さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

大徳寺塔頭寺院の「黄梅院」

2017年12月12日 | 巡拝日記

   

久し振りに京都に行って来ました!

京都紫野の大徳寺、塔頭寺院の一つで信長、秀吉、利休など

戦国大名ゆかりのお寺が特別公開したので訪ねました!

大徳寺塔頭 「黄梅院」

 黄梅院の創建は西暦1562年、当時28才であった織田信長が初めて

上洛した際に父信秀の追善菩提のために小庵を開いたのが始まりと

されています 後の本能寺の変により信長が急逝すると秀吉が徐々

に増築し、庫裏や客殿などは小早川隆景が寄進、鐘楼の釣鐘は加藤

清正が献上し、千成瓢箪をかたどった空池の「直中庭」は千利休が

作庭するなどした戦国時代の有名人とのつながりが深い寺院です 

 「黄梅院の沿革」

 

庫裡前の庭 

 苔とモミジの色合いが素晴らしかったです!

 

 

鐘楼と梵鐘 

この先の庫裡、茶室、本堂などの写真撮影は禁止でしたが

各所で担当者が立ち、文化財の詳しい説明がされていました

 

「ご住職直筆の御朱印」

ゆっくりと諭すように優しい口調で

お話をされながら書いて下さいました

「半分と半分とが  織りなす美  貴方も半分 私も半分」

   

 

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坂東三十三霊場 14番札所

2017年12月09日 | 巡拝日記

    

東京浅草から首都高湾岸線で羽田空港や横浜ベイブリッジの

景観に驚きながら横浜市内へと向かいました‼

坂東三十三観音霊場 十四番札所

「瑞応山 弘明寺」  (ずいおうざん ぐみょうじ)  

山門に掛かる山号の「扁額」と「提灯」 

 弘明寺の創建は天平時代、西暦737年に行基菩薩がこの地を

訪れた折に霊感を得て十一面観音像を刻み一宇を建てたのが

始まりとされています

 「本堂」

 銅葺き屋根の珍しい形をしていました!

 「鐘楼」

境内の大銀杏が綺麗な紅葉を見せていました!

          

今回で二回目の巡拝になった坂東三十三観音霊場めぐりは

各札所で素晴らしい紅葉に出会えたり、優しい心遣いに

感激したりで生涯記憶に残る巡礼になりました

次に巡る札所は栃木、群馬、茨城の各地に点在するので冬の

山道は道路状況が厳しい地域になります 従って巡礼は暫く

中断して再開は三月末以降に雪解けの情報を得て安全を確認

した上で再開し日本百観音結願を目指したい思っています  

     

 

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坂東三十三霊場 13番札所

2017年12月08日 | 巡拝日記

    

坂東三十三観音霊場を車で巡るのに

一番の難所は大都会、東京ではないでしょうか!

朝の通勤ラッシュを避けようと宿を取った埼玉の上尾市を

朝六時に出発しましたが思惑が外れて首都高は既に超渋滞

東海地区とは車の数が違いました‼‼ 

     

45Kmほどの距離を二時間強を要してやっと浅草に到着です

朝もやに霞むスカイツリーが眩しく見えました! 

 「雷門前の交差点」

朝八時頃の雷門前は観光客が

ほとんど居なくてスッキリした感じでした!

坂東三十三観音霊場 十三番札所

「金龍山 浅草寺」 (きんりゅうざん せんそうじ)

 向かって右に風神、左に雷神が護る「雷門」

 土産物店はまだ閉まっていて閑散とした「仲見世通り」

 「宝蔵門」

 参拝客がまだ少なくて朝一番に来た甲斐がありました!

 「本堂」

新しく葺き替えられた屋根瓦が朝日を受けて煌びやかに

ピッカピッカに映えて見えました!

浅草寺の創建はかなり古く、推古天皇時代の西暦628年に

漁師の兄弟が隅田川で漁をしていたところ、網に金色の

観音像がかかり、漁師の守り仏として安置、祀ったのが

始まりと伝えられています

「五重塔」 

 「二天門」

先の大戦で多くの堂塔を消失してしまったが、この門だけが

浅草寺に残る最古の建物で増長天、持国天の二天像が安置さ

れる八脚門は国指定の重要文化財になっています

      

東京の故郷とも云える浅草を目指して朝早く出発したことで

「浅草観音」をゆっくり参拝することが出来て大変良かったです

また難所と思っていた首都高速も無事に走り抜くことが出来て

ヤレヤレと安堵しています

    

 

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坂東三十三霊場 11番12番札所

2017年12月07日 | 巡拝日記

   

埼玉県比企郡の比企三山の一つに数えられている

岩窟寺院の古刹を巡拝しました!

比企三山とは九番の慈光寺、十番の正法寺と共にここ安楽寺を

合わせて「比企三山」と呼ばれています

「比企」の地名は源頼朝の乳母であった比企尼がこの地に

下向した事によって名付けられたと伝わっています

坂東三十三霊場  十一番札所

「岩殿山 安楽寺」 (いわどのさん あんらくじ)

安楽寺の創建は806年に行基菩薩が東国巡錫の折に

聖観音像を刻み岩窟に安置した事によって始まった

と伝わっています

「本堂」

「本堂前の十三重石塔」

1624年に再建された「三重塔」

境内の全てが綺麗に掃き清められていて清涼感に溢れており

清々しい思いで満ち足りた参拝となりました!

            

 

   

十一番の安楽寺を出る時、既に陽が落ちかけており

拝観と納経の終了時間を気にしながら

「さいたま市」へと車を走らせました!

札所の2Km手前で何とも不運にも交通渋滞に巻き込まれて

拝観終了時間の午後五時を過ぎてしまいました・・・・・

苛立つ渋滞の最中、電話で「少し遅れます」とお伝えして

御朱印帳への記帳をお願いしながら札所へ向かいましたが・・・

既にタイムオーバーで境内は真っ暗

諦めかけたその時、納経所に電気が灯りました!

                

                    【巡拝の冊子より撮影】                

                    

坂東三十三霊場 十二番札所

「華林山 慈恩寺」  (かりんざん じおんじ)

時間の遅れをお詫びし、不躾にも納経帳への記帳を

懇願しました  厳しい表情ながらも親切な言葉で

応対して頂き、遠方からの巡拝を労ってくれました

美しい見事な達筆で素晴らしい御朱印を頂くことが

出来て感謝、感激しました  一生涯、記憶に残る

有り難い出来事が大きな大きな励みとなりました!

    

 

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坂東三十三霊場 10番札所

2017年12月06日 | 巡拝日記

     埼玉県のときがわ町から

東松山市へと車を走らせて巡拝が続きます! 

 

十番目の札所は東松山市の大東文化大学東松山キャンパスの

すぐ近くで物見山の麓にありました 

 坂東三十三観音霊場 十番札所

「巌殿山 正法寺」 (いわどのさん しょうぼうじ)

 正法寺の創建は養老二年、西暦718年とかなり古くて

逸海上人が物見山の山腹の岩窟に

千手観音像を安置したのが始まりとされています

寺史によると782年頃、奥州征討に向かった坂上田村麻呂が物見山

の岩窟に安置されていた「岩殿観音」に祈願して悪龍を退治した逸

話が残っています 今も近郷一帯では毎年7月1日にこの巌殿観音と

田村麻呂に捧げるために饅頭を作る習わしがあるそうです

なぜ饅頭なのか・・・・よく意味が分からないままです??  

 境内は紅葉の真っ盛りでカメラを提げた参拝客が

三脚を立てて構えていました!

 「趣きのある鐘楼と梵鐘」

正法寺の境内は歴史の深さが随所に出ていて鎌倉時代には66ヶ所

もの堂宇を擁したという関東屈指の大伽藍を構えていた古刹です

坂東三十三観音霊場は四国遍路や西国霊場とは少し趣きが異なり

関西地区では感じ得なかった雰囲気があってこの先の札所めぐり

楽しみになって来ました!!

    

 

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