春夏秋冬

言わぬが花とは知りながら
ときどきつぶやいています
コメントは非公開に設定してあります

高野山大学入学式

2019年04月03日 | 高野山大学

昨日、地元を出発し、高野山へ行ってきました。

朝、清水駅を出る頃にはそれほど寒いとは思いませんでした。

(中央の輪は広場のオブジェですが邪魔ですね)

「豚まん」

なんば駅で電車を待っているとき、かなり時間があったので、ホームにある551(蓬莱)の豚まん2個入りを買い、昼食代わりにしようと思って乗り込んだら、横一列タイプの普通列車なので食べることができない。

橋本からは向かい合わせの箱型の座席だったからこっそり食べてみたのだが、この豚まんすごく美味しいのだ。

あとで聞くところによるとこれを持って新幹線に乗ると他の乗客の顰蹙を買うということでしたが、私はうちへ帰るときに2個入りを5セット買って、おみやげにしました。

「桜」

桜は静岡では満開を過ぎたころ、橋本ではちょうど見頃、高野山はまったく咲いていません。

桜の代わりに梅が咲いていました。

 

こちらは定宿にしている大円院という宿坊の「滝口入道」ゆかりの梅の木ですが、2月末に訪れたときはまだ咲いておらず、今頃花見頃になっています。

この日の宿泊予約がここでは取れず、向かい側の持明院という宿坊に泊まりました。

「寒い」

持明院の部屋から見る庭の様子ですが、①ちらほら降っているいるみたい、②あれっ、積もっているよ、③朝起きたときにも融けていない、の図。

 

 

 

静岡で雪を見ることはめったにないですから、雪景色もいいものですが、薄着で出かけたので寒いのなんの。

しかも持明院は建物がかなり古くて暖房設備が少々老朽化しています。

大きな電気のヒーターは音ばかりうるさくて暖かくなく、石油ファンヒーターのほうは速攻で温まりますが、1時間に1回は換気をしろという注意があるのでつけっぱなしにできなく、布団は「まさか」と思うほど薄くてとても寝ていられない。

それで一計を案じて、こたつに足を突っ込んで寝るという始末。

持明院の食事はかなりいい。

 

 

徹底的に大豆たんぱくのオンパレード。

ごま豆腐、豆腐の味噌汁、高野豆腐、田楽、鍋、と大豆が大活躍。

天ぷらが豆腐でないのが不思議なくらい。

フルーツもふつうのみかんより大きい晩柑種で、いちごもついている。

私は大変美味し完食したのですが、おそらく外人さんには無理でしょうね。

それで朝のチェックアウトのときに伺ったところ、「半分以上残しますね」とのこと。

子どもにも向かないじゃないんですか、と言ったら、「パンはないの、と聞かれたりしますが、と全然気にしていない様子。

そこまで意思を貫いているのは立派だと思う。

20人ほどいる宿泊客のうち2人だけ日本人。

ほとんどヨーロッパ系の人ばかり。

この外国人の多いのには驚かされてしまう。

持明院の朝の勤行もまた他のお寺と雰囲気が違っていました。

ここは「理趣経」が中心らしく、前日に高野山出版社に寄って、経本を買ってあったのでそれを見ながらお経を聞いていましたが、ただじっと聞いているだけの外国人さんたちの辛抱強さには敬服します。

焼香が早々に指示されてくるのですが、小さな声で日本語で言うだけなので、みんなきょとんとしていてスムースに流れない。

終わりもあっさりしていてなんだかメリハリがなく物足りなかった。

その点、大円院のほうは住職を中心に脇侍がついている感じで、誦経の声も大きく、ドラはちゃんと鳴らすし、般若心経もやり、最後に住職の説法もある。

そのあと本堂の奥へ案内して、江戸時代とかの位牌がずらっと並ぶところを見て、滝口入道の話を聞かせたりする。

やっぱり、比べれば大円院のほうかな・・・

持明院の特徴は食事が部屋食というところ。

これは珍しいです。

お風呂は大きめで立派です。

お坊さんたちがきびきび働いていて、なぜか大変美しい若い仲居頭のような女性がいるのです。

今朝、高野山大学の入学式のことを部屋を片付けに来たお坊さんに話したら、「私も入学式に行きます」という。

大学のほうに入学するんだって。

偶然ですねえ・・・・・

なぜかというと絶対数が大変少ないので。

「入学式」

あまりこういうところで写真を撮るのはよくないかと思って、開始前に少しだけシャッターを切りました。

席は指定されています。

壇上には右手に来賓、左手に教職員が並び、ほとんど「お坊さん」で圧巻です。

途中からうろ覚えのメモ書きで正確ではないかもしれませんが、

学科の種類は記録してないけれど、22人、2人、13人(3年次編入)、15人、合計52人、

別科密教専修2人、

通学の修士課程4人、

通信の修士課程26人、

博士3人、総合計が87人です。

うーむ、これでは経営が覚束ないのでは・・・・・・・・・

これだけ少ないとサークル活動の盛り上がりも厳しいのではないでしょうか。

学食も赤字ではないかな。

乾学長が静岡新聞にもかなりのスペースをさいて「高野山大学へ一般の人も入学できます」という旨の記事を載せていたのですが、お坊さんにはならない若い人を集めるのは学科の内容からして無理な相談のような気がしました。

それよりも大学院の通信課程の内容を拡充してもらいたい。

スクーリングはせめて5日間にしてくれないだろうか。

3日間ではあっという間に終わってしまう。

新しい学生証は有効期限が再来年になっています。

2年で卒業できるとは思っていないです。

 

左から、大学の校章入り輪袈裟、星月菩提樹のブレスレット(大学からの下賜品)。

右は、高野山出版社で買った常用経典。

 

 「◯さんへ」  ホッカイロ、ありがとうございました。胸元に貼り付けて温まりました。

 

 

 

 

コメント