日 | 読書

谷響集にたどりついた因縁は、空海「十喩詩」→空海「性霊集(坂田光全)」→「真言宗全書(運敞筆)」→「谷響集(運敞)」となっています。

なんとか図書館で借りてみようとしたけれど、見つからず、清水の舞台から飛び降りた気分で出版元の青山社から直接購入することにしました。

どちらかというと高い(7,480円)本だけど、さらに送料無料にするために不要不急の「諸尊種子真言悉曇集」(4,180円)というものを合わせて全部で税込11,660円円也。

青山社で初めての購入の場合はクレジットカードか代引だというので、代引にしました。

いつもはクレジットカードなんですが、今回入力しようとしていきなり自分がいつも使っているカードのデータが画面にひとりでに出てきたので仰天。

その後多少入力するところがあるので自動的にアップされてしまうということはないけれど、カード番号と有効期限はそのまま出てました。

パソコンが勝手に過去データを記憶して再現するのは便利なようで不安です。

代引でも手数料がかからないらしいので、今回はそちらに。

本は今日届いたのですが、悉曇集のほうは予想通りまったく余分な買い物だったけれど、谷響集はそれなりにおもしろいと思う。

たとえば、水に映った月を手に取るにはどうすればよいか、という問題の答えがずばりのっています。

目から鱗でした。

答えはネタバレになるので差し控えますが、ほかにもいろいろ。

不動明王の台座がほかの如来たちの蓮華座などと違って岩のようなゴツゴツした形なんですが、この名前を「瑟瑟座(しつしつざ)」というなど。

「しつしつざ」で一発変換できるところを見ると、単に私の知識が乏しかっただけかもしれないです。

他にも興味深い見出しがたくさんあるので、この本はまあいいかも、と思いました。

8月は暑くて家にこもっているので、ついついネットショッピング。

きょうは珍しく朝から一度もエアコンを使わずに済んだくらい気温がまともでした(30度くらい)。

いつもは午前中から室温を28度に設定してずっとつけっぱなし。

毎日暑くて東南アジアにいるみたいです。

アボカドの樹はすくすく育って2m以上になっています。

 

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最近購入した本

2022年08月22日 | 読書

右側は図書館で借りた本。

左側は購入した本。

上のは稚児舞楽についてなかなか事細かに調べてあって参考になることが多い。

下のは、「十喩詩」を読むのに解説文がみんな漢文(日本人の書いた)なので仕方なく参考書として。

漢文って何かコツがあるのかなあ。

先週県立図書館に行って、職員の女性に漢文を読むための本をお願い、と頼んだら数冊探してきてくれてその中で一番気に入ったもの。

 

 

運敞、という人の語録を集めた「谷響集(抄本)」(青山社)という本を探しています。

図書館にはありません。

「日本の古本屋」ではほぼ定価に近い金額(7600円くらい)で2冊くらい出ていますが、それなら新品をと思って青山社をみると、こんなに高い本なのに1万円以上で送料無料なんて書いてあるのでがっかり。

おもしろそうだけど実物見てからでないとリスクが高い。

 

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「漢文が読めるようになる」本が届いてから半日経ち、何気なく開いてみたらどうも内容がおかしい。

なんと、「古文書の読み方」という本に、「漢文が読めるようになる」本のカバーだけがかぶさっていたのだ。

こんなことってあるんだ~~~

返品リクエストを出しておいたけど、はたして無事に伝わり、返品できるのかどうか。

左の本はカバーと本体が一致していて、その上に真ん中のカバーがかかっていた。右端は図書館から借りてきた本。

これでは仕分け人も絶対わからないだろうから、むこうの責任を問うつもりはまったくないです。

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反応は早く、もう回答がきました。

「漢文が読めるようになる」ほうの本をあらたに発送してくれたそうです。

さらに「古文書の読み方」のほうは返送の手間をかけさせては申し訳ないから、私のほうでで処分するか有効に使っていい、という。

ラッキー!!!

じつはこの「古文書・・・」のほうはなかなかおもしろそうで、手持ちのその方面の本より内容がいい。

しかも中古価格が2900円くらいする。

「漢文・・・」よりはるかに値段が高い(29倍)です。

もったいない本舗、対応は完璧。

 

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図書館から借りてきた本

2022年04月30日 | 読書

32004 仏教要論(大乗仏教思想入門)室寺義仁

これはテキストが、高崎直道『仏教入門』東京大学出版会、というもので、入門書主要参考文献としていくつか提示されています。

ほかにも参考になりそうな本として、夏のスクーリングで竹村牧男先生の授業を受ける予定なので、竹村先生の著作である『成唯識論を読む』(8000円以上する)を市立図書館で借りることにしました。

予約したのが届いたという連絡をもらって午後一番で借りに行き、本に目を通し始めたら、次から次へと鉛筆で細かく書き込みがあって、初めはぶつぶつ心のなかで文句を言いながら消しゴムで消していたんだけれども、あまりにも膨大な量でギブアップ。

たとえば、「云何」を「いかん」と読ませているのだけれど、この言葉が何ページにも渡って何度も登場していて、それを全部「いかん」とふりがなしてある。

もし仮にこの字が読めなかったとして、1,2回仮名をふるなら多少なりとも理解できるが、何十回もふるとなると何かしら嫌なものを背後に感じてしまう。

それだけではなく、「重要」とわざわざ書いて傍線を引いたり、○○○をつけたり、それはもうひどいもので。

消しゴムで消しまくっていたけど、20ページくらいでいやになった。

こういう悪辣で非常識な人が仏教を学ぼうとする人の中にいるということがまったく解せない。

それでまたわざわざ図書館(ここから5kmくらい離れている)へ行って事情を説明したのだが、一度本を返却すると誰が借りたかわからないのでその人に注意を促すことは不可能らしい。

こういう人は絶対に過去にも未来にも同じことがあると予想されるので、注意したほうがいい。

消す作業のときに万一破ってしまってもいけないので、あとは図書館にまかせてきれいにしてもらってからまた借りることにし、いったん本は返却してきました。

最近、変なことがつぎつぎあって困ります。

 

32004はおそらくすべての科目の中で一番単位を取るのが難しいのではないかと思う。

**からの引用なきレポートは合格の評価は出せません、とかあっちこっち手厳しい。

できるかどうかとりあえず挑戦してみますが、引き返す勇気はまんまんなのであまり心配していません。

 

 

 

 

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「古寺行こう」

2022年04月14日 | 読書

小学館のウィークリー「古寺行こう」シリーズを書店で全巻定期購読予約してきました。

全40巻中 3分の1くらいはあまり関心のないお寺ですが、予約すると「おまけ」があり、そのおまけが目的です。

無著菩薩・世親菩薩の図書カード。

この仏教史上の人物の名は昨年暮れごろまでは存じ上げなかったのですが、オンライン忘年会のときに話題が出て興福寺にそういう国宝があるんだと知り、さらにこのごろ「唯識」の本をときどき読むのでそれらがよく頭に入るようにおまじないとして必要を感じたのが理由です。

「古寺行こう」はこれで4冊購入してありますが、どれも従来の古寺ガイドものと比べて画像がいいような気がします。

法隆寺、東寺、東大寺、興福寺と続いて親しんでいるところばかり。

これを見てから見学すればまたおもしろいと思う。

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古寺行こう「法隆寺」

2022年04月01日 | 読書

シリーズ創刊号&2号は490円と格安のため、書店で購入してきました。

「法隆寺」のほうに白洲正子の記事があり、その胸元のペンダント、私が持っているのとそっくりでびっくり。

幡垂飾の鈴です。

白洲正子の武相荘のミュージアムショップでこの複製品を特別に販売しているみたいですが、価格は88,000円~となっていて、とても手が出ません。金メッキので11万円。

せめて3万円程度だったら買うんだけどさすがに無理です。

さらにショップのはチェーンの部分が金属になっているみたいですが、私のは五色の組紐なのでそれがいい。

この素敵なペンダントは尊敬する叔母様にいただいたものです。

五色のひもというのは本当にご利益があると信じています。

 

今日は本局へ行って、東大仏青の年会費と受講料を振り込んできました。

なんでもさっさと実行してしまう。

早いのが取り柄だけど、実際には早とちりが多くて、誤変換のままアップしてしまい気が付かないのが困る。

今年は梅干しを作るのをパスしようかと思ったんですが、この数年原材料の梅を購入している農園がなかなかこだわるところで、1回でも休むと次の年に断られてしまいそう。

それでまた5kgほど注文しました。

今年は気分を変えて、十郎梅から杉田という種類にしました。

 

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木仏金仏石仏(きぶつかなぶついしぼとけ)宇野浩二

2021年12月09日 | 読書

染川英輔『彩色胎蔵曼荼羅』大法輪閣

この本の後ろのほうに『木仏金仏石仏』という童話のことが書かれていて、おもしろそうなので国立国会図書館のところからダウンロードして印刷中。

全部で97枚あるので、2回に分けてダウンロードして印刷が終わるのに2時間くらいかかりそう。

まだ終わらない。

大正15年に出版されている。

まだ読んでいないけれど、地蔵菩薩に関連しているらしい。

言うことをよく聞いてくれるお地蔵さんと言うことを聞いてくれないお地蔵さんの2体を、旅の僧が村に置いていった。

はじめは「よく聞いてくれる方を選ぶけれど、あとには聞いてくれない方を選ぶ」と予言していったそうだ。

たしかに村人は恵まれていったが、そのうち妬み心など生じてどんどん不幸になり、愚かさに気づいて・・・・・・・・やがて村人は「願いを聞いてくれない地蔵さん」を拝むようになったといった内容らしい。

「フーテンの寅さん」の山田洋次監督がご推薦の「恐ろしい童話」だそうです。

神社では願い事をしてはいけない、とどこかで聞いたことがあります。

神様に注文するのではなく、自分はこういうふうに努力しました、と報告をする場所であるらしい。

『彩色胎蔵曼荼羅』大法輪閣ですが、定価が2万円くらいします。

これをおそらく半額くらいの中古で買ったはずですが、どこから見ても新品同様のきれいな本で、胎蔵曼荼羅の尊像図が全部載っていて、印契などを確認するにはこれ以上の本はないと思う。

ただこれには梵字の種子や、サンスクリットによる正式な名前などがないので照らし合わせなければならない。

そこで余白に手書きでつけてしまいたいと思うのですが、そんなことしたらまずいかなあ。

以前、やはりすごく高い梵字辞典に思いっきり落書きして、いまとなればそれさえなければ見やすかったのにと後悔している経験があるし、迷っています。

大東出版社『現代密教講座』全八巻を中古で持っています。

そのうち第四巻だけが必要だったのですが、ついでに全部揃えました。

発行年度が古いので全体に古びているけれど、中はすごくきれい・・・とか思っていたら、肝心の第四巻のところにあっちこっち朱書きが入っていました。

なんでまあ自分が必要としているところにだけそうなるかなあ、と残念に思う一方、この本の前の持ち主もここだけ必要にしていたのかと思ったりして。

この本は高野山大学のトーマスドライトライン教授の推薦図書です。

 

 

 

 

 

 

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『論語』

2021年12月01日 | 読書

加地伸行『論語』が届いたので少しめくってみました。

子曰、學而時習之。不亦説乎。有朋自遠方來。不亦樂乎。人不知而不慍。不亦君子乎。

冒頭、学而第一、の部分です。

これをこのように読んでいます。

しいわく、まなびてつねにこれをならう。またよろこばしからずや。ともえんぽうよりきたるあり。またたのしからずや。ひと、しらずしていからず。またくんしならずや。

あれっ、「しのたまわく」じゃないの?

たしか学校ではそう習ったと思うのですが。

「時」を「とき」ではなくて「つね」と読ませるのもひとくせあるなあ。

・・・などと難クセつけているので一向に先へ進みません。

この文庫本、中古ですが多少めくった形跡のあるのは最初の数ページのみであとはまっさら。

「源氏物語」の須磨明石返りみたいなものでしょうか。

 

県立図書館の新刊コーナーに『松浦宮物語 雲隠六帖』という本があり、借りてきました。

まだあらすじを追っただけですが、『松浦宮物語』というのは藤原定家が作者だといわれているそうです。

ストーリーが奇想天外。

主人公の「弁」とよばれる光源氏に類した若者が、はじめ日本で皇女に恋をするが彼女は入内することになり、彼女を諦めて遣唐使を志願して唐へ渡る。

時の唐の皇帝に気に入られ側付きになり、唐土では女性に心乱さずに過ごしていた(つかのま)。

ある夜、楼で老人が弾く琴をきき、そのつてで華陽公主から琴の伝授される。

公主はやがて亡くなる。

この頃、皇帝は病気になり、弁に皇太子を託す遺言。

皇帝が亡くなると、その弟の燕王が謀反を起こし国が混乱するが、弁は后と皇太子を守りいったん落ち延びた後、都へ凱旋する。

弁は皇后に恋をしていたが、夢の中に簫を吹く女がたびたび現れてそれが皇后にそっくりだと気づく(どうやら同一人物らしい)。

弁は別れを惜みつつ日本へ戻る。

帰国後、昇進して、初瀬寺へ詣でるとご利益があって華陽公主(唐土でなくなって空中へ飛んでいった人)が現れる。

華陽公主とめでたく結ばれるのだが、鏡を見て皇后を思い出してため息をつく弁(このあたりは宇治十帖のラストに似ているか)。

以上、これから読み返すので間違いがあるかもしれないけれど、おおむねこんな感じ。

あくまで物語なので史実を追うことはできないが、「弄玉(秦の穆公の娘)」ということばが出てきました。

弄玉といえば、「梵字悉曇字母釈義幷・・」にある「弄玉難信暗剣夜光」を思い出します。

「雲隠六帖」はまったく納得できず、偽作であると思う。

光源氏が出家もどきをすることは疑わしいし、とくに宇治十帖の浮舟が還俗して三条の上になるなどはありえない。

浮舟は出家したままのほうがいい。

 

借りてきた『松浦宮物語 雲隠六帖』という本はごくふつうの大きさで中くらいの薄さなんだけど、価格が6600円もするのでびっくり。

これからは本は図書館でまず借りて読み、どうしても手元に置いて繰り返し読みたい本だけ選びぬかなければならない。

などといいつつ、ジーブスシリーズなど増やしています。

 

 

 

 

 

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古書売却

2021年11月17日 | 読書

本棚にあると息が詰まってくるような書物を売却することにしました。

とっさの思いつきで選んだので、あとから後悔するかもしれないけれど、すっきり!

どうでもいいような単行本やコミックだけではかっこうがつかないので、全集ものの新品同様なのと、研究者しか見向きもしないようなもの、加えてこれならある程度価値がありそうだと思える中村元の仏教辞典(定価が6万円くらいの)など。

卒業もしていないのに仏教語辞典を売り払うのは罰当たりなんですが、この辞書、本当に知りたいことは深くは載っておらず、ほぼ概要をさらっと書いてあるだけなので、肝心な役にたたないのです。

これがいちばん高くて1万3千円になりました。

その他のものをひっくるめてなんと2万円で売れました。

おそらく買ったときの金額は相当な額になるでしょうが、きれいに忘れて水に流すことにします。

本棚が軽くなってすっきりしたなあ。

これにこりてもうなるべく本を買うのはやめようと思います(いつもそんなことばかり)。

この他に、最終目標が達成されたら処分したいものがたくさんあります。

密教関係の本は市場での需要は皆無だと思われるので、どうしましょう。

売却のために探し当ててたどりついたO書店の倉庫。

倉庫というより・・・・・・・・・

 

「ZOOM」

最近は緊張感が欠如しているため、夜の「東アジアの現代仏教」があることはわかっていましたが、18時半からだと思い込んでいて、それまでゲームをやって時間つぶし。

さてギリギリセーフでログインしたら、もうとっくに授業が始まっている。

18時開始のミスでした。

そういうわけで、この回はあっという間に終わってしまいました。

 

 

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本が届いた

2021年09月13日 | 読書

土曜日の授業で先生ご推薦の本は上と中が出版されていたのでアマゾンで購入しました。

経典はどれもこれもまともに読んだことはないのに今「華厳経」ですか・・・・・・・・・

サンスクリットから直接訳しているのはいいことだと思うけど。

 

朝、公園の脇を車で通っていたときのこと、道路の半分をふさぐくらいの長さの蛇がいるではないですか。

車だからよかったようなものの、歩いているときだったら大事件。

蛇がこちらに気がついておもむろに側溝のほうへ移動してくれたので通過することができました。

蛇は大の苦手で、大きくても小さくてもいけません。

敷地内に蛇の抜け殻があったこともあり、知らないうちにけっこう出没しているのでしょうが、気がついていないだけかも。

 

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