さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

風趣に富んだ「大石不動院」

2016年10月22日 | 巡拝日記

      三重県松坂市を流れる

櫛田川沿いに建つ「お不動さん」に巡拝して来ました!

 「石勝山 金常寺 不動院」

(せきしょうざん こんじょうじ ふどういん)

 不動院は平安時代の812年に諸国巡歴をしていた

弘法大師・空海が櫛田川の青石に

不動明王を刻み本尊とし、開創したと伝わっています

 不動院の「本堂」

現在の本堂は江戸時代の1602年に伊勢松坂藩主の

古田重勝が再建したと伝わっています 

不動院の説明 

 近郷の人々は町名の大石町から

「大石不動さん」と呼んで親しんでいるお寺です

 不動院は前を流れる櫛田川の清流が侵食した奇岩怪石に

滝や断崖が続く「香肌狭」と呼ばれる景勝地になっています

流れが二つの 「夫婦の滝」と名付けられた不動滝

 不動院の境内にはダリヤの

ような白い花が清楚に咲いていました!

   

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松坂・朝田寺の「萬祥苑」

2016年10月21日 | 巡拝日記

  故人を慰め極楽浄土に導く風習が

今も残る朝田寺に素晴らしい庭園がありました!

 朝田寺の三門

いつでも自由に鐘を撞くことの出来る鐘楼の横には

大きな大きな「楠の木」がそびえ立っていました! 

 

広い境内の一角に「萬祥苑」と云う手入れの行き届いた

安らぎの庭がありました!

  「萬祥苑」の由来 

 苑内は紫陽花にサツキ、つつじ、満天星などの草花がいっぱい

植えてあってその中でも「牡丹」は30種・700株もあって

4月下旬には苑内で咲き競うそうです!

また、六月には60種・500株もの「紫陽花」が咲き誇るそうで

来春のその折には再訪してみたいと思いました!

 苑には池泉回遊式の池もあって錦鯉が悠然と泳いでいました!

 故人を偲んでお詣りに訪れる人々のことを気遣い

安らぎの場を整え続けている

ご住職の優しいお気持ちが伝わる素晴らしい苑です

  「一隅を照らす 此れ則ち 国宝なり」

         

 山門の前には比叡山延暦寺を開いた天台宗の開祖・伝教大師最澄の

教えが示してありました。 この教えは延暦寺や天台宗の各お寺に

於いてよく目にする教えですが、その教えの続きとして

「己を忘れて 他を利するは 慈悲の極みなり」 と書かれた

教えにこころ動かされた参拝になりました

     

 

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三重松坂「朝田の地蔵」参り

2016年10月20日 | 巡拝日記

    

三重県松坂市に珍しい風習が今に残る古刹を訪ねて来ました!

 「光福山 延命院 朝田寺」

(こうふくざん えんめいいん ちょうでんじ)

 

 朝田寺は奈良時代の西暦770年頃にこの地の豪族であった

練公長者(ねりぎみのちょうじゃ)によって開基されたのが

始まりと伝わる松坂市の古刹です

 後の西暦807年に伊勢参宮にこの地を訪れた弘法大師・空海が

地蔵菩薩像を彫り上げ、奉安して開山されたと伝わっています

 本堂に架かる「地蔵菩薩」の扁額

 手の込んだ彫り物細工

 本堂の地蔵菩薩像は間近で拝観が出来ますが撮影禁止で

代わりに写真が展示してありました

朝田寺に今も続く変わった風習は「朝田参り」と云い葬儀の後、

故人が愛用した衣類を持ってお地蔵さんにお参りし、

地蔵菩薩を安置する本堂の天井にその衣類を掛け、初盆を迎えるまで

故人の霊を慰める「掛衣」(かけえ)と呼ばれる風習だそうです

 朝田参りの由来

 

 境内の梵鐘は自由にとの案内がありました!

 参拝の折にはご住職より親切丁寧に寺史や「掛衣」の

お話しを伺う事が出来て

心穏やかになれた有り難い松坂巡拝になりました! 

   

 

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須磨海浜水族園

2016年10月19日 | イベント・鑑賞

    

神戸市街を走っていたら海浜水族園が目に留まりました!

 須磨の海浜公園にある水族園です

時間に余裕もあったので立ち寄ってみました! 

 三角屋根のオシャレな建物でした!

「須磨海浜水族園」 

 ちょうどイルカショーが始まるところでした!

 

 

 軽快な音楽と係員の楽しいトークに乗って

五頭のイルカが色々なジャンプを見せてくれて

思いがけなく楽しめたひと時でした!

   

 

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千三百年の法燈を守る・太山寺

2016年10月17日 | 巡拝日記

    

播磨の名刹として幾多の戦乱を潜り抜けて1300年もの間、

法灯を守り続けている太山寺に参拝して来ました!

 「三身山 太山寺」 (さんしんざん たいさんじ) 

太山寺は藤原鎌足の長男・定恵和尚によって開山され、西暦716年に

鎌足の孫、藤原宇合が伽藍建立したのが始まりとされています

また、元正天皇の勅願寺として栄え、歴代天皇をはじめ一般民衆に

至るまで広く信仰を集めたと伝わっています

    太山寺の由来 

国宝・「本堂」 

  本堂の説明 

 国宝の本堂は西暦1300年頃に再建された建物で入母屋造りの

銅板葺きで間口の桁行が七間(20.82m)、

奥行きの梁間が六間(17.76m)の大きな仏殿形式となっています

人の空間となる外陣と仏の空間の内陣とを格子戸で分ける結界が

施され中世仏教仏堂の典型として貴重な遺構とされています 

 内陣に祀られている薬師如来像、明王像も拝観出来ました!

「三重塔」 

 西暦1688年の建立で本瓦葺きの屋根の塔内部には

大日如来像、四天王立像が安置されています

 「阿弥陀堂」

三重塔と同じ年に再建された阿弥陀堂には宇治の平等院鳳凰堂の

阿弥陀如来坐像と同じ大きさ(2.74m)の丈六の阿弥陀如来坐像が

安置されています 

楓紅葉がうっすらと紅葉の兆しをみせていた境内はとても

静かで神戸市内とは思えないほどでした!

受付で応対してくれたお庫裡さんは親切に丁寧にお話されて

 居心地の良い時間を過ごすことが出来た拝観となりました!

  

 

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