さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

松坂・朝田寺の「萬祥苑」

2016年10月21日 | 巡拝日記

  故人を慰め極楽浄土に導く風習が

今も残る朝田寺に素晴らしい庭園がありました!

 朝田寺の三門

いつでも自由に鐘を撞くことの出来る鐘楼の横には

大きな大きな「楠の木」がそびえ立っていました! 

 

広い境内の一角に「萬祥苑」と云う手入れの行き届いた

安らぎの庭がありました!

  「萬祥苑」の由来 

 苑内は紫陽花にサツキ、つつじ、満天星などの草花がいっぱい

植えてあってその中でも「牡丹」は30種・700株もあって

4月下旬には苑内で咲き競うそうです!

また、六月には60種・500株もの「紫陽花」が咲き誇るそうで

来春のその折には再訪してみたいと思いました!

 苑には池泉回遊式の池もあって錦鯉が悠然と泳いでいました!

 故人を偲んでお詣りに訪れる人々のことを気遣い

安らぎの場を整え続けている

ご住職の優しいお気持ちが伝わる素晴らしい苑です

  「一隅を照らす 此れ則ち 国宝なり」

         

 山門の前には比叡山延暦寺を開いた天台宗の開祖・伝教大師最澄の

教えが示してありました。 この教えは延暦寺や天台宗の各お寺に

於いてよく目にする教えですが、その教えの続きとして

「己を忘れて 他を利するは 慈悲の極みなり」 と書かれた

教えにこころ動かされた参拝になりました

     

 

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